スペイン語接続法現在を32表現で即マスターしよう!【3列表+判断表付き】

スペイン語接続法現在のアイキャッチ

(最終更新日 2025/10/07)

最初に結論:接続法現在は「願望・疑い・未来」の3場面で使う

スペイン語の接続法現在、どんな時に使えばいいか悩んでいませんか?

実はとてもシンプルで、主に3つの場面で使います:

願望

「〜してほしい」と相手にお願いするとき

例:Quiero que vengas.(来てほしい)


疑い

「〜かもしれない」と確信が持てないとき

例:Es posible que llueva.(雨が降るかも)


未来

「〜したら」とまだ起きていないことを話すとき

例:Cuando llegues, llámame.(着いたら電話して)

作り方もシンプル!動詞の語尾を入れ替えるだけ

動詞の活用はこうなります:

-ar動詞(hablar)→ –eで終わる(hable

-er動詞(comer)→ –aで終わる(coma

-ir動詞(vivir)→ –aで終わる(viva

覚え方のコツ:普段の現在形とは「違う語尾」を使うんです。
hablarは普段「hablo」とa系なのに、接続法では「hable」とe系に変わります。

動詞の活用ルールはこれだけです!
活用は以下になります。

-ar動詞

語尾を**-e, -es, -e, -emos, -éis, -en**に

例:hablar → hable(話すように)

-er/-ir動詞

語尾を**-a, -as, -a, -amos, -áis, -an**に

comer → coma(食べるように)

vivir → viva(住むように)

つまり、-ar動詞なのに-er動詞みたいな語尾、-er/-ir動詞なのに-ar動詞みたいな語尾になるんです。

この記事では、日常会話でよく使う20の必須表現を、見やすい表にまとめました。
「表現・意味・例文」の3列表なので、スマホで見ながらすぐに使えます。さあ、一緒に接続法をマスターしましょう!


まず覚える接続法現在の必須12表現(これだけでOK!)

接続法現在を使いこなすには、頻出表現から押さえるのが効率的です。
以下の12枚のカードで、日常会話の大部分をカバーできます。

時(未来参照/未了)

まだ起きていない出来事のタイミングを表す表現です。
「〜したら」「〜するまで」など、これから起こることについて話すときに使います。

1. cuando
例:Te llamaré cuando tengas tiempo.(時間があるときに電話するね。)
判断の目安:未来・未了→接続法/習慣・過去→直説法。
注意:英語の”when + 未来”とは違い、スペ語は接続法が目安。

2. hasta que
例:Espera aquí hasta que yo vuelva.(私が戻るまでここで待って。)
判断の目安:未了の動作は原則接続法。
注意:既に起こった事実・習慣なら直説法。

3. antes de que
例:Sal antes de que empiece a llover.(雨が降り始める前に出て。)
判断の目安:通常は接続法。
注意:後ろの主語が同じで目的なら「antes de + 不定詞」に。

4. en cuanto
例:En cuanto llegues a casa, llámame.(家に着いたらすぐ電話して。)
判断の目安:未来・未了→接続法/習慣・過去→直説法。
注意:「着いたらすぐ」は未来参照が多い=接続法寄り。

5. tan pronto como
例:Te avisaré tan pronto como sepa algo.(何か分かったらすぐ知らせるよ。)
判断の目安:en cuantoと同義(語感差は小)。
注意:文脈が未来かどうかで法が決まる。

6. después de que
例:Vamos a cenar después de que termines.(君が終わったら夕食にしよう。)
判断の目安:未了・未来→接続法/既遂・習慣→直説法可。
注意:完了済みなら直説法が自然。

目的

「〜するために」「〜しないように」と、何かの目的や意図を伝える表現です。
相手に理由を説明するときによく使います。

7. para que【一般】
例:Te hablo despacio para que me entiendas.(理解してもらえるよう、ゆっくり話すね。)
判断の目安:同主語→不定詞/異主語→接続法。
注意:para que noで「~しないように」。

条件・譲歩

「〜でない限り」「たとえ〜でも」など、条件を付けたり、譲歩して何かを認める表現です。
柔軟な会話に欠かせません。

8. a menos que
例:No iré a menos que tú vayas.(君が行かない限り、私も行かない。)
判断の目安:否定条件=接続法。
注意:書き換え:a no ser que(用途別20にあり)。

9. aunque
例:Aunque llueva mañana, iremos al parque.(明日雨でも、公園に行こう。)
判断の目安:仮定・不確実→接続法/既知の事実→直説法。
注意:「雨が降る(のは事実)」と言いたいときは直説法。

否定・疑い

「〜だとは思わない」「〜を疑う」など、確信が持てないことを表す表現です。
自分の意見を柔らかく伝えるのに便利です。

10. no creo que
例:No creo que sea una buena idea.(いい考えだとは思わない。)
判断の目安:creo que=直説法/no creo que=接続法。
注意:主節の否定で法が切り替わるのがポイント。

評価・不確実

「〜かもしれない」「〜する必要がある」など、可能性や評価、必要性を示す表現です。
断定を避けて話すときに活躍します。

11. es posible que
例:Es posible que nieve mañana.(明日は雪かもしれない。)
判断の目安:可能性・評価系は接続法になりやすい。
注意:事実断定のes evidente queなどは直説法。

願望・意志

「〜してほしい」と相手にお願いしたり、自分の希望を伝える表現です。人間関係を円滑にする大切な表現群です。

12. quiero que
例:Quiero que seas feliz.(幸せになってほしい。)
判断の目安:主語が異なる願望・依頼=接続法。
注意:同主語なら「querer + 不定詞」。


スペイン語 接続法 Subjuntivo 解説 スペイン語の接続法とは?未来形は覚えなくてOK!10分で要点をマスターしよう!

