スペイン語で「嫌い」を表現する21の方法!ネイティブが使う自然な言い回しをマスター!

(最終更新日 2024/08/07)

スペイン語学習において、肯定的な表現だけでなく否定的な感情を適切に伝える能力はとても大切です。「好き」という気持ちを表現できるのと同様に、「嫌い」や「好きではない」という感情を適切に表現できることも、円滑なコミュニケーションには欠かせません。

スペイン語には、「嫌い」を表現するためのさまざまな言い回しがあります。状況や相手との関係、感情の強さによって、使用する表現が変わってきます。ネイティブスピーカーは、これらの表現を巧みに使い分けることで、ニュアンスの違いを表現しています。

本記事では、基本的な表現から、より洗練された言い回し、さらには慣用句まで、「嫌い」に関連するスペイン語表現を幅広く紹介します。

この記事でわかること
・スペイン語で「嫌い」を表現する基本的な方法
・「嫌い」表現の文法的なポイント
・状況に応じた「嫌い」の表現の使い分け
・「嫌い」を遠回しに伝える方法
・実際の会話での「嫌い」表現の使用例

\スペイン語を話せるようになりたいあなたへ/
無料で体験できるオンラインスペイン語会話レッスン

延べ30万回以上レッスンを実施してきたスパニッシモの無料体験レッスンです。

  • 入会金・教材費無料で学習ができる
  • いつでも、どこでも受講ができる
  • グアテマラのネイティブ講師とマンツーマンで学習できる

スペイン語の初心者〜上級者の方まで受講できる
オンラインスペイン語レッスンをぜひ体験してください!


これらの表現を学ぶことで、あなたのスペイン語でのコミュニケーション能力が向上し、より自然で豊かな会話ができるようになるでしょう!

「嫌い」の基本表現

 スペイン語で「嫌い」や「好きではない」を表現する基本的な方法をいくつか紹介します。これらの表現は、状況や感情の強さに応じて使い分けることができます。

最も一般的な表現: “No me gusta”

No me gusta (私は好きではない) 

この表現は、様々な状況で使える汎用性の高い表現です。

No me gusta la comida picante.
(私は辛い食べ物が好きではありません。)

No me gusta madrugar.
(私は早起きが好きではありません。)

やや控えめな表現: “No me agrada” または “Me desagrada”

No me agrada  (気に入らない)または Me desagrada(不快である)
これらの表現は、”No me gusta” よりも少し強い、あるいはより丁寧な表現として使用できます。

No me agrada su actitud prepotente.
(彼の横柄な態度が気に入りません。)

Me desagrada la idea de trabajar los fines de semana.
(週末に働く考えが不快です。)

強い嫌悪感: “Odio” または “Detesto”

 Odio  (憎む)または Detesto(大嫌いである)は、 非常に強い嫌悪感を表す際に使用します。使用には注意が必要です。

Odio el tráfico en la ciudad.
(私は都市の交通渋滞が大嫌いです。)

Detesto la discriminación.
(私は差別が大嫌いです。)

行動に対する強い嫌悪感: “No soporto” (耐えられない) 

“No soporto” (耐えられない) は、特定の行動や状況に対して強い嫌悪感を表現します。

No soporto la hipocresía.
(私は偽善が耐えられません。)

1400円相当のレッスンが無料で受けられる。スパニッシモの体験授業

「嫌い」を表現する上での文法的なポイント

スペイン語で「嫌い」や「好きではない」を表現する際には、いくつかの重要な文法的ポイントがあります。これらを理解し、正しく使用することで、より自然で正確な表現が可能になります。

主語と間接目的語の関係

“me” は間接目的語代名詞として機能し、「~が私には」という意味を表します。

No me gusta el café.
(コーヒーが私には好きではない。)
主語:el café 間接目的語:me

Me molesta el ruido.
(騒音が私をイライラさせる。)
主語:el ruido 間接目的語:me

 動詞の不定詞形の使用

行動や活動に対する嫌悪感を表現する場合は、動詞の不定詞形を使用します。

この場合、不定詞が主語の役割を果たします。

No me gusta esperar en la fila.
(列に並んで待つのが私は好きではない。)
主語:esperar 間接目的語:me

Me fastidia madrugar.
(早起きすることが私を不快にさせる。)
主語:madrugar 間接目的語:me

 動詞の活用:

