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(最終更新日 2025/11/14) スペイン語圏とのビジネスで契約書を目にして、「どこから読めばいいのか分からない」と困った経験はありませんか? 本記事では、スペイン語の契約書でよく使われる表現の解説に加えて、実務で使 ...

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(最終更新日 2025/11/14)

スペイン語圏とのビジネスで契約書を目にして、「どこから読めばいいのか分からない」と困った経験はありませんか?

本記事では、スペイン語の契約書でよく使われる表現の解説に加えて、実務で使える条文のテンプレートと、避けたいNG直訳パターンも紹介します。

法律の専門知識がなくても、契約書の大枠を把握できるようになることを目指します。

本記事を読むと、次のことができるようになることを目指します:

・スペイン語の契約書の「どこに何が書いてあるか」をざっくり把握できる

・よく出てくる定番フレーズと、基本的な条文テンプレ(日西対訳)のイメージがつかめる

・日本語からスペイン語に訳すときのNG直訳パターンをいくつか避けられる

・手元の契約書をざっくりチェックするための観点が分かる

なお、本記事で紹介する例文はネイティブチェックの監修を受けておりますが、あくまでも学習用の例文です。
実際の契約書に利用する場合は、必ず専門家のチェックを受けてください。

1. スペイン語契約書の基本構造と契約当事者を明確にする言葉

契約書を開いて最初に戸惑うのは「どこから読めばいいのか」という点です。

実は、スペイン語の契約書にも決まった型があり、それを知っているだけで内容の把握がぐっと楽になります。
まずは全体の構造と、頻出するキーワードから見ていきましょう。

契約書の典型的な構成要素

典型的な構成:

  • Encabezado(前文):契約当事者の情報
  • Declaraciones(宣言事項):前提となる事実や状況
  • Cláusulas(条項):契約の本体部分
  • Firmas(署名):当事者の署名欄

契約当事者を表す表現

契約書では、誰と誰の間の契約なのかを明確にすることが重要です。

スペイン語日本語使用場面
Las partes両当事者契約全体を通じて
El contratante契約者一般的な呼び方
El proveedor供給者・サービス提供者売買・サービス契約
El cliente顧客・クライアント売買・サービス契約

ポイント
「en adelante “La Empresa”」(以下「会社」という)のような表現もよく見かけます。
これは日本の契約書の「甲」「乙」に相当するイメージを持っておくと、条文を読むときに楽になります。

2. スペイン語契約書の定番フレーズ10選

契約書には「お決まりの表現」が繰り返し登場します。
これらの定番フレーズは、日常会話とは違う独特な言い回しですが、一度覚えてしまえば、どの契約書でも応用が効きます。ここでは特に重要な10個のフレーズと、よく使われる動詞を押さえておきましょう。

必須フレーズ一覧

de conformidad con – ~に従って、~に基づいて

sin perjuicio de – ~を害することなく、~にかかわらず

en virtud de – ~により、~に基づいて

salvo pacto en contrario – 別段の合意がない限り

de buena fe – 誠実に、善意で

con carácter previo – 事前に、あらかじめ

en el plazo de – ~以内に(期間を示す)

por escrito – 書面により

a título oneroso – 有償で

de mutuo acuerdo – 双方の合意により

これらのフレーズは、契約書のあらゆる箇所で使用されます。
特に「de conformidad con」や「en virtud de」は、法的根拠を示す際によく登場するので、見つけたら注意深く読むようにしましょう。

契約書で頻出する動詞と活用

契約書でよく使われる動詞も押さえておくと安心です。

  • acordar(合意する):Las partes acuerdan…(両当事者は~に合意する)
  • obligarse(義務を負う):El proveedor se obliga a…(供給者は~する義務を負う)
  • comprometerse(約束する):La empresa se compromete a…(会社は~することを約束する)

3. 条文タイプ別のテンプレート表現(6タイプ)

実際の契約書では、内容によって条文の書き方にパターンがあります。
ここでは、どの契約書にも登場する代表的な6タイプの条文について、そのまま参考にできるテンプレートと日本語訳を紹介します。これらを手元に置いておくと、条文の構造が理解しやすくなります。

期間・期限に関する条文

この文言はサービス契約や販売代理店契約でよく使われます。

テンプレート例:

El presente contrato tendrá una duración de [número] años,
contados a partir de la fecha de su firma, pudiendo ser
prorrogado de mutuo acuerdo entre las partes.



