【2026年度版】スペインの治安は実際どう? 安全度・地域別リスク・留学者向け 10 選

スペインの治安をテーマにしたアイキャッチ。観光中の女性の背後からスリの手が伸びる様子

(最終更新日 2026/05/29)

「スペインに留学・旅行したいけれど、治安は本当に大丈夫だろうか…」

そう感じる方に向けて、SPANISIMO編集部が公的データと一次情報からスペインの治安の実態と滞在のための具体策を整理しました。

結論を一言でお伝えすると、
スペインの治安はヨーロッパの中で決して悪い方ではありません
ただし、日本ほど安全ではないのも事実です。

特にスリや置き引きなどの軽犯罪が多く、「日常生活のふとした瞬間」を狙われるパターンが中心。
最近は親切や偶然を装って近づくケースも増えているため、身の回りの貴重品には常に気を配ることが大切です。

本記事では、まず日本人が実際に遭った被害の傾向と手口から始め、都市別の特徴・留学生固有のリスク・防犯対策 10 選・万一の対応フローまでを段階的に整理しました。
GPI 順位や犯罪統計といった補強データは記事末尾の 「データで見る治安」 にまとめていますので、深く知りたい方はそちらもあわせてご参照ください。

本記事の情報について
本記事の治安情報は2026年5月時点のものです。
情勢は変化しますので、渡航前に必ず外務省 海外安全ホームページ(スペイン)および在スペイン日本国大使館の最新情報をご確認ください。

この記事でわかること
GPI 22位というスペインの治安ポジション(欧米中位)
2024年の日本人被害232件・99%盗難という具体的な数字
バルセロナ・マドリードを含む6都市の治安マップ
留学生に固有の追加リスク(住居契約・地区選び・各種登録)
旅行者・留学生共通の防犯対策10選
被害に遭った場合の対応フロー(Denuncia→大使館→保険請求)

目次

結論 — これだけ押さえれば、スペイン治安対策は十分

スペインの治安はヨーロッパ主要国の中位。
凶悪犯罪は少なく、軽犯罪(スリ・置き引き)が大半で、被害はバルセロナ・マドリードの観光地区に集中しています。
日常生活で「ふとした瞬間」を狙う手口に気をつければ、過度に心配せず留学・旅行できる水準です。

ここだけ読めば十分 — スペインで気を付けるべき5 つの行動

  • 貴重品は身体側に管理:バッグは前掛け/斜めがけ、スマホはテーブルに置かない、現金とカードは別の場所に分散
  • エリアを意識する:観光集中地区(バルセロナ:サグラダ・ファミリア/ランブラス周辺、マドリード:プエルタ・デル・ソル周辺)は要警戒、留学者が住む地区(バルセロナ:グラシア/サリア、マドリード:サラマンカ/チャンベリ)は比較的落ち着いている
  • 「親切」「偶然」の声かけには一歩離れて反応:服の汚れ指摘・道案内・チャリティ署名は典型的なスリ手口。知らない人から急に話しかけられたら、まず荷物を確認する習慣を
  • 夜間と単独行動は配車アプリを使う:人通りの少ない道や深夜の地下鉄単独利用は避け、移動は Cabify/Uber などの配車アプリを優先
  • 被害時は即対応:Denuncia →カード停止 →大使館 →保険:盗難・置き引きに遭ったら最寄り警察で Denuncia(盗難届)を取得、続けてカード会社の海外緊急窓口・在スペイン日本大使館・保険会社の順に連絡

ここまでで「最低限の備え」は揃います。
ここから先は、各テーマをデータと具体事例を交えて深掘りします。「より詳しく知りたい」「自分のケースに合わせて判断したい」方は、続きをご参照ください。

日本人が実際に遭った被害 — 2024年の主な手口

まずは、実際に日本人が遭った被害の傾向から見ていきましょう。

①2024年の被害件数232件、99%が盗難

在外公館に報告された日本人被害の件数と内訳は、毎年公開されています。
2024 年は合計 232 件、うち約 99%(229 件)が盗難被害で、内訳は以下の通りです。
外務省「海外安全 安全対策基礎データ(スペイン)」