“gustar” やそれに類似した動詞(molestar, fastidiar など)は、主語の数(単数・複数)に応じて活用します。

No me gusta esta película.
(この映画が私は好きではない。) → 単数

No me gustan las películas de terror.
(ホラー映画が私は好きではない。) → 複数

シチュエーション別の「嫌い」の表現

スペイン語では、状況や対象によって「嫌い」の表現方法は多くあります。
ただし、「No me gusta」はほぼすべての状況で使える万能な表現です。

ここでは、「No me gusta」の汎用性と、特定の状況や対象に応じたより細かなニュアンスを持つ表現方法を紹介します。
これらの表現を使いこなすことで、より自然で豊かなコミュニケーションが可能になります。

万能表現:「No me gusta」 

「No me gusta」は、食べ物、人、活動、状況など、あらゆる対象に対して使用できる非常に汎用性の高い表現です。

No me gusta este plato.
(この料理が好きではありません。)

No me gusta el nuevo jefe.
(新しい上司が好きではありません。)

No me gusta bailar.
(ダンスが好きではありません。)

No me gusta esta situación.
(この状況が好きではありません。)

しかし、ちょっと気の利いた表現を使いたい時もありますよね。
そんな時は、以下のフレーズを覚えておくと便利です!

食べ物が口に合わないとき 

「No me va (este plato)」

 例:No me va el sushi.
(寿司は私には合わないんだよね)

人との相性が良くないとき 

「No me cae bien」 

例:No me cae bien el nuevo jefe.
(新しい上司と波長が合わないんだ)

自分には向いていない活動 

「No es lo mío」 

例:Bailar no es lo mío.
(ダンスは私の得意分野じゃないな)

居心地の悪い状況 

「No me siento cómodo/a con…」

 例:No me siento cómoda con este ambiente de trabajo.
(この職場の雰囲気、ちょっと居心地悪いな)

イライラする習慣や行動 

「Me molesta que + 接続法」

 例:Me molesta que la gente llegue tarde.
(人が遅刻するのってイラっとするよね)

賛成できない考え方 

「No estoy de acuerdo con…」

 例:No estoy de acuerdo con la idea de que el fin justifica los medios.
(目的のためなら手段を選ばないっていう考え方には賛成できないな)

1400円相当のレッスンが無料で受けられる。スパニッシモの体験授業

スペイン語で「嫌い」を遠回しに表現する方法

時と場合によっては、ストレートに「嫌い」って言うのは気が引けるものです。
そんな時に使える、少し気の利いた表現をご紹介します!

「私の好みじゃないんだよね」

 “No es mi copa de té.” (直訳:私のお茶じゃない) 

例:El jazz no es mi copa de té.
(ジャズは私の趣味じゃないんだ)

「別のほうがいいかな」

 “Preferiría (otra cosa).”

 例:Preferiría quedarme en casa esta noche.
(今夜は家にいるほうがいいかな)

「あんまり乗り気じゃないんだ」 

“No me entusiasma (mucho).” 

例:No me entusiasma mucho la idea de viajar este verano.
(今年の夏に旅行する案、あんまり乗り気じゃないんだ)

「私の得意分野じゃないんだよね」

 “No es mi fuerte.” 

例:Cocinar no es mi fuerte.
(料理は私の得意分野じゃないんだよね)

「ちょっと納得いかないんだ」

 “No me convence (del todo).” 

例:Este plan no me convence del todo.
(この計画、ちょっと納得いかない部分があるんだ)

「ちょっと心配なんだよね」

 “Tengo mis reservas sobre…” 

例:Tengo mis reservas sobre este proyecto.
(このプロジェクト、ちょっと心配な点があるんだよね)

「わかるけど…」

 “Entiendo que…, pero…” 

例:Entiendo que es una tradición, pero no me siento cómodo participando.
(伝統だってのはわかるけど、参加するのはちょっと気が進まないんだ)

1400円相当のレッスンが無料で受けられる。スパニッシモの体験授業

シチュエーション別に「嫌い」を表現するロールプレイ

これまで学んだ「嫌い」や「好きではない」を表現する様々な方法を、実際の会話の中でどのように使用するかご紹介します。

以下のロールプレイ例を通じて、状況に応じた適切な表現の選び方と使い方を学びましょう。

レストランでの注文時:

ウェイター:
¿Le gustaría probar nuestro plato especial de hoy?
Es hígado con cebollas.