(本契約は、署名日から起算して[数字]年間の期間を有し、両当事者の合意により延長することができる。)

義務・責任に関する条文

この文言は売買契約や製造委託契約で頻出します。

テンプレート例:

El proveedor se obliga a entregar los productos objeto
del presente contrato en el plazo máximo de [número] días
hábiles, contados a partir de la recepción del pedido.


(供給者は、注文受領から起算して最大[数字]営業日以内に、本契約の対象製品を納入する義務を負う。)

支払い条件の条文

あらゆる有償契約で必須の条項です。

テンプレート例:

El cliente deberá abonar el importe total de la factura
mediante transferencia bancaria, en un plazo no superior
a 30 días naturales desde la fecha de emisión de la misma.


(顧客は、請求書発行日から30暦日以内に、銀行振込により請求書の全額を支払わなければならない。)

秘密保持条項(Confidencialidad)

業務委託契約やコンサルティング契約で重要な条項です。

テンプレート例:

Las partes se comprometen a mantener la confidencialidad
de toda información intercambiada durante la vigencia del
contrato y por un período de [número] años posteriores
a su terminación.


(両当事者は、契約期間中および契約終了後[数字]年間、交換されたすべての情報の秘密を保持することを約束する。)

責任制限条項(Limitación de responsabilidad)

サービス契約やソフトウェアライセンス契約でよく見られます。

テンプレート例:

En ningún caso la responsabilidad del proveedor excederá
del importe total abonado por el cliente en virtud del
presente contrato. Se excluyen expresamente los daños
indirectos y el lucro cesante.


(いかなる場合も、供給者の責任は、本契約に基づいて顧客が支払った総額を超えないものとする。間接損害および逸失利益は明示的に除外される。)

準拠法・裁判管轄条項(Ley aplicable y jurisdicción)

国際契約では必須の条項です。
言語条項として「En caso de discrepancia, prevalecerá la versión en español」(相違がある場合は、スペイン語版が優先する)を追加することもあります。

テンプレート例:

El presente contrato se regirá por las leyes de [país].
Para cualquier controversia derivada del mismo, las partes
se someten a la jurisdicción de los tribunales de [ciudad].


(本契約は[国]の法律に準拠する。本契約から生じるいかなる紛争についても、両当事者は[都市]の裁判所の管轄に服する。)

4. 日本語からスペイン語に訳すときのNG直訳パターンと安全な言い換え

日本語とスペイン語では、契約書の表現方法に違いがあります。
直訳すると意味が変わってしまったり、曖昧になってしまう表現があるので注意が必要です。
ここでは、特に間違えやすい4つのパターンと、その正しい理解の仕方を解説します。

義務表現のNG直訳(〜する/〜できる)

NG例(ES): La parte A hará X.
NG例(JA直訳): 当事者AはXをするだろう。

OK例(ES): La parte A se obliga a realizar X.
OK例(JA): 当事者AはXを実施する義務を負う。

単純未来形で「〜する」とだけ書くと、義務なのか予定なのかが曖昧になります。契約書では「se obliga a」や「deberá」を使って、義務であることを明確にすることが重要です。曖昧な表現は、後々の紛争の原因となるリスクがあります。

時間・期限のあいまいな表現

NG例(ES): Lo antes posible
NG例(JA直訳): できるだけ早く

OK例(ES): En un plazo máximo de [número] días hábiles
OK例(JA): 最大[数字]営業日以内に

「できるだけ早く」や「速やかに」といった表現は、解釈の余地が大きすぎます。
具体的な日数や期限を明記することで、両当事者の認識のずれを防げます。

「sin perjuicio de」の誤解

NG解釈: sin perjuicio de を「〜を害してはならない」と解釈する

OK例(ES): sin perjuicio de los derechos del cliente
OK例(JA): 顧客の権利にかかわらず/顧客の権利を妨げることなく

この表現は「〜があっても関係なく」「〜を妨げることなく」という意味で、禁止ではなく「両立」を示す表現です。誤解すると、条文の意味が180度変わってしまうリスクがあります。

