(最終更新日 2026/06/23)
スペイン語で「美味しい」は Rico(リコ)が最も使いやすい一言です。
会話では Está rico.(エスタ・リコ)のように estar 動詞と合わせるのが定番で、レストランでも家庭でもこれだけで気持ちが伝わります。
ただ、sabroso や delicioso との使い分けや、食前・食後での言い方の変化を知らないと、毎回同じ相づちになりがちです。
¡Qué rico! のような感嘆文の使い方から、食前の「美味しそう」・食後の「美味しかった」のスペイン語表現まで解説します。
「辛い」「甘い」「酸っぱい」などの味を表す単語一覧と、相手に失礼なく「好みではない」と伝えるフレーズも紹介します。
先に結論:スペイン語で「美味しい」の言い方
この記事の結論
基本の「美味しい」は? Rico(リコ)が最もよく使われます。会話では Está rico.(エスタ・リコ)のように estar 動詞と合わせて使います。
食前の「美味しそう」は? Se ve rico.(セ・ベ・リコ)が定番。「〜のように見える」という se ve のあとに rico や delicioso を続けます。
食後の「美味しかった」は? Estuvo rico.(エストゥーボ・リコ)。estar 動詞の点過去形 estuvo を使います。
感嘆・最上級は? ¡Qué rico!(ケ・リコ)のような感嘆文か、Riquísimo(リキシモ)のような絶対最上級が使えます。
スペイン語で「美味しい」を伝えるフレーズ
「美味しい」を表すスペイン語には Rico・Sabroso・Delicioso など5種類の形容詞があり、場面に応じて Estar 動詞と組み合わせて使います。
①「美味しい」を伝えるスペイン語単語
スペイン語で「美味しい」を表現する単語は以下の5つです。
| スペイン語単語 | 読み方 | 意味 | 英語 |
| Bueno | ブエノ | 良い/美味しい | Good |
| Sabroso | サブロソ | 美味しい | Tasty |
| Rico | リコ | 美味しい/豊かな | Rich |
| Delicioso | デリシオソ | 美味しい | Delicious |
| Exquisito | エクスキシト | 美味しい | Exquisite |
単語単体でも通じますが、Estar 動詞との組み合わせパターンを覚えると表現の幅が広がります。
②美味しいを表現するフレーズ【Estar ~】
「美味しい」という場合、Estar動詞と合わせて使うのが定番です。
Está rico.(エスタ リコ)
(美味しいです。)
Está sabroso.(エスタ サブロソ)
(美味しいです。)
Estar動詞は「〜である」と状態を表すことができます。
そのため、「美味しい状態」つまり「美味しいです」と表現できます。
さらに副詞「Muy(とても)」を合わせて使用することで、より強い表現にできます。
Está muy rico.(エスタ ムイ リコ)
(とても美味しいです。)
Muy(とても)をつけることで、気持ちの強さが伝わります。

③「なんて美味しい!」と表現する感嘆文【Que ~】
「Qué + 形容詞」の構文で、「なんて〜だ」と強調した感嘆文になります。
とても美味しい料理を表現するのにぴったりです。
¡Qué rico!(ケ リコ)
(なんて美味しいんだ!)
¡Qué delicioso!(ケ デリシオソ)
(なんて美味しいんだ!)
同じ「Qué + 形容詞」の構文は食べ物以外にも使えます。¡Qué bonito!(なんて美しい)のように、様々な感動を表現できます。

④最上級に美味しいときに使えるフレーズ
絶対最上級の単語を使用して、美味しさを表現することもできます。
| スペイン語 | 読み方 | 意味 |
| Buenísimo | ブエニシモ | 素晴らしく良い |
| Riquísimo | リキシモ | 非常に美味な |
Riquísimo は絶対最上級で、「-ísimo/-ísima」の語尾変化によって強調します。
スペイン語で「美味しそう」「美味しかった」を伝えるフレーズ
「美味しそう」は Se ve rico.(食べる前)、「美味しかった」は Estuvo rico.(食べた後)と、Estar 動詞の時制を変えて使い分けます。
①食前に「美味しそう」と伝えるフレーズ
「美味しそう」という表現はいくつかあります。例えば、料理などを見て、「美味しそう」という場合、「Se ve〜」と表現します。
「Se ve〜」は「〜ように見える」という意味です。「美味しそうに見える」つまりは「美味しそう」という表現になります。
Se ve rico.(セ ベ リコ)
(美味しそうです。)
Se ve delicioso.(セ ベ デリシオソ)
(美味しそうです。)
また「Apetecible(食欲をそそる、魅力的な)」や「Apetitoso(食欲をそそる、うまそうな)」といった単語を使って表現をすることもできます。
Se ve apetecible.(セ ベ アペテシブレ)
(食欲をそそるね。(美味しそうだ。))
Este pastel parece muy apetitoso.(エステ パステル パレセ ムイ アペティトソ)
(このケーキはとても美味しそうだ。)
美味しそうな匂いをかいだときは、「良い匂いがするね」と伝えることもあります。
Huele rico.(ウエレ リコ)
(いい香りがする。)