(本日の特別料理はレバーと玉ねぎですが、いかがでしょうか?)

お客様:
Gracias, pero el hígado no es mi plato favorito.
Preferiría algo más ligero, si es posible.

(ありがとうございます。でも、レバーは私の好物ではありません。可能であれば、もう少し軽めの料理の方が良いです。)

解説:ここでは直接的に「嫌い」とは言わず、遠回しな表現を使っています。

友人との会話:

友人:
¿Qué opinas de ir a la playa este fin de semana?
(今週末、ビーチに行くのはどう思う?)

あなた:
La verdad es que no me entusiasma mucho la idea.
No soy muy fan de la arena y el sol fuerte.
¿Qué te parece si vamos al bosque en su lugar?
(正直なところ、その案にはあまり乗り気ではないんだ。砂や強い日差しはあまり好きじゃないんだ。代わりに森に行くのはどうかな?)

解説:ここでは「No me entusiasma」を使い、直接的な拒否を避けつつ自分の気持ちを伝えています。

仕事の場面:

上司:
Estamos pensando en asignarte al proyecto de marketing digital.
¿Qué te parece?
(デジタルマーケティングのプロジェクトを任せようと考えているんだが、どう思う?)

あなた:
Agradezco la oportunidad, pero tengo que ser honesto.
El marketing digital no es mi fuerte.
Creo que podría aportar más valor en otros proyectos donde pueda aprovechar mis habilidades actuales.
(機会をいただき感謝します。しかし、正直に申し上げますと、デジタルマーケティングは私の得意分野ではありません。現在の私のスキルを活かせる他のプロジェクトの方が、より価値を提供できると思います。)

解説:ここでは「No es mi fuerte」を使い、丁寧に自分の苦手分野を伝えています。

社交の場面:

知人:
¿Te gustaría venir a mi fiesta de cumpleaños este sábado?
Será una gran celebración con mucha gente.
(今度の土曜日の私の誕生日パーティーに来ない?大勢で盛大に祝うんだ。)

あなた:
Te agradezco la invitación.
Sin embargo, no me siento muy cómodo en fiestas grandes.
Preferiría celebrar contigo de una manera más tranquila, quizás tomando un café la próxima semana.
(招待ありがとう。でも、大きなパーティーは私にはちょっと苦手なんだ。代わりに、来週あたりにカフェでゆっくり祝うのはどうかな。)

解説:ここでは「No me siento cómodo」を使い、大きなパーティーが苦手だということを遠回しに伝えています。

まとめ スペイン語で「嫌い」を表現しよう!

本記事では、スペイン語で「嫌い」や「好きではない」を表現する多様な方法や、状況に応じた使い分け、そして文法的なポイントについて詳しく紹介しました。単純な「No me gusta」だけでなく、様々な文脈や場面に応じて適切に感情を表現する方法を学びました。

さらに、直接的な表現を避けたい場合の遠回しな言い方や、表現のニュアンス、使用時の注意点まで踏み込んで紹介しました。これらの知識を身につけることで、よりナチュラルで豊かなスペイン語コミュニケーションが可能になり、文化的な理解も深まるでしょう。

しかし、本当の理解のためには、実際にスペイン語を使ってコミュニケーションを取る練習が大切です。そのためにも、スペイン語を学ぶために、スパニッシモの無料体験レッスンを活用してみてはいかがでしょうか。

ネイティブ講師とのマンツーマンレッスンで「嫌い」に関連するスペイン語表現を実際に使いながら、より実践的なコミュニケーション能力を向上させることができます。様々な状況での適切な「嫌い」の表現方法を習得し、よりスムーズで自然なスペイン語会話を目指しましょう。

オンラインスペイン語会話をはじめるならスパニッシモ*

スパニッシモ紹介画像

スペイン語を話せるようになるには、インプットだけでなく、アウトプットとして、学んだことをどんどん練習することが大切です。

スパニッシモに在籍しているグアテマラ人講師とスペイン語を練習して話せるようになりませんか?

スパニッシモとは?

About Takuro

グアテマラと日本を拠点に展開するオンラインスペイン語会話サービス「スパニッシモ」の共同創業者。中米の国制覇+南米はペルーとボリビアに旅行経験アリ。グアテマラで起業後、累計9年滞在し、メキシコやスペインでの滞在歴もあり、スペインやラテンアメリカの国の生活事情について詳しい。