受動態と能動態の使い分け

NG例(ES): Será considerado como…
NG例(JA直訳): ~と見なされるだろう

OK例(ES): Se considerará como…
OK例(JA): ~とみなす

日本語の契約書では能動的な表現を好む傾向があります。
スペイン語の受動態をそのまま訳すと、責任の所在が不明確になる場合があるため、文脈に応じた調整が必要です。

5. 契約書を読む際のチェックリスト

契約書を前にして「全部読むのは大変」と感じたら、まずは重要ポイントだけでも確認しましょう。
ここでは、最低限チェックすべき10項目と、専門家に相談した方がよいケースを整理しました。
このリストを使えば、契約書の重要部分を見落とすリスクを減らせます。

最低限確認すべき10項目

スペイン語の契約書を前にしたら、まず以下の項目をチェックしましょう。

契約当事者(Las partes)は誰と誰か
契約の目的(Objeto del contrato)は何か
契約期間(Duración/Vigencia)はいつからいつまでか
支払い条件(Condiciones de pago)の金額と期限
納期・履行期限(Plazo de entrega/ejecución)
解除条件(Causas de rescisión/terminación)
秘密保持条項(Cláusula de confidencialidad)の有無
責任制限(Limitación de responsabilidad)の内容
準拠法(Ley aplicable)はどこの国の法律か
裁判管轄(Jurisdicción)はどこか

専門家に相談すべきケース

ここまで自分で確認できても、次のような場合には専門家に相談した方がよいでしょう。

契約金額が大きい(自社の年間売上の10%を超えるなど)

責任や損害賠償の範囲が広く書かれている

「irrevocable」「renuncia a」「sin límite」「solidariamente」など強い拘束力を持つ語が多い

自社に有利な条項がほとんど見当たらない

危険信号となる表現

以下の表現を見つけたら、特に注意深く確認することをおすすめします。

  • 「irrevocable」(取消不能)
  • 「renuncia a」(~を放棄する)
  • 「sin límite」(無制限)
  • 「solidariamente」(連帯して)

これらの表現は、大きな責任や制約を伴う可能性があるため、必ず専門家に確認してもらうことをおすすめします。

6. 契約書まわりのメール・交渉フレーズ

契約書は単独で存在するものではなく、メールでのやり取りや口頭での交渉と組み合わさって進んでいきます。ここでは、契約書に関連したコミュニケーションで使える実践的なフレーズを紹介します。これらの表現を知っていると、契約プロセス全体がスムーズに進められます。

契約書に関連するメール表現

契約書のやり取りでは、メールでのコミュニケーションも重要です。

よく使うフレーズ:

  • 「Adjunto el borrador del contrato」(契約書の草案を添付します)
  • 「Favor de revisar las cláusulas marcadas」(マークした条項をご確認ください)
  • 「Quedamos a la espera de sus comentarios」(コメントをお待ちしております)

交渉時に使える表現

契約条件の交渉では、以下のような表現が役立ちます。

  • 「Proponemos modificar la cláusula…」(~条項の修正を提案します)
  • 「Sería posible considerar…」(~を検討していただくことは可能でしょうか)
  • 「Necesitamos aclarar el punto sobre…」(~の点について明確にする必要があります)

まとめ:スペイン語の契約書を読み解くための基本表現とテンプレート

今回は、スペイン語の契約書でよく使われる表現、条文テンプレート、そして避けるべきNG直訳パターンを紹介しました。

スペイン語圏とのビジネスでは、契約書の内容をある程度理解できることが、安心感と交渉力につながります。完璧に理解する必要はありませんが、重要なポイントを押さえることで、リスクを回避し、より良い条件での取引が可能になります。

ぜひ、この記事の条文テンプレートと定番フレーズを手元に置いて、契約書チェックにお役立てください。

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参考文献・参考資料

スペイン語契約書の背景にある法的な考え方をより深く理解したい場合は、次の一次資料も参考になります。

詳しくはこれらの一次資料をご確認ください。


注意事項: 本記事は語学学習を目的としており、法律アドバイスではありません。実際の契約締結や契約書の作成・翻訳については、必ず弁護士や専門の翻訳会社にご相談ください。
記事内の例文はすべて学習用のサンプルであり、そのまま使用することを保証するものではありません。

