(最終更新日 2026/01/16)
電話で相手を待たせるとき、スペイン語でどう言えば失礼にならないか迷ったことはありませんか。
この記事では、電話の「保留」に特化して、丁寧な依頼から復帰のお礼まで一連の流れを整理します。
先に結論|電話の保留はこのフレーズから
保留は「待ってもらう」だけでなく、理由→目安→復帰まで言えると自然です。
以下の5つをセットで覚えておくと、相手に安心感を与えられます。
1. 保留に入る依頼(丁寧)
¿Podría esperar un momento, por favor?
(少々お待ちいただけますか?)
2. 理由説明(短)
Voy a confirmarlo.
(確認いたします。)
3. 時間目安(短)
Será solo un momento.
(すぐに戻ります。)
4. 回線維持の依頼
No cuelgue, por favor.
(切らずにお待ちください。)
5. 復帰(お待たせしました)
Gracias por esperar.
(お待ちいただきありがとうございます。)
使い分けのポイント:
迷ったら「Un momento, por favor.」+理由(Voy a confirmarlo.)まで言うと丁寧です。
30秒以内なら「un momento」、1分程度なら「un minuto」が目安です。
長くなりそうなら、先に時間目安を伝えるか折り返しを提案しましょう。
注意:
ビジネス電話では基本はusted形を選び、地域や会社文化に応じて調整するのが一般的です。
この記事は「電話の保留」に一点特化し、取り次ぎ・不在・折り返し等は必要なときだけ内部リンクで案内します。
電話で相手の言っていることが分からず困った経験がある方へ
スペイン語の電話は早口で聞き取りづらく、聞き返し方や丁寧な言い方が迷いやすいポイントです。
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保留・取り次ぎ・折り返しの違い(30秒で整理)
電話対応でよく混同される3つの場面を整理しておきましょう。
それぞれ使うフレーズが異なるため、違いを押さえておくとスムーズに対応できます。
保留(esperar / mantener en línea)
相手に回線を切らずに待ってもらう場面です。
「確認します」「担当者に声をかけます」など、数十秒〜数分の短い待機をお願いするときに使います。
この記事で紹介するフレーズは主にこの「保留」に該当します。
取り次ぎ(transferir / pasar la llamada)
電話を別の担当者につなぐ場面です。
多くの場合、取り次ぎの前に一度保留にして担当者の在席を確認し、その後に電話を転送します。
「保留→取り次ぎ」という流れになることが多いため、保留フレーズとセットで覚えておくと便利です。
折り返し(devolver la llamada)
一度電話を切り、後からかけ直す場面です。
担当者が不在のとき、確認に長時間かかりそうなとき、または相手の都合が悪いときなどに使います。
保留とは異なり「電話を切る」ことが前提になるため、相手の連絡先や希望時間を確認するフレーズも必要になります。
この記事では「保留」にフォーカスします。
取り次ぎや折り返しの詳しいフレーズは以下の記事で紹介しています。
場面別テンプレ(コピペOK)
以下のテンプレートは、そのままコピーして使えます。
場面に応じて選んでください。
受付・社外(丁寧)
取引先やお客様への電話で使う、もっとも丁寧な表現です。

¿Podría esperar un momento, por favor?
Voy a confirmar la información. Será solo un momento.
No cuelgue, por favor.
(少々お待ちいただけますか?情報を確認いたします。すぐに戻ります。切らずにお待ちください。)

Sí, claro.
(はい、分かりました。)

(保留から復帰)
Gracias por esperar. Le confirmo que…
(お待ちいただきありがとうございます。〜についてご報告しますと…)
担当者に確認(取り次ぎ寄り)
担当者に声をかけてから戻る場合のテンプレートです。

Un momento, por favor.
Voy a consultar con el encargado.
Manténgase en línea, por favor.
(少々お待ちください。担当者に確認いたします。そのままお待ちください。)

De acuerdo.
(分かりました。)

(保留から復帰)
Perdón por la espera. Ahora le paso con…
(お待たせしました。〜におつなぎします…)
同僚・友人(カジュアル)
社内の同僚や親しい相手への電話で使えるカジュアルな表現です。

Espera un momento.
Voy a revisar algo.
No cuelgues.
(ちょっと待って。確認するね。切らないでね。)

Okey.
(オッケー。)

(保留から復帰)
Ya estoy. Gracias por esperar.
(戻ったよ。待ってくれてありがとう。)
長く待たせるときの一言(30秒/1分の戻り方)
確認に時間がかかりそうなときは、最初に目安を伝えると相手のストレスを軽減できます。
30秒程度の場合:
Un momento, por favor. Será muy breve.
(少々お待ちください。すぐに戻ります。)
1分程度の場合:
¿Podría esperar un minuto, por favor? Necesito verificar algo.
(1分ほどお待ちいただけますか?確認が必要です。)
長くなりそうな場合:
Esto puede tardar unos minutos. ¿Prefiere que le devuelva la llamada?
(数分かかるかもしれません。折り返しお電話しましょうか?)
長時間の保留は相手に負担をかけるため、2〜3分以上かかりそうなら折り返しを提案することもあります。
通話中・不在・折り返しは別物(内部リンク誘導)
電話対応では、保留以外にもさまざまな場面があります。
通話中で出られないとき、担当者が不在のとき、折り返し電話をするときなどはそれぞれ適切なフレーズが異なるため、以下の記事も参考にしてください。
よくある質問(FAQ)
保留に関するフレーズでよくある質問に回答します。
- 「Un momento」と「Un minuto」の違いは?
- 「Un momento」は「少々」という曖昧な時間を指し、「Un minuto」は文字通り「1分」を意味します。30秒以内なら「un momento」、1分程度かかりそうなら「un minuto」と使い分けると自然です。ただし、実際には厳密な区別なく使われることも多いです。
- 「No cuelgue」は必ず言うべき?
- 必須ではありませんが、保留が長くなりそうなときや、相手が切ってしまいそうな状況では伝えておくと安心です。短い保留なら省略しても問題ありません。
- 復帰のとき「Gracias por esperar」と「Perdón por la espera」どちらが良い?
- どちらも使えます。「Gracias por esperar」は感謝のニュアンス、「Perdón por la espera」はお詫びのニュアンスです。待ち時間が長かった場合は「Perdón」、短かった場合は「Gracias」を使う傾向がありますが、状況や好みで選んで問題ありません。
- ラテンアメリカとスペインで違いはある?
- 基本的な保留フレーズは共通して使えます。ただし、「tú」と「usted」の使い分けは地域や会社の文化によって異なります。迷ったらビジネスでは「usted」形式を使うのが無難です。
- 「少々お待ちください」を直訳してもいい?
- △ Espere un poco, por favor.
「un poco」は「ちょっと」のニュアンスが強く、ビジネスではやや軽い印象を与えることがあります。
○ Un momento, por favor. または ¿Podría esperar un momento? を使うと自然です。
- 理由を言わずに保留にすると失礼?
- △ Espere.(待って。)
理由や目安がないと、相手は「いつまで待てばいいのか」「何をしているのか」が分からず不安になることがあります。
○ Un momento, por favor. Voy a confirmarlo.(少々お待ちください。確認いたします。)のように、一言添えると丁寧です。
まとめ:電話で保留にするスペイン語フレーズ
今回は電話で相手を保留にする際に役立つスペイン語フレーズをご紹介しました。
保留の依頼から、理由の説明、時間目安の伝え方、回線維持のお願い、そして復帰時のお礼まで、一連の流れを理解していただけたかと思います。場面別のテンプレートを参考に、実践で活用してみてください。
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