スペイン語の電話応対で役立つ厳選14フレーズ

(最終更新日 2024/08/07)

業務や日常生活の中で電話でやりとりをする機会は多くあります。
ただ、相手の顔が見えない状態でのコミュニケーションのため、基本フレーズを知っていないとスムーズなやりとりができません。

そこで今回は電話コミュニケーションをスムーズの進めるための、電話応対における重要な表現を紹介します。

特に今回は「電話を受ける」際に役立つフレーズです。

ここで紹介するフレーズを学んで、電話でのコミュニケーションがスムーズにできるようになって下さい!


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電話を受けるときに役立つスペイン語フレーズ

電話を受けるときは、相手に名前や所属、要件などを尋ねます。

ここでは電話がかかってきたとき役立つスペイン語フレーズを紹介します。

電話相手の名前と所属を確認するフレーズ

¿De parte de quién?(どちら様でしょうか?)

電話がかかってきたとき、相手の名前がわからないときがあります。

そんなときに、相手の名前を尋ねるスペイン語フレーズはこちらを使用します。

¿De parte de quién?
(どちら様でしょうか?)

こちら電話ではきまり文句なのでよく使いますが、電話以外ではあまり用いられません。

また、別の表現ではこちらを使うことができます。

¿Quién llama?
(どちら様でしょうか?)

直訳では「誰が電話しているのですか?」であるため、電話上では「どちら様でしょうか?」という意味になります。

また同様な表現で、こちらも使用することができます。

¿Quién habla?
(どちら様でしょうか?)

直訳では「誰が話しているのですか?」となり、つまり「どちら様でしょうか?」となります。

これらの表現の主語は、電話をかけてきている人(三人称)になります。

自分(一人称)を中心にして、質問することもできます。

その場合は、このように聞きます。

¿Con quién hablo?
(どちら様でしょうか?)

直訳的には「私は、誰と話しているのでしょうか?」ですが、意訳で「どちら様でしょうか?」となります。

「もしもし」の言い方については、以下記事にて紹介しています。

電話で相手に用件を聞くフレーズ

¿Qué podría servir?(どのようなご用件でしょうか?)

電話を受ける場合は、相手には明確な用件があります。

相手の用件が明確になると、その後のコミュニケーションがよりスムーズになります。

相手の用件を聞く場合は、以下のフレーズが役立ちます。

¿Qué podría servir?
(どのようなご用件でしょうか?)

servirは「奉仕する。サービスを提供する」という意味です

直訳すると「(あなたのために)何を、サービスとして提供できますか?」となり、意訳では「どのようなご用件でしょうか?」となります。

servirの代わりに、動詞ayudar を用いても同様の意味になります。

¿Qué podría ayudar?
(どのようなご用件でしょうか?)

直訳で「何をお手伝いすることができますか?」となり、意訳で「どのようなご用件でしょうか?」となります。

さらに、動詞desearを使って聞くことができます。

¿Qué desea usted?
(どのようなご用件でしょうか?)

直訳で「何が、お望みですか?」となり、「どのようなご用件でしょうか?」といった意味合いでも使うことができます。

電話で用件を聞く以外でも、顧客に用件を聞くときにも使用することができます。

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本人確認をされたときに返答するフレーズ

Sí. Soy yo.(はい。私です。)

相手が電話で「〇〇様ですか?」と確認してくることがありますよね。

そんなときは、明確に肯定するか否定をする必要があります。

肯定したい場合に使えるのが、こちらのフレーズです。

Sí. Soy yo.(はい。私です。)

もちろん、単純に Sí.だけでも間違いではないですが、「私(本人)です。」というのを強調したい場合には、Soy yo.も付け足して下さい。

Yo soy.とは言いませんので、注意してください。

他に本人確認をする際は、名前を伝える場合もあります。

Sí. Soy Ken Tanaka.
(はい。田中ケンです。)

Sí. Habla Ken Tanaka.
(はい。田中ケンです。)

電話をしたい相手が自分ではない場合、以下のフレーズが使えます。

No, no soy 〇〇.
(私は〇〇ではありません。)

¿Con quién quiere hablar?
(誰におかけですか?)

このように自分ではないこと、誰と話したいかを聞くと相手もスムーズにコミュニケーションができます。

担当者が不在の場合については、以下の記事にて紹介しています。

間違い電話であることを伝えるフレーズ

No, se equivoca.(いいえ、間違いです。)

電話が間違い電話の場合、相手へ間違い電話であることを伝えます。

No, se equivoca.
(いいえ、間違いです。)

間違いがわかると、相手も別の番号へのかけ直しが必要であることがわかりますね。

相手の声が聞き取りにくいことを伝えるフレーズ

Perdón, no le oigo bien.(すみません、よく聞き取れないのですが。)

電話で話すとき、音声が聞こえづらい場合があります。

そのようなときはこのように言いましょう!

Perdón, no le oigo bien.
(すみません、よく聞き取れないのですが。)

聞き取れない場合は相手にしっかりと伝えることが大切です。

聞き取れないことを伝えると、相手も話した内容を繰り返してくれます。

電話を受けるためのフレーズを使ったダイアログ

今回紹介した電話を受ける際のフレーズを使ったダイアログを見てみましょう!

Rosa: ¡Aló! ¿Sr. Ken Tanaka, la empresa Excellent Automotive Mexico?

Ken: Sí. Soy yo. ¿De parte de quién?

Rosa: Habla Rosa Alba, la empresa MEX EXPRESS.

Ken: ¿Qué podría servir?

Rosa: Quisiera pedir un catálogo de nuevo vehículo.

ロサ:もしもし。Excellent Automotive Mexico社の田中ケン様でしょうか?

ケン:はい。私です。どちら様でしょうか?

ロサ:MEX EXPRESS社のロサ・アルバと申します。

ケン:どのようなご用件でしょうか?

ロサ:新車のカタログを1つお願いしたいのですが。

まとめ:電話応対で役立つスペイン語フレーズ

今回は電話を受ける際に役立つスペイン語フレーズを紹介いたしました。

日常生活や仕事の中で電話がかかっていることは多々あります。

そんなとき、本日紹介したフレーズが話せると、スムーズにコミュニケーションができるはずです。

ぜひ、本記事を参考に電話での会話に役立てていただけたら嬉しいです。

ただスペイン語の電話は相手の顔が見れず、通常の会話より難易度があがります。

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スパニッシモブログ編集担当 スペイン語ほぼゼロ状態でグアテマラでスペイン語学習。その後スパニッシモで、文法解説動画「Spanish in 3 steps」やビジネススペイン語コーチングコース、メキシコキャリア養成講座などのコース開発他、講師マネジメントや学習者のサポートに従事。 自身のスペイン語学習経験や多くのスペイン語学習者をサポートしてきた経験を踏まえて、すぐに実践できるスペイン語情報をお届けします。