(最終更新日 2023/02/13)
ラテンアメリカでは小切手を切るという作業があります。個人の支払いでも小切手を利用する人が多いです。
日本でもありますが、ほとんどしたことがなかったりですよね。
たかが、小切手の記入と思われがちですが、正しく書けないと無効にされてしまうこともあります。
そこで今回はスペイン語での「小切手の書き方」をご紹介します
ここでスペイン語での「小切手の書き方」を学んで、スムーズに書けるようになりましょう!
目次
小切手の書き方で使えるスペイン語フレーズ
本日覚えてもらいたいフレーズはこちら!
1.Fecha(日付)と日付の書き方
2.Páguese a la orden de~(~への支払い)
3.La suma de(合計で~)
その他、上記に関連したフレーズなどを紹介します。
日本人は間違いやすい!?「Fecha」をラテンアメリカ式で正しく表記しよう!
日付(年月日)はスペイン語で
Fecha(日付)
と、いいます。
ただ今回は「単語である「Fecha」を覚えてください。」という意味ではなく、日付の書き方を覚えてもらいたいです。
日付の記入方法ですが、「06/04/18」と書いてあれば、あなたはどう解釈しますか?
少し考えてみてください。
まず、日本式ですと、2006年4月18日 ですよね。
これが、米国式ですと、2018年6月4日となります。
そして、多くのラテンアメリカで使用されている方式だと、2018年4月6日となります。
場所によって、日付の解釈が異なります。
特に、ラテンアメリカ式では、DD/MM/YY (日/月/年)の順番になることが多いです。
例えば、2021年4月1日を記入したい場合はこのように記入します。
1 de abril de 2021
実際に、日付を記入する場合には、順番に注意するようにして下さい。
「Páguese a la orden de~」で支払い先の名前を書こう!
小切手の記入では、支払先情報が非常に重要です。名前を間違えてしまったら、他の人への支払いになります。
小切手によって、フォーマットが異なることがありますが、
たいていの場合には、支払い先の欄はこのように書いてあります。
Páguese a la orden de(〜への支払い)
別の小切手では、このようになっていることもあります。意味は同じです。
Pago a la orden de(〜への支払い)
Páguese a(〜への支払い)
これらの後に、支払先が個人の場合には、敬称を省略してフルネームで記入します。
たとえば、Adolfo Vargas Cruz García に払いたい場合には、
Páguese a la orden de Adolfo Vargas Cruz García
ABC automóviles という会社に支払いたい場合には、
Páguese a la orden de ABC automóviles
と記入します。
ここで、注意するする点があります。
通常使用されている会社名と小切手用の会社名(銀行口座での名称)が異なる場合があります。
したがって、記入する前に、相手先に小切手用の名称を確認しておきましょう!
スペイン語数字表記が必須!「La suma de」の後に、ローマ字で金額表示!
小切手ですから、当然ながら金額を記入する欄があります。
たとえば、「US.$ 」という欄があったら、通常のアラビア数字で金額を記入します。
たとえば、金額が 1,234.56 米ドル また、500.00 米ドル である場合には、
US.$ 1,234.56
US.$ 500.00
と書きます。(一ドル未満のセントは、小文字で書くこともあります。)
しかし、アラビア数字の表記だけだと、誰かが数字を一つ加えただけでも値が変わってしまいます。
それを避けるために、スペイン語のローマ字表記でも金額を記入します。
それは、
La suma de(合計で~。)
の後に記入します。
たとえば、金額が 1,234.56 米ドル また、500.00 米ドル である場合には、
La suma de Un mil doscientos treinta y cuatro con 56/100 US. dólares
La suma de Quinientos exactos US. dólares
などと記入します。(赤字を記入します。)
1ドル未満のcentavo (英語で、cent)は、con をつけて、分数で表示します。
La suma de Dos mil quetzales con 50/100 (合計、2,000 ケツァールと50センターボ)
centavoがない場合には、exactosをつけ足して、ちょうどの値であることを示します。
また、con 00/100 と表記することも可能です。
La suma de Dos mil quetzales exactos (合計、ちょうど2,000 ケツァール)
La suma de Dos mil quetzales con 00/100 (合計、ちょうど2,000 ケツァール)
数字のスペイン語表記を問題なくできる方は、全然苦にならないと思います。
もし初心者の場合には、表記ミスのないように注意しましょう。
小切手の書き方フレーズを使った記入例をみてみよう!
今回の小切手の書き方のフレーズを使った記入例を見てみましょう!
まず、上記のBanco ABCの米ドル小切手のフォーマット例を参照ください。
このフォーマットでは、5ヶ所に記入することになっています。
この小切手の記入例2つを紹介いたします。サインは身分証明書と同じです。
小切手の書き方のフレーズを使った記入例
1) PAGUESE A LA ORDEN DE: Ken Tanaka
2) US.$: 1,234.56
3) LA SUMA DE: Un mil doscientos treinta y cuatro con 56/100 US. DÓLARES
4) CIUDAD Y FECHA: México, 06/04/18
5) FIRMA: あどるふ
記入例の日本語訳
1) 支払先:田中 ケン
2) 米ドル:1,234.56
3) 合計額:千二百三十四米ドル56セント
4) 都市と日付:メキシコ市、2018年4月6日
5) サイン:あどるふ
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こちらのケースで、この小切手のフォーマット内に実際に記入してみたら、下記のようになります。
この例は、記入した個所が、わかりやすく見えるために赤を使っていますが、実際の記入では、黒ペン(青ペンも受け付けてくれる時が多いですが。)で、明確に記入してください。(赤ペンは使用しないで下さい。)
今回学んだ小切手を書く際に役出すスペイン語フレーズの振り返り
今回ご紹介したフレーズはこちらです。
1.Fecha(日付)と日付の書き方
2.Páguese a la orden de~(~への支払い)
3.La suma de(合計で~)
その他にこちらのフレーズも学びました。
1 de abril de 2021
Pago a la orden de(〜への支払い)
Páguese a(〜への支払い)
Páguese a la orden de Adolfo Vargas Cruz García
Páguese a la orden de ABC automóviles
La suma de Un mil doscientos treinta y cuatro con 56/100 US. dólares
La suma de Quinientos exactos US. dólares
La suma de Dos mil quetzales con 50/100 (合計、2,000 ケツァールと50センターボ)
La suma de Dos mil quetzales exactos (合計、ちょうど2,000 ケツァール)
La suma de Dos mil quetzales con 00/100 (合計、ちょうど2,000 ケツァール)
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今回はスペイン語での小切手の書き方を紹介しました。
日付は日本式、米国式、ラテンアメリカ式で、記入する順番が異なりますので注意してください。
また、スペイン語の文字で、数値を表現するところは間違えやすいので、日頃からかけるよう練習をしておきましょう。
ぜひ、スムーズに小切手を書けるようになってください。
また実際にスペイン語会話で使えるようになるには、実践的な練習が必要です!
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