都市件数全体比
バルセロナ133件約57%
マドリード32件約14%
その他都市・地方残り約29%

観光客が集中するこの 2 都市で全体の 7 割を占めます。
「スペインのどこに行っても危険」ではなく、被害が集中する地区・状況が明確だという点が重要です。
後述する都市別マップと防犯対策で、リスクを下げる具体的な行動に落とし込めます。

②主な手口は6分類 — 詐欺・スリ・置き引き・ひったくり・首絞め強盗・パンク窃盗

外務省は日本人が遭いやすい手口を6つに整理しています。
漠然と「危ない」と捉えるのではなく、具体的にどんな手口があるかを知っておく。それが回避の第一歩です。

手口典型的なシチュエーション
詐欺偽警察官・偽案内人・偽チャリティ署名などを装った金品要求
スリ地下鉄・観光地・人混みでバッグやポケットから抜き取る
置き引きカフェ・空港・ホテルロビーで椅子や床に置いた荷物を持ち去る
ひったくり路上やバイクからの強引な引き抜き
首絞め強盗人通りの少ない道で背後から忍び寄り、首を絞めて気絶させて金品を奪う
パンク窃盗停車中の車両のタイヤをパンクさせ、対応中の隙に車内を狙う

③知っておきたい新たな手口 — 「親切」「演出」を装う詐欺・スリ

同じスリ・詐欺でも、近年は手口が巧妙化しています。
「いかにも怪しい人」ではなく、親切や偶然を装って近づくパターンが中心です。

  • 目隠しスリ:地図やビラを目の前に広げ、視界を遮ったすきにバッグを抜き取る
  • 親切を装ったスリ:「服に何かついていますよ」と声をかけ、拭くふりをして所持品を取る
  • ケチャップスリ:服にケチャップやマスタードに見える液体を付け、拭き取る間に荷物を抜く
  • クレジットカードすり替え:空港で「日本行きフライトを逃した」と声をかけ、両替や支払いを装ってカードを差し替える
  • エスカレーター停止演出:上りエスカレーターを共犯者が停止させ、「手伝う」ふりをして荷物を抜く

これらの手口に共通するのは「親切」「偶然」「親近感」を入り口にしてくる点です。
知らない人から急に話しかけられたとき、身に覚えのない汚れを指摘されたとき。
まず一歩離れて荷物を確認する習慣をつけておきましょう。

万が一、盗難に遭った際はすぐに最寄りの交番にいきましょう。
盗難の報告の仕方については、以下の記事にまとめています。

「スペイン語で会社・学校にトラブル連絡|欠勤・欠席・遅刻・盗難報告のフレーズ集」のアイキャッチ画像 スペイン語で会社・学校にトラブル連絡|欠勤・欠席・遅刻・盗難報告のフレーズ集

都市別の治安マップ — バルセロナ・マドリード・その他5都市

同じスペインでも、都市・地区によって治安リスクは大きく異なります。
バルセロナとマドリードに被害が集中する一方、留学先として人気の中規模都市は比較的落ち着いた状況。
ここでは留学候補6都市を、観光地区と留学地区の違いも踏まえて整理します。

①バルセロナ — 被害件数最多、観光地区に集中

バルセロナは2024年に日本人被害の約57%が集中した都市で、カタルーニャ広場・ランブラス通り・サグラダ・ファミリア周辺・ゴシック地区などの観光集中エリアでスリ被害が多く報告されています。
地下鉄L3号線(観光客が多く乗る路線)や観光バス停留所も要注意ゾーンです。

一方、留学生がよく住む大学周辺(グラシア地区・サリア地区など)は、日常生活レベルでは比較的落ち着いた雰囲気。「バルセロナ全体が危険」ではなく、「観光地区での警戒が必要」が実態に近い表現です。

