スペイン語の命令形を完全マスター!初心者でもわかる基礎から使い方まで

「¡Habla!(話して!)」「¡Ven!(来て!)」

スペイン語の命令形を使えば、このように相手に指示や依頼をすることができます。
この記事では、初心者の方でも理解できるよう、基礎からていねいに解説していきます。

この記事でできるようになること
✓ 基本的な命令形(〜して、〜してください)を正しく作れるようになる
✓ 否定の命令(〜しないで、〜するな)を適切に表現できるようになる
✓ よく使う不規則動詞の命令形をマスターできる
✓ 場面に応じて、カジュアルな表現と丁寧な表現を使い分けられるようになる
✓ 代名詞を使った命令表現(「それを私に渡して」など)を正しく作れるようになる
✓ 日常会話でよく使う命令表現(「待って!」「見て!」など)を自然に使えるようになる
✓ 命令形を使う際のよくある間違いを防げるようになる

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スペイン語の命令形とは?

相手に「〜して!」「〜してください」と頼みたい時、スペイン語ではどのように言えばいいのでしょうか。
ここでは、スペイン語の命令形の基本的な概念と、いつどのように使うのかを説明します。

命令形は主に以下の4つの場面で使用されます:

使用場面スペイン語の例日本語の意味
指示・命令¡Cierra la puerta!ドアを閉めなさい!
丁寧な依頼Pase, por favor.どうぞお入りください
アドバイスEstudia más.もっと勉強しなさい
誘いかけ¡Ven conmigo!私と来て!

命令形の基本的な作り方

スペイン語の命令形は、大きく分けて「肯定命令(〜してください)」と「否定命令(〜しないでください)」の2種類があります。

ここでは、それぞれの作り方のルールを、具体例を交えながら分かりやすく解説します。 

①肯定命令形の作り方

肯定命令形は、動詞の種類によって作り方が異なります。
以下の表で確認してみましょう。

動詞の種類作り方例(不定詞→命令形)
-ar動詞語幹 + ahablar → habla(話して)
-er動詞語幹 + ecomer → come(食べて)
-ir動詞語幹 + evivir → vive(生きて)

よく使う不規則動詞の命令形。

スペイン語には、基本ルールとは異なる形を取る動詞(不規則動詞)があります。
ここでは、日常会話でよく使う重要な不規則動詞の命令形をまとめました。
これらの動詞は使用頻度が高いので、形をしっかり覚えておきましょう。

不定詞意味命令形
ir行くve
hacerするhaz
poner置くpon
salir出るsal
tener持つten
decir言うdi
venir来るven

②否定命令形(〜しないで、〜するな)の作り方

「〜しないで」という否定の命令も、日常会話でよく使います。
否定命令形は肯定命令形とは異なるルールで作りますが、ここでは初心者でも理解できるよう、ステップバイステップで説明していきます

【基本の作り方】

まず「no」を付けます

次に動詞の形を以下のように変えます。

動詞の種類変化のルール
-ar動詞最後の a を e に変えるhablar(話す)→ No hables(話すな)
-er動詞最後の e を a に変えるcomer(食べる)→ No comas(食べるな)
-ir動詞最後の i を a に変えるescribir(書く)→ No escribas(書くな)

具体例で否定形を練習しよう!

よく使う動詞の否定命令形を覚えましょう。

動詞意味否定命令形日本語の意味
hablar話すNo hables話さないで
gritar叫ぶNo grites叫ばないで
tocar触るNo toques触らないで
comer食べるNo comas食べないで
beber飲むNo bebas飲まないで
abrir開けるNo abras開けないで

覚え方のポイント

・まずは「No + 〜」の形を意識する


・-ar動詞は「es」で終わる


・-er/-ir動詞は「as」で終わる

【練習問題】 次の動詞の否定命令形を作ってみましょう。

  1. cantar(歌う)→ No ______
  2. correr(走る)→ No ______
  3. salir(出る)→ No ______

(答え:1. cantes 2. corras 3. salgas)

実践的な使用方法と例文

命令形の作り方を学んだら、次は実際の会話での使い方を見ていきましょう。
ここでは、日常生活でよく使う表現や、場面に応じた適切な使い方を紹介します。

スペイン語発音意味使用場面
¡Escucha!エスクーチャ聞いて!相手の注意を引く時
¡Mira!ミーラ見て!何かを見せたい時
¡Ven aquí!ベン アキここに来て!人を呼ぶ時
¡Espera!エスペーラ待って!相手を止めたい時
¡Dime!ディーメ言って!相手に話してもらいたい時

丁寧な命令表現(usted/ustedes) 

目上の方や初対面の方には、丁寧な命令形を使います。

カジュアル(tú)丁寧(usted)意味
PasaPase, por favorお入りください
DimeDígameおっしゃってください
SiéntateSiénteseお座りください

命令形のよくある間違いと対策 

 命令形は日本人学習者にとって間違えやすい文法項目の一つです。

ここでは、よくある間違いとその防ぎ方を、具体例を交えながら詳しく説明していきます。

代名詞(me, te, lo など)の位置

命令形を使う時、代名詞は動詞の後ろにくっついて一つの単語になります。

【正しい例】

  • Dímelo(それを私に言って)
  • Explícame(私に説明して)