②食後に「美味しかった」ことを伝えるフレーズ
「美味しかった」を伝える場合、上記で紹介したEstar動詞を点過去形に活用して表現します。
Estuvo rico.(エストゥーボ リコ)
(美味しかったです。)
Estuvo bueno.(エストゥーボ ブエノ)
(美味しかったです。)
③お腹いっぱいを伝えるフレーズ
美味しい料理を食べて満腹になったとき、「お腹いっぱい」「もう食べれない」なんて言ったりもしますよね。
Ya estoy lleno.(ジャ エストイ ジェーノ)
(もうお腹いっぱいです。)
Estoy satisfecho.(エストイ サティスフェチョ)
(満足した。)
Ya no puedo comer.(ジャ ノ プエド コメール)
(もう食べられない。)

「美味しい」以外に味を表す表現
「辛い」「甘い」「酸っぱい」といった味も、Rico と同じく Estar 動詞と組み合わせて表現するのが基本です。たとえば Está picante.(辛いです)や Está dulce.(甘いです)のように、実際に食べてみた感想として味の形容詞をそのまま当てはめれば伝わります。
①料理の味を表現する単語一覧
辛さ・甘さ・酸味など、14種類の味の形容詞を一覧にまとめました。
| スペイン語 | 読み方 | 意味 |
| picante | ピカンテ | 辛い |
| ácido | アシド | 酸っぱい/酸味がある |
| dulce | デュルセ | 甘い |
| amargo | アマルゴ | 苦い |
| salado | サラド | しょっぱい |
| jugoso | フゴソ | ジューシー |
| suave | スアベ | 口当たりが良い |
| pesado | ペサド | こってり/重い |
| ligero | リヘロ | さっぱり・軽い |
| soso | ソソ | 味けない・味が薄い |
| fuerte | フエルテ | 濃い |
| fresco | フレスコ | 新鮮な |
| rancio | ランシオ | 古くなった・酸敗した |
| agridulce | アグリデュルセ | 甘酸っぱい |
②料理の味を表現するフレーズ
これらの単語を味の表現に使う場合、Estar 動詞と組み合わせます。
Está ácido.(エスタ アシド)
(酸っぱいです。)
Está muy dulce.(エスタ ムイ デュルセ)
(とても甘いです。)

③美味しくないときに使う表現
必ずしも全ての料理が美味しいとは限りません。自分の好みに合わない料理などもあると思います。
味が普通の場合
El sabor es normal.(エル サボール エス ノルマル)
(味は普通です。)
直接的に「美味しくない」と表現する場合
Sabe mal.(サベ マル)
(まずいです(味が良くありません)。)
しかしながら、直接「まずい」と言ってしまうと相手に失礼な表現にもなりますので、注意が必要です。
失礼のないように表現する場合は、以下のようにいうこともできます。
No es de mi agrado. (ノ エス デ ミ アグラド)
(私の好みではありません。)
No es exactamente lo que esperaba. (ノ エス エクサクタメンテ ロ ケ エスペラバ)
(期待していたのとは違います。)
Tiene un sabor peculiar. (ティエネ ウン サボール ペクリアル)
(独特な味(クセのある味)がします。)
No es tan sabroso como pensé. (ノ エス タン サブロソ コモ ペンセ)
(思ったほど美味しくありません。)
Le falta algo de sabor. (レ ファルタ アルゴ デ サボール)
(何か風味が足りません。)
直接「まずい」と言うより、これらの表現を使うと相手との関係を守りながら正直に感想を伝えられます。
まとめ:スペイン語で「美味しい」の言い方
基本の「美味しい」は Rico を使い、Está rico.(美味しいです)のように estar 動詞と合わせるのが定番です。
食前は Se ve rico.(美味しそう)、食後は Estuvo rico.(美味しかった)と、estar 動詞の時制を変えて言い分けられます。
感嘆文の ¡Qué rico!(なんて美味しい)や絶対最上級の Riquísimo、「辛い・甘い・酸っぱい」などの味の形容詞まで知っておくと、場面に合わせて表現の幅が広がります。
スペイン語圏への旅行や生活で食事をする際の参考にしていただけますと嬉しいです。
スパニッシモのレッスンでも、グアテマラ人講師は日常の食卓ではまず Rico を教え、気持ちを強めたいときに Delicioso や Riquísimo を使い分けると指導しています。
同じ「美味しい」でも相手や場面に合わせて言い分けられると、現地での食事の会話が一段と自然になります。
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料理が口に合わないときも、直接「Sabe mal.(まずいです)」と言うと相手に失礼な印象を与えがちです。
「No es de mi agrado.(私の好みではありません)」のように、相手への配慮を込めた言い回しを選ぶと角が立ちません。
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