②マドリード — 次点、ターゲットエリアが明確

マドリードは2024年の日本人被害の約14%を占め、バルセロナに次ぐ第2位の都市です。
マヨール広場・プエルタ・デル・ソル・グラン・ビア・プラド美術館周辺などに被害が集中。
地下鉄1号線・5号線、空港から市内へのバス路線でもスリ事案が報告されています。
留学生が住む地区としてはサラマンカ地区・チャンベリ地区などが人気で、これらの住宅地区は比較的安全です。
夜間の人通りが少ない裏路地・公園は避ける、深夜の地下鉄単独利用は控える、といった基本動作が重要になります。

③留学候補4都市 — バレンシア・セビリア・グラナダ・サラマンカ

留学先として人気の中規模都市は、バルセロナ・マドリードに比べて被害件数が大幅に少ない傾向。
観光と留学の両方の視点で整理します。

都市治安の傾向主な注意点留学のしやすさ
バレンシア大都市の中では落ち着いている中央駅・旧市街の人混みでのスリ大学・語学学校が多く生活費も中位
セビリア観光客の多いアンダルシア州都カテドラル周辺・夜のバルでの置き引き南部留学の定番、温暖
グラナダ学生街として治安は比較的良好アルバイシン地区の夜間の人通り大学都市、生活費が安め
サラマンカ学生街、犯罪件数は少ない観光地区でのスリは依然存在留学向きの代表的都市

④観光地区と留学地区の差を意識する

スペインで治安を考えるときは「都市単位」で安全・危険を判断するのではなく、「地区単位」「時間帯単位」で見るのが現実的です。同じ都市でも、観光地区の昼間と住宅地区の夜では、リスクの性質が大きく異なります。

  • 観光地区:昼間のスリ・置き引き・声かけ詐欺が中心
  • 住宅・大学地区:夜間の人通り・酔客対応が中心
  • 交通機関:観光客が乗る路線(地下鉄主要路線・空港バス)でスリ多発

留学生が知るべき追加リスク — 長期滞在特有のトラブル

数日〜数週間の旅行と、半年〜数年の留学では、直面するリスクの性質が変わります。
留学・長期滞在では「住居契約」「地区選び」「行政手続き」など、旅行者には縁のないトラブルが発生し得ます。
このセクションは留学を検討している方に向けた、追加リスクの整理です。

①住居契約に関するトラブル — 偽物件・前払い持ち逃げ

留学生からの被害報告として、SNSや個人ブログ上では「内見前に前払い金を要求された」「契約後に物件が存在しないと判明した」といった住居契約に関する事例が紹介されています。一次情報としての公的統計はないため断定はできませんが、注意喚起の対象として知っておく価値があります。

注意すべきパターン
・内見を断り、写真だけで契約を急がせる
・前払いを大金で要求し、現地到着前の振込を求める
・大学・語学学校を経由しない個人間取引で進めようとする
住居は留学エージェント・大学・語学学校の紹介経由か、現地で内見してから契約する手順が安全です。

②留学地区と観光地区の違い — 住む場所選びのコツ

住居選びでは「家賃の安さ」だけでなく、被害件数が少ない地区かどうかも判断材料に入れたい要素です。
観光地区は家賃が高い割にスリ・置き引きが多く、留学生の日常生活には向かない場合があります。

  • 大学から徒歩〜地下鉄1本以内
  • 夜間でも一定の人通りがある住宅街
  • スーパー・薬局・公共交通へのアクセスが良い
  • 留学生・現地学生が多く住む地区(情報交換しやすい)

③在留届・たびレジ — 出発前に済ませる行政手続き

3ヶ月以上の滞在予定がある方は「在留届」の提出が法律で義務付けられています。
3ヶ月未満の短期滞在の方も、「たびレジ」に登録すれば、現地の安全情報を日本語でメール受信できます。

制度対象登録タイミングメリット
在留届3ヶ月以上滞在予定日本出発の3ヶ月前から提出可大使館からの緊急連絡対象に
たびレジ3ヶ月未満の短期渡航出発前に登録現地の安全情報を日本語メールで受信