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スペイン語の請求書表現|メキシコ向け書き方とメール例文【CFDI対応】https://blog.spani-simo.com/archives/20206https://blog.spani-simo.com/archives/20206#respondWed, 05 Nov 2025 22:00:00 +0000https://blog.spani-simo.com/?p=20206

(最終更新日 2025/11/14) メキシコで仕事をしていると、ふと「スペイン語で請求書をどう書けばいいのか」と調べる瞬間があります。 件名は?本文は?そんな言い回しの疑問を抱えながら調べるうちに、もう一つ大切な前提に ...

投稿 スペイン語の請求書表現|メキシコ向け書き方とメール例文【CFDI対応】SPANISIMO BLOG に最初に表示されました。

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(最終更新日 2025/11/14)

メキシコで仕事をしていると、ふと「スペイン語で請求書をどう書けばいいのか」と調べる瞬間があります。

件名は?本文は?そんな言い回しの疑問を抱えながら調べるうちに、もう一つ大切な前提に気づきます。

メキシコの請求書は、PDFだけでは不十分です。

2023年4月以降、CFDI 4.0という電子税務証憑が義務化されています※1。
このCFDIでは、XMLファイルが法的原本として扱われ、PDFは「representación impresa(印刷表現)」と呼ばれる表示用の補助資料にすぎません※2。

言うなれば、PDFは”表紙”、XMLが”本体”です。

どれだけ丁寧なスペイン語でメールを書いても、XMLの内容が正確でなければ受領者は税務上使えません。
逆に言えば、XMLさえ正しければ、メール本文は最小限で十分です。

この記事では、まず「最短で何を書けばいいか」を示し、そのあとでCFDI特有の必須項目を整理します。表現と制度、両方のバランスを取りながら、今日中に送れる形まで案内します。


先に答え:請求書を送るために必要な3つのこと

メキシコの請求書はXMLが原本、PDFは表示用です。

送付前に確認すべきは、まずはこの3つだけで大丈夫です。

①「受領者5項目(RFC・Nombre・Régimen・CP・Uso)が証明書と完全一致」

②「PUEかPPDか(PPDは入金ごとに支払補完CFDI必須)」

③「UUID をSAT公式で照合」の3点。

詳しく解説:請求書を送るために必要な3つのこと

メキシコ向けCFDI請求書を送る前に、必ず押さえておくべき3つのポイントを整理します。
XMLとPDFの両方添付、受領者情報の完全一致、支払方式の選択と照合がすべてです。

1. 両方添付する:XML(原本)+PDF(表示)

CFDI 4.0では、XMLが法的原本として機能します。
PDFは人間が内容を確認するための補助資料にすぎません。

XMLファイル:法的原本として扱われる構造化データ

PDFファイル:人間が内容を確認するための表示用

送付時は必ず両方を添付

2. 受領者5項目を証明書と完全一致させる

CFDIには受領者の税務情報が必須です。

一文字でも違うとシステムがエラーを返すため、最新の納税証明書から正確にコピーしてください。

CFDIには受領者の以下5項目が必須です※3。

RFC(納税者登録番号)

Nombre / Razón social(氏名または商号)

Régimen fiscal(納税区分)

Código Postal(税務所在地の郵便番号)

Uso del CFDI(CFDIの使用目的)

これらは受領者のConstancia de Situación Fiscal(納税証明書)と完全一致している必要があります。

3. PUE/PPDを選ぶ→UUIDをSATで照合

支払タイミングによってPUE(即時全額)かPPD(後払い)を選び、発行後は必ずSATポータルでUUIDの有効性を確認します。

PUE(即時全額払い)かPPD(後払い・分割)かを選択

タイムスタンプ後に発行されるUUID(36文字の識別コード)を、SAT公式ポータルで照合※4

PPDを選んだ場合、実際の入金時に**支払補完CFDI(Complemento para recepción de pagos 2.0)**の発行が必要です※5。

🔗 SAT検証ポータルhttps://verificacfdi.facturaelectronica.sat.gob.mx/


請求書用に使えるメールの送付例

実務で今日から使える、CFDI 4.0のメール送付例を2パターン用意しました。
フォーマルと準フォーマル、どちらも3〜6行で完結します。

件名のUUID表記:先頭8文字のみ(後から検索しやすい)。

件名例

Factura CFDI 4.0 — [案件名または請求書番号] (UUID: [先頭8文字])

本文例(フォーマル最短)

Estimado/a [担当者名]:

Adjunto el CFDI 4.0 en formato XML (comprobante fiscal) y PDF (representación impresa).