【間違いやすい例】

  • ❌ Me lo di
  • ❌ Me explica

覚え方のポイント

・肯定命令の時は、必ず代名詞は動詞の後ろ


・くっつけた時は、アクセント記号が必要になることが多い

アクセント記号の付け方 

通常の動詞では必要ないアクセント記号も、代名詞が付くことで必要になることがあります。

これは、スペイン語の基本的な発音規則に基づいています。

一般的に、スペイン語の単語は後ろから2番目の音節にアクセントが来ます。
しかし、代名詞を付けることで単語が長くなり、この基本的なアクセントの位置が変わってしまいます。
そこで、正しい発音位置を示すためにアクセント記号が必要になるのです

  • ¡Explícame!(私に説明して!)
  • ❌ ¡Explicame!
  • ¡Dámelo!(それを私に渡して!)
  • ❌ ¡Damelo!

覚え方のコツポイント

・代名詞が付くと単語が長くなるので、アクセント記号で発音位置を示します。

・基本的に後ろから3つ目の音節にアクセントが来ます。

・アクセント記号は、正しい発音のために必要な重要な要素なので、必ず付けるよう習慣づけましょう。

否定命令の形の間違い 

否定命令(〜しないで、〜するな)は、日本人学習者が特に間違えやすい表現の一つです。
特に最初のうちは、普段使っている動詞の形をそのまま使ってしまいがちです。

例えば、「話すな」と言いたい時に、「No habla」と言ってしまうのはよくある間違いです。

正しくは「No hables」となります。

同様に、「食べるな」は「No come」ではなく「No comas」、
「書くな」は「No escribe」ではなく「No escribas」が正しい形です。

では、どうすれば正しい否定命令が作れるのでしょうか。
基本的なルールは以下の通りです。

まず「No」を付け、続く動詞は以下のように変化させます。

-ar動詞は「es」で終わる形にします(No hables, No mires)

-er/-ir動詞は「as」で終わる形にします(No comas, No escribas)

実際に練習してみましょう。
次の動詞を否定命令に変えてみてください:

  1. bailar(踊る)→ No _______
  2. beber(飲む)→ No _______
  3. vivir(生きる)→ No _______

    (答え:1. bailes 2. bebas 3. vivas)

このように、否定命令には決まったパターンがあります。
最初は形を意識して使い、徐々に慣れていくことが大切です。

よくある質問(FAQ) 

スペイン語の命令形について、よくある質問に答えます。 

Q1: スペイン語で「行く」(ir)の命令形は? 

A: 「行く」(ir)の命令形は不規則で、以下のようになります: – 肯定命令:ve(行って) – 否定命令:no vayas(行くな) – 丁寧な命令:vaya(行ってください)

 Q2: スペイン語のhablar(話す)の命令形は? 

A: hablarの命令形は規則的で、以下のようになります: – 肯定命令:habla(話して) – 否定命令:no hables(話すな) – 丁寧な命令:hable(話してください) 

Q3: スペイン語のponer(置く)の命令形は? 

A: ponerの命令形は不規則で、以下のようになります: – 肯定命令:pon(置いて) – 否定命令:no pongas(置くな) – 丁寧な命令:ponga(置いてください) 

Q4: Ustedes(複数の方々)に対する命令形はどうなりますか? 

A: Ustedesに対する命令形は以下のようになります: – 肯定命令:hablen, coman, escriban – 否定命令:no hablen, no coman, no escriban 

Q5: 再帰動詞(例:sentarse/座る)の命令形はどうなりますか? 

A: 再帰動詞は、代名詞を動詞の後ろにつけます: – 肯定命令:siéntate(座って) – 否定命令:no te sientes(座るな) – 丁寧な命令:siéntese(お座りください) 

Q6: 命令形と一緒によく使う表現はありますか? 

A: はい、以下のような表現とよく使われます: – por favor(お願いします) – ¡anda!(さあ!) – un momento(ちょっと待って) 例:Espera un momento, por favor.(ちょっと待ってください)

まとめ スペイン語の命令形を自然に使いこなそう!

本記事では、スペイン語の命令形について、基礎から実践的な使い方まで詳しく解説してきました。
基本的な肯定命令形の作り方から、否定命令形のルール、代名詞の位置、そして丁寧な表現まで、幅広く学びました。

これらの表現を自然に使いこなすためには、実際のコミュニケーションの中で練習することが大切です。

命令形は日常会話でとてもよく使われる表現なので、基本的なパターンをしっかり覚えて、少しずつ使っていくことをおすすめします。そのためにも、スペイン語を学ぶために、スパニッシモの無料体験レッスンを活用してみてはいかがでしょうか。

ネイティブ講師との会話練習を通じて、場面に応じた適切な命令形の使い方を実践的に身につけることができます。

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スペイン語を話せるようになるには、インプットだけでなく、アウトプットとして、学んだことをどんどん練習することが大切です。

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