④留学生コミュニティで安全情報を共有する

「どこで何があったか」というリアルタイム情報は、現地の留学生・日本人コミュニティから入ってくることが多いです。大学の日本人留学生会・語学学校の同期グループ・SNSの留学生コミュニティに早めに繋がっておくと、被害情報・物件情報・病院情報が回ってきやすくなります。

旅行者・留学生共通の防犯対策10選

スペインでの被害の大半は、ちょっとした準備と習慣で防げる「軽犯罪」に分類されます。
旅行者・留学生のどちらにも当てはまる、明日から実践できる10の防犯ポイント。
全部やる必要はなく、自分の旅程・生活に合うものから優先するという発想で十分です。

①バッグ・スマホ・現金の管理

  • ①バッグは前掛け・斜めがけ:背中側のリュック・後ろポケットの財布は最も狙われる。前掛け+ファスナーを手で押さえる習慣を
  • ②スマホは机に置かない:カフェ・レストランでテーブル上のスマホはひったくり・置き引きの定番。必ずポケットかバッグへ
  • ③現金は分散管理:1ヶ所にまとめず、財布・内ポケット・宿の金庫の3ヶ所に分けて保管
  • ④クレジットカードは2枚体制:メインと予備を別の場所に保管し、片方を盗まれてもキャッシュレス決済を続けられるように

②公共交通・タクシー・夜間行動

  • ⑤地下鉄ではドア付近に注意:扉が閉まる直前のスリ・ひったくりが多発。観光客と分かるとターゲットになりやすいため、目立つ振る舞いは控える
  • ⑥配車アプリ・公式タクシー優先:流しのタクシーよりも、CabifyやUberなどの配車アプリ、または公式タクシー乗り場の利用が安全
  • ⑦夜間の人通りが少ない道は避ける:首絞め強盗は人通りの少ない道で背後から接近してくる。深夜の単独歩行は最小限に

③ホテル・宿選びと声かけ対応

  • ⑧宿のロビーで荷物から目を離さない:チェックイン中・両替中の置き引きが定番。スーツケースは足元で挟むか、視界の中に置く
  • ⑨知らない人の「親切」「指摘」には一歩離れて反応する:服の汚れ・道案内・チャリティ署名などを装うパターンは要警戒
  • ⑩偽警察・偽案内人は身分証提示を求める:本物の警察官は街中で観光客にパスポートチェックを求めることは基本的にない。疑わしい場合は近くの店・ホテルに入って助けを求める

10項目を全て守ろうとすると消耗します。
「観光地区を歩く日はバッグの持ち方とスマホ管理」「夜間外出する日は配車アプリ」のように、シーン別に2〜3項目を意識するだけで、被害確率は大きく下がります。

声をかけられた時の対応・困った時の助けの求め方など、現地ですぐ使えるスペイン語フレーズは以下の記事で網羅しています。

スペイン語圏でのトラブル時に使えるスペイン語トラブル対応フレーズを、命・健康/犯罪・金銭/交通・サービス別に整理したイメージ画像 スペイン語トラブル対応フレーズ大全|命・お金・サービス別にすぐ使える

万が一の対応フロー — 被害に遭ったらやること順番

対策をしていても、軽犯罪に巻き込まれる可能性はゼロにはなりません。
大切なのは、被害後の「順番」を事前に頭に入れておくこと。盗難届(Denuncia)の提出→大使館への連絡→カード停止→保険請求、という流れを把握しておけば、現地で慌てずに動けます。被害時はまず警察(電話 112 または 091)へ通報、外国人旅行者向けの被害届電話番号(902-102-112)も利用できます。(外務省「安全対策基礎データ(スペイン)」

盗難届(Denuncia)を警察に提出する

スペインで盗難・置き引きに遭った場合、最初にやるべきは現地警察への「Denuncia(盗難届)」の提出です。緊急時は112(汎用緊急)または091(警察)に通報。外国人旅行者向けの専用窓口として902-102-112があり、英語での対応も期待できますが、確実な対応には基本的なスペイン語の備えがあると安心です。