接続法現在のシーン別の20表現

用途別に整理した20表現です。
各シーンの代表的な表現を表で確認できます。

目的(Purpose)

表現一言訳例文(ES+和訳)
a fin de que【ややフォーマル】~するためにTe envío esto a fin de que lo revises.
(確認してもらうため、これを送ります。)
con el fin de que【フォーマル】~する目的でLo hacemos con el fin de que funcione.(機能するように、そうしています。)
para que no~しないようにTe llamo para que no te preocupes.
(心配しないよう電話するね。)
sin que~することなくNo te vayas sin que yo te avise.
(私が知らせるまで行かないで。)

時(未来参照/未了の出来事)

表現一言訳例文(ES+和訳)
una vez que~したら/いったん~すればUna vez que termines, empezamos.
(終わり次第、始めよう。)
cada vez que~するたびにCada vez que veas a Ana, salúdala.
(アナを見かけたら毎回あいさつしてね。)

条件(前提・制約/反復条件)

表現一言訳例文(ES+和訳)
mientras (que)~している間/~である限りMientras estés aquí, estarás bien.
(ここにいる限り大丈夫。)
siempre que~である限り/~するたびにPuedes salir siempre que termines la tarea.
(課題を終えるなら出てよい。)
en caso de que~の場合にはLlama en caso de que necesites ayuda.
(助けが必要な場合は電話して。)
con tal de que~でさえすればPuedes venir con tal de que llegues a tiempo.
(時間どおりに来るなら来ていいよ。)
siempre y cuando~という条件でTe presto el coche siempre y cuando lo cuides.
(大事にするなら車を貸すよ。)
a no ser que~でない限りNo salgo a no ser que haya sol.
(晴れでない限り出かけない。)
salvo que~でない限りNo iremos, salvo que cambie el plan.
(予定が変わらない限り行かない。)

否定・疑い(Negación / Duda)

表現一言訳例文(ES+和訳)
dudar que~を疑うDudo que sea cierto.
(それが正しいか疑わしい。)
no pensar que~だとは思わないNo pienso que esté bien.
(それが良いとは思わない。)
no parece que~のようには見えないNo parece que tengan prisa.
(急いでいるようには見えない。)

評価・不確実(Evaluación / Incertidumbre)

表現一言訳例文(ES+和訳)
es probable que~の可能性が高いEs probable que lleguen tarde.
(彼らはおそらく遅れる。)
es importante que~することが大切だEs importante que llegues a tiempo.
(時間どおりに来るのが大切。)
es necesario que~する必要があるEs necesario que firmes aquí.
(ここにサインが必要。)

願望・依頼(Deseo / Petición)

表現一言訳例文(ES+和訳)
pedir que~するよう頼むTe pido que me llames mañana.
(明日電話してとお願い。)

使い方に迷ったらこれ!30秒判断表

接続法か直説法か迷った時の判断基準を表にまとめました。この表を覚えれば、会話中でも瞬時に正しい法を選べます。

状況推奨モード代表キーワード注意点
肯定の確信直説法creo que, es cierto que, sé que確実性が高い場合は直説法
否定・不確実接続法no creo que, dudo que, quizás否定で法が変わる点に注意
目的接続法para que, a fin de que同主語なら不定詞を使用
未来参照の時・条件接続法cuando + 接続法, hasta que, en caso de que現在・過去の習慣は直説法
既知事実直説法aunque + 事実, cuando + 習慣確定している内容は直説法
接続法現在か直接法の使い分けポイント

creo que(思う)→ 直説法 vs no creo que(思わない)→ 接続法

未来の「cuando」は接続法、習慣・過去の「cuando」は直説法

「es + 形容詞 + que」の多くは接続法(es evidente queなど事実系は例外)


まとめ:必須20表現と30秒判断表で、接続法現在が自由自在に!

本記事では、スペイン語の接続法現在を、使用頻度の高い20表現+3列表(表現|一言訳|例文)に整理してお届けしました。

まず上位12表現で「願望・疑い・未来の話」の基本パターンをマスターし、その後カテゴリ別の3列表から、今まさに必要な表現を選んで使ってください。30秒判断表を手元に置いておけば、「creo que(直説法)vs no creo que(接続法)」のような迷いやすいポイントも瞬時に判断できます。

さらに実践で自然に使いこなしたいなら、スパニッシモの無料体験レッスンがおすすめです。
プロの講師が、あなたの接続法使用が文脈に適切か、地域による違い(LatAm/Spain)、より自然な言い回しまで的確にフィードバックしてくれます。

オンラインスペイン語会話をはじめるならスパニッシモ*

スパニッシモ紹介画像

スペイン語を話せるようになるには、インプットだけでなく、アウトプットとして、学んだことをどんどん練習することが大切です。

スパニッシモに在籍しているグアテマラ人講師とスペイン語を練習して話せるようになりませんか?

スパニッシモとは?

参照脚注一覧

  1. 東京外国語大学言語モジュール スペイン語文法モジュール「接続法現在」
  2. Instituto Cervantes, Nueva gramática de la lengua española (2009)
  3. Real Academia Española, Gramática descriptiva de la lengua española (1999)
[注:活用規則・用法分類は上記の学術的資料に基づいています]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

1400円相当のスペイン語授業が無料で体験できる!
無料体験授業はこちら
無料体験授業はこちら