• UUID: [xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx]
• Método: [PUE / PPD]
• Total: $[金額] MXN

Verificación: https://verificacfdi.facturaelectronica.sat.gob.mx/

Saludos cordiales,

[あなたの名前/署名]

本文例(準フォーマル最短)

何回か請求書のやり取りをしており、お互いに認識している場合は以下のような冒頭と末筆にするのも良いです。
ただしこちらはお互いの関係性を理解した上で送ってください。

Hola [担当者名]:

Adjunto el CFDI 4.0 (XML y PDF).

・Folio fiscal (UUID): [xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx]
・Método de pago: [PUE/PPD]
・Total: $[金額] MXN

Verificación: https://verificacfdi.facturaelectronica.sat.gob.mx/

Si es PPD, emitiremos el complemento de pago por cada pago recibido.

Saludos,

[あなたの名前/署名]


受領者の必須5項目の内容と注意点(Constanciaと完全一致)

CFDI 4.0では、受領者の税務情報5項目が必須です。
SATシステムは受領者の納税証明書(Constancia de Situación Fiscal)と自動照合するため、一文字でも違うとエラーになります。

以下の表で各項目の内容と注意点を確認してください。

項目内容注意点
RFC納税者登録番号個人13桁、法人12桁
Nombre / Razón social氏名または商号一文字でも違うとエラー
Régimen fiscal納税区分コード例:612(事業活動)、626(RESICO)
Código Postal税務所在地の郵便番号SATに登録されているCPと一致
Uso del CFDICFDIの使用目的コード例:G03(一般経費)、G01(商品仕入)

補足:受領者から入手した最新のConstancia de Situación Fiscal(納税証明書)と完全一致させてください。
コピー&ペーストを推奨します。


メール送付→照合の3ステップ(SAT検証まで)

CFDI発行後の送付・照合・保管を3ステップで完了させます。
送付時のメール記載項目、SAT公式ポータルでのUUID検証手順、証拠保全のスクリーンショット保存まで、今日中にできる流れを案内します。

送付(XML+PDFを添付)

メールには以下の3点を必ず含めてください。

  • 件名にUUID先頭8文字
  • 添付はXML(原本)+PDF(表示)
  • 本文にUUID/Método(PUE/PPD)/合計/SAT検証リンク
照合(SAT公式でUUID検証)

発行したCFDIが有効かどうかを、SAT公式ポータルで確認します。

  1. SAT検証ポータルにアクセス
  2. UUID・RFC del emisor(発行者)・RFC del receptor(受領者)を入力
  3. 画像認証(captcha)を入力
  4. **Estado(状態)Vigente(有効)**であることを確認
保管(スクリーンショット)

検証結果画面をスクリーンショットで保存し、社内で共有・保管してください。後日の確認や監査時の証拠として活用できます。

制度の詳細が必要な方へ
取消理由コード(01〜04)の選び方、PPD時の支払補完CFDIの作成手順など、より詳しいガイドは近日公開予定です。まずはこの3ステップで送付・照合を完了させましょう。


関連記事

📄 スペイン語請求書の表現・基本フレーズ

メキシコ以外のスペイン語圏(EU・中南米)向けの一般的な請求書作成ガイド。言い回しや表現の基本を確認したい方はこちらもどうぞ。

初めてでも安心:スペイン語請求書テンプレ+注意点


よくある質問(FAQ)

CFDI 4.0の実務でよく聞かれる3つの質問に回答します。
PUE/PPDの選び方、UUIDの確認場所、Uso del CFDIの選択基準を押さえておけば、送付時の迷いがなくなります。