大使館への連絡とパスポート紛失時の対応

パスポートを盗まれた・紛失した場合は、警察でDenunciaを取得した後、在スペイン日本大使館または領事館に連絡します。緊急の渡航が必要な場合は「帰国のための渡航書」、引き続き滞在する場合は「新規パスポート」の発行手続きを行います。

クレジットカード停止と現金調達

クレジットカードを盗まれた場合は、各カード会社の海外緊急連絡窓口に電話し、利用停止と再発行を依頼します。出発前に「カード会社・海外緊急連絡先」をスマホとは別の場所(紙のメモ・家族との共有メモ)に控えておくと、スマホ自体を盗まれても対応できます。

保険会社への請求 — Denunciaの添付が必須

海外旅行保険・留学保険を使う場合、現地警察への被害届(Denuncia)が必須です。損保ジャパン「海外旅行保険 事故対応」でも、保険金請求には「現地警察への届出と事故証明書の取得」が条件として明記されています。

⑤被害後にやることチェックリスト

順番やること連絡先・備考
1身の安全確保・周囲への助け要請緊急時112(汎用)/091(警察)
2警察でDenuncia(盗難届)取得外国人向け窓口902-102-112、英語対応の可能性あり
3クレジットカード停止各カード会社の海外緊急連絡先
4大使館・領事館への連絡在スペイン日本大使館(マドリード)/領事事務所(バルセロナ)
5保険会社へ連絡・請求準備Denunciaのコピーを添付

外国人向け窓口は英語対応の可能性がありますが、状況説明・住所の特定・補足情報のやり取りは現地語のほうがスムーズです。
「いつ・どこで・何を盗まれたか」を伝える簡単なスペイン語を渡航前に準備しておくと、現地での対応負担が大きく下がります。

警察での具体的なやり取り(Denunciaの取り方・スペイン語フレーズ・通訳サービスの有無)は、以下の専用ガイドにまとめています。

「スペイン語圏旅行者・滞在者必見!警察とのコミュニケーション完全ガイド」のアイキャッチ画像 スペイン語圏旅行者・滞在者必見!警察とのコミュニケーション完全ガイド

スペイン留学を安全に始めるための準備チェックリスト

ここまでのまとめとして、渡航前にやっておきたい準備をチェックリスト形式で整理します。
全部完璧に揃える必要はなく、自分の旅程・予算・目的に合わせて優先順位をつけて取り組むかたちで十分です。

①出発前の準備リスト

  • 海外旅行保険・留学保険への加入(Denuncia必要を前提に補償内容を確認)
  • たびレジ登録(短期)または在留届提出(3ヶ月以上)
  • パスポートのコピー・予備の証明写真を別の場所に保管
  • クレジットカード会社の海外緊急連絡先を紙でメモ
  • 在スペイン日本大使館・領事館の連絡先を控える
  • 滞在予定都市の被害多発地区・地下鉄注意路線を事前確認

②現地語の備え — スペイン語が話せると交渉力が変わる

外国人向け窓口で英語が通じる場面はありますが、状況説明・住所の特定・追加質問への回答などは、スペイン語で対応できるほうが圧倒的にスムーズです。
「困っています」「警察を呼んでください」「これを盗まれました」といった基本フレーズが口から出るかどうかで、現地でのストレスは大きく変わります。

現地で実際に使えるトラブル対応のスペイン語フレーズは、以下の記事に場面別でまとめています。

「スペイン語ホテルトラブル対応フレーズ集|体調不良・盗難・設備不良をフロントに伝える」のアイキャッチ画像 スペイン語ホテルトラブル対応フレーズ集|体調不良・盗難・設備不良をフロントに伝える

③オンラインレッスンで「使えるスペイン語」を準備する

テキストや単語帳で語彙を増やすだけでなく、実際にネイティブ講師と会話することで「言える/言えない」が明確になります。渡航までの数ヶ月、週1〜2回のオンラインレッスンを続けるだけでも、自己紹介・道を尋ねる・トラブルを伝えるといった現地で必要な場面に対応できる土台が整います。

