スペイン語での小切手(チェック)の記入方法をわかりやすく解説

スペイン語での小切手(チェック)の記入方法をわかりやすく解説

(最終更新日 2023/06/21)

ラテンアメリカでは小切手を切るという作業があります。個人の支払いでも小切手を利用する人が多いです。日本でも小切手はありますが、頻繁に使用することが多いわけではありません。

小切手を記入する際、正しく書けないと無効にされてしまうこともあります。

そこで今回はスペイン語での小切手の書き方」を紹介します

この記事でわかること
・スペイン語での小切手の書き方

本記事を参考に、スペイン語で小切手を記入できるようになりましょう。

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スペイン語での小切手の記入方法

小切手は記入する箇所が明確です。ここでは、小切手で書く内容を以下の画像の順番に紹介します。

スペイン語での小切手のイメージ

①支払い先の名前を記入する「Páguese a la orden de~」

小切手の記入では、支払先情報が非常に重要です。名前を間違えてしまったら、他の人への支払いになります。

小切手によって、フォーマットが異なることがありますが、たいていの場合には、支払い先の欄はこのように書いてあります。

Páguese a la orden de
(〜への支払い)

別の小切手では、このようになっていることもあります。意味は同じです。

Pago a la orden de
(〜への支払い)

Páguese a
(〜への支払い)

支払先が個人の場合、敬称を省略してフルネームで記入します。

例えば、Adolfo Vargas Cruz García さんへ小切手を使って支払う場合、このように記載します。

Páguese a la orden de : Adolfo Vargas Cruz García

企業への支払いを行う場合、企業名を記入します。

例えば、ABC automóviles という会社に支払いたい場合は、このように記載します。

Páguese a la orden de : ABC automóviles

なお、企業への支払いの場合、会社名と小切手用の会社名(銀行口座での名称)が異なる場合があるため、注意が必要です。

記入する前に、小切手用の名称を確認しておきましょう!

②支払い金額の記入方法

次に金額の記入例です。サンプル画像の(2)の箇所ですね。

US.$ 」という欄があったら、通常のアラビア数字で金額を記入します。
(こちらは現地の通貨で記載されていることもあります。)

たとえば、金額が1,234.56 米ドルある場合

US.$:1,234.56

金額が500.00 米ドルある場合

US.$:500.00

(一ドル未満のセントは、小文字で書くこともあります。)

しかし、アラビア数字の表記だけですと、誰かが数字を一つ加えただけでも値が変わってしまいます。

そのため、次に(3)である「La suma de」の箇所にローマ字で金額を記入します。

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③スペイン語数字表記が必須!ローマ字で金額を記入する「La suma de」

アラビア数字を記入したら、スペイン語のローマ字表記でも金額を記入します。

ローマ字は以下の表記の箇所に記載します。

La suma de
(合計で~。)

たとえば、金額が1,234.56 米ドルある場合

La suma de:Un mil doscientos treinta y cuatro con 56/100 US. dólares

上記のように、1ドル未満のcentavo (英語で、cent)がある場合、con をつけて、分数で表示します。

金額が500.00 米ドルある場合

La suma de:Quinientos US. dólares exactos

centavoがない場合には、exactosをつけ足して、ちょうどの値であることを示します。

また、con 00/100 と表記することも可能です。

La suma de:Quinientos US. dólares con 00/100

数字のスペイン語表記を問題なくできる方は、全然苦にならないと思います。

もし初心者の場合には、表記ミスのないように注意しましょう。

なお、スペイン語の数字表現については、以下の記事で紹介しています。

[nlink url=”https://blog.spani-simo.com/archives/10433″]

④日付の記入方法:「Fecha」をラテンアメリカ式で正しく記入するには

サンプル画像の④にはFecha(日付)をスペイン語で記入します。そのため、日付の記入方法を知る必要がありますね。

日付を記入する場合、まずは日本とラテンアメリカでの記入方法の違いを知る必要があります。

たとえば、「06/04/18」と書いてある場合、どのように解釈しますか?

日本式ですと、2006年4月18日 です。

そして、多くのラテンアメリカで使用されている方式ですと、2018年4月6日となります。

ラテンアメリカでは、DD/MM/YY (日/月/年)の順番に日付を記入することが多いです。

例えば、2021年4月1日を記入したい場合はこのように記入します。

1 de abril de 2021

日付を記入する場合には、順番に注意しましょう。

なお、各月の呼び方については、以下のページで紹介しています。

[nlink url=”https://blog.spani-simo.com/archives/9565″]

⑤署名を記入する箇所「Firma」

Firmaは「署名」という意味です。そのため、Firmaと記入されていたら、署名を記入します。

日本では自身の名前をフルネームで書くことが多いですよね。

小切手の署名の場合、多くは身分証明書に記入されている署名と小切手の署名が同じかを確認します。

例えば、身分証明書がパスポートの場合、パスポートに記入された署名通りに記入をします。

違う署名を記入すると、受け付けてもらえなくなってしまうので、必ず確認をしましょう。

スペイン語での小切手の記入例

さて、ここまで紹介した内容を参考に、スペイン語での小切手の記入例を見てみましょう!

記入する小切手はこちらです。

スペイン語での小切手のイメージ

①〜⑤までの紹介した内容を記入していきます。

記入する内容は以下です。

1) PAGUESE A LA ORDEN DE: Ken Tanaka
2) US.$: 1,234.56
3) LA SUMA DE:  Un mil doscientos treinta y cuatro con 56/100 US. DÓLARES
4) CIUDAD Y FECHA: México, 06/04/18
5) FIRMA: あどるふ

こちらを小切手のフォーマット内に記入すると、以下のようになります。

スペイン語での小切手を記入したイメージ

(記入箇所をわかりやすく赤色にしていますが、実際の記入では、黒色または青色ペンで記入してください。赤ペンは使用できません。)

こちらをぜひ、参考にしてみてください。

まとめ:スペイン語での小切手の記入方法

今回はスペイン語での小切手の記入方法を項目ごとに紹介しました。

各項目で間違えてしまうと受け付けてもらうことができなかったり、書き直しになります。

数字の記入などは間違えやすいため、日頃から書けるように練習しておくことがおすすめです。

ぜひ、スムーズに小切手を書けるようになってください。

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About Kai Yoshizawa

スパニッシモブログ編集担当 スペイン語ほぼゼロ状態でグアテマラでスペイン語学習。その後スパニッシモで、文法解説動画「Spanish in 3 steps」やビジネススペイン語コーチングコース、メキシコキャリア養成講座などのコース開発他、講師マネジメントや学習者のサポートに従事。 自身のスペイン語学習経験や多くのスペイン語学習者をサポートしてきた経験を踏まえて、すぐに実践できるスペイン語情報をお届けします。

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