PUEとPPDはどう選ぶ?
支払タイミングで判断します。

PUE:CFDI発行時に全額が入金済み、または同時に入金される場合

PPD:後日入金、または複数回に分けて入金される場合

PPDを選んだ場合、実際の入金時に支払補完CFDIを発行する必要があります※5。
UUID(Folio fiscal)はどこで確認できる?
以下の3箇所で確認できます。

①XMLファイル内:<tfd:TimbreFiscalDigital> タグ内のUUID属性

②PDFの上部または下部:「Folio Fiscal」または「UUID」として表示

③発行システムの管理画面:タイムスタンプ後に表示

形式はxxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx(36文字、5グループ、ハイフン区切り)です。
Uso del CFDIはどう選ぶ?
受領者の**Régimen fiscal(納税区分)**と用途に応じて選択します。
代表的な例:
G01:Adquisición de mercancías(商品仕入)

G03:Gastos en general(一般経費)

S01:Sin efectos fiscales(税効果なし・外国取引等)

Régimen fiscalと整合しないUsoを選ぶと、SATシステムがエラーを返すことがあります※6。受領者に事前確認することを推奨します。

まとめ:スペイン語で請求書(Factura)を作成・送付する方法

今回は、スペイン語の「請求書(factura)」を作成・送付する際に役立つテンプレートと必須フレーズを紹介しました。

スペイン語圏との取引業務ではもちろん、フリーランスとして活動する際にも、正確な請求書の発行は欠かせません。

ぜひ、この記事のテンプレートを活用し、スムーズな業務にお役立ていただけたら嬉しいです。

請求書や送付メールの文面を作ってみたけど、「この表現で失礼にならないか」「法的な要件を満たしているか」を誰かに確認したいと思われたら、スパニッシモのビジネススペイン語コーチングコースをご活用ください。

作成した請求書やメール文面の添削はもちろん、相手からの問い合わせに返信するフレーズなども講師と学んでいただけます。

初回レッスンの受講に不安がありましたら、日本人スタッフとの学習相談も可能です。

ビジネス現場で役立つスペイン語を学ぶ「ビジネススペイン語講座」

ビジネスコース紹介

スペイン語を話せるようになるには、インプットだけでなく、アウトプットとして、学んだことをどんどん練習することが大切です。

ビジネススペイン語コーチングコースでは、想定されるビジネスシーンに基づいた単語やフレーズを学び、ダイアログや練習問題を通じて、理解を深めていきます。

スパニッシモに在籍しているグアテマラ人講師とビジネスで役立つスペイン語を学びませんか?

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出典と免責事項

主要出典

本記事は、以下のSAT公式情報に基づいて作成しています:

  1. SAT公式サイト — CFDI 4.0概要
    https://www.sat.gob.mx/ | 最終確認:2025-10-31
  2. SAT — Verificación de CFDI
    https://verificacfdi.facturaelectronica.sat.gob.mx/ | 最終確認:2025-10-31
  3. SAT — Complemento para recepción de pagos 2.0
    http://omawww.sat.gob.mx/tramitesyservicios/Paginas/recepcion_de_pagos.htm | 最終確認:2025-10-31

免責事項

本記事は2025年10月31日時点のSAT公式情報に基づきます。
メキシコ税制は頻繁に改正される可能性があります。
実務にあたっては、必ず最新の公式情報をご確認いただくか、税務顧問にご相談ください。


脚注

※1:SAT — CFDI 4.0義務化(2023-04-01以降)
※2:SAT — Representación impresaの定義
※3:SAT — CFDI 4.0受領者必須項目
※4:SAT — 検証ポータル
※5:SAT — Complemento para recepción de pagos 2.0
※6:SAT — Régimen fiscalとUso del CFDIの整合性検証

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(最終更新日 2025/11/11) 平素よりスパニッシモをご利用いただき、誠にありがとうございます。 このたび、「Microsoft Teamsで受講したレッスンのチャット内容」と「レッスンの動画」を、マイページ上で閲 ...