スパニッシモのオンラインレッスンでは、グアテマラのネイティブ講師がマンツーマンで、現地のリアルなスペイン語表現を伝えます。
盗難に遭ったときの被害届(Denuncia)や、シェアハウスの契約交渉、警察への状況説明などのフレーズも、レッスン内で実際の場面を想定したロールプレイで練習可能です。
「言いたいけれど言葉が出ない」を渡航前に減らしておくことが、現地でのトラブル対応力に直結します。

学習の始め方をレベル別に確認したい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

スペイン語、中級、ベベ教放 スペイン語初心者がゼロから始める完全ガイド【2026年版】  スペイン語中級勉強法のアイキャッチ画像 スペイン語中級の勉強法|4技能別アプローチ【2026年版】

データで見る治安 — 詳しく知りたい人へ

ここまでお伝えしてきた結論や対策の根拠を、公的データで補強します。
「実際の数字でどう位置づけられるか」をもう一段深く確認したい方向けに、出典付きで整理しました。

①世界平和度指数(GPI)22 位 — 欧米主要国の中位

世界平和度指数(Global Peace Index、GPI)2025 でスペインは 163 ヶ国中 22 位、スコア 1.578。日本(12 位)より下位ですが、フランス(50 位台)やイタリア(30 位台)よりは上位で、欧米主要国の中では中位の位置取りです。(Global Peace Index 2025

GPI 2025順位位置づけ
ポルトガル7位欧州内でも上位
日本12位世界的に見ても上位グループ
スペイン22位欧米主要国の中では中位
イタリア30位台前半スペインと同水準
フランス50位台後半スペインより下位

②殺人発生率は人口 10 万人あたり 0.68 件 — EU 平均以下

スペインの殺人発生率は人口 10 万人あたり 0.68 件で、EU 平均を下回る水準です。凶悪犯罪は少なく、本記事冒頭で触れた「軽犯罪が中心」という構造が、数字でも裏付けられます。(Statista 2023 年データ

③2024 年スペイン犯罪統計は減少傾向

スペイン政府の 2024 年全国犯罪統計では、一般犯罪は前年比 -0.3%、置き引き・スリは前年比 -2.5% と減少傾向。軽犯罪は依然として絶対数が大きいものの、対策と備えで十分にリスクを下げられる水準にあります。

まとめ:スペインの治安は「危険視は誇張」、ただし軽犯罪への備えは必須

スペインの治安は世界平和度指数2025で163ヶ国中22位、欧米主要国の中では中位の位置にあります。
凶悪犯罪は少なく、日本人被害の99%は盗難で、バルセロナ・マドリードの観光地区に集中しているという構造。
「絶対に安全な国」ではない一方で、「留学・旅行を諦めるほど危険な国」でもありません。

本記事ではGPI 22位という客観的なポジション、2024年の被害232件・99%盗難という具体数字、6都市の治安マップ、留学生固有のリスク、防犯対策10選、被害後の対応フローを、外務省・在スペイン日本大使館・GPIなど一次情報源をもとに整理しました。渡航準備のなかで、優先順位の高いものから取り入れていただければ十分です。

治安対策の最後のピースは、現地語の準備です。基本的なスペイン語が話せると、トラブル時の交渉力・周囲への助けの求めやすさが大きく変わります。
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本記事の情報について(再掲)
本記事の治安情報は2026年5月時点のものです。
情勢は変化しますので、渡航前に必ず外務省 海外安全ホームページ(スペイン)および在スペイン日本国大使館の最新情報をご確認ください。

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ご注意
本記事の治安情報は外務省・在スペイン日本国大使館・GPIなどの公開情報に基づく一般的な情報提供であり、安全を保証するものではありません。
治安状況は日々変化します。渡航前に必ず外務省海外安全情報および在スペイン日本国大使館で最新情報をご確認ください。

参考文献

参照日:2026-05-26

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