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(最終更新日 2025/11/11)

平素よりスパニッシモをご利用いただき、誠にありがとうございます。

このたび、「Microsoft Teamsで受講したレッスンのチャット内容」と「レッスンの動画」を、マイページ上で閲覧できる新機能をリリースいたします。

これまで、レッスン中のチャットはTeamsアプリでのみ確認可能で、録画された動画の閲覧はできませんでした。今回のアップデートにより、マイページ内でレッスンチャットおよびレッスン動画を閲覧いただき、レッスンの復習に活用いただけます。

この機能は2025年11月11日午後20時以降に実施されたレッスンで、すべての受講生の方に順次ご利用いただけます。

この記事では、新機能でできることや閲覧方法、ご利用にあたっての注意点をわかりやすくご紹介します。

新機能リリースの背景

レッスン実施方法をMicrosoft Teamsへ移行後、新しいレッスン形式ではレッスンごとに専用のルームURLが発行されるようになりました。

そのため、授業後に過去のチャットやレッスン履歴の管理が複雑になり、

「チャットでほしい情報がすぐに見つからない」
「レッスン後にチャットを確認しづらい」

といったお声を多数いただいておりました。

また、「レッスンの動画を後から見返したい」というご要望も非常に多く寄せられていました。

こうした受講生の皆さまからのお声を受けて、スパニッシモでは、マイページ上でレッスン履歴を一元管理し、チャットや動画をより簡単に見返せる環境を整えることを目的に、2025年5月より本機能の開発に着手し、今回のリリースに至りました。

この新機能により、マイページ上で、レッスンで学んだ内容をチャットや動画を通じて確認・復習できるようになります。

新機能の紹介

今回のアップデートでは、レッスン後の復習をよりスムーズに行えるように、マイページ上で「レッスンのチャット履歴の確認」と「レッスン動画の再生」ができるようになりました。

これまでTeamsアプリを開いて確認していたチャット履歴や、見返したかったレッスン内容を、マイページ内で一元管理して確認できるようになります。

チャット内容をマイページで確認する方法

レッスンチャットの履歴をマイページ上で一元管理できるようになりました。

レッスン中に講師が送ってくれた例文・フレーズ・文法の補足・発音のポイントなどを、マイページ上でいつでも確認していただけます。

①メニューバーから「レッスン履歴」を開く

②「レッスン履歴」ページで、確認したいレッスンを選択

確認したいレッスンを選択すると、該当レッスンのチャット履歴を表示できます。

録画されたレッスンの動画を再生する方法

レッスン受講後にチャット画面からレッスン録画を再生できるようになります。

「先生の文法説明をもう一度聞きたい」「あのフレーズの発音を再確認したい」

そんなとき、録画されたレッスンの動画があなたの復習をサポートします。

①レッスン履歴ページで該当レッスンのチャットを開く

レッスン動画を視聴する際、まずはレッスン履歴から、該当レッスンのチャットを開きます。

②該当レッスンのチャットにある「レッスンの動画を視聴する」ボタンをクリック

「レッスンの動画を視聴する」ボタンをクリックすることで、動画を視聴できるページが開きます。

③動画を視聴できるページで再生ボタンをクリック

こちらがレッスンの動画を視聴できるページです。再生ボタンをクリックすることで、動画を再生できます。

なお、レッスンの動画はページ上での視聴の他に、ダウンロードして視聴していただけます。

レッスンの録画を希望する方法

レッスンを録画するかどうかは、レッスン予約時に選択可能です。

予約画面で「レッスンの録画に同意する」にチェックを入れると、録画対象になります。

こちらで同意していただけない場合、レッスンの録画はされず、レッスン後に動画を視聴いただくことはできません。

なお、録画を希望しない場合はチェックを外してください。

新機能の注意事項・利用上のルール

2025年11月11日午後20時以降に実施されたレッスンで、レッスンのチャットおよび動画が閲覧できるようになります。それ以前のレッスンのチャット・動画は閲覧対象外です。

レッスン終了後、チャットや動画データが反映されるまでに数分〜数時間かかる場合があります。

録画機能は、予約時に「レッスンの録画に同意する」にチェックを入れた場合のみ利用できます。同意がないレッスンは録画されず、レッスンの動画を閲覧できません。

レッスンの動画は60日間をすぎると閲覧できなくなります。

復習や振り返りの際は、お早めにご視聴またはダウンロードしてください。

一部の画像データやチャット内容(スタンプなど)が正しく保存されず、マイページ上で表示できないことがあります。あらかじめご了承ください。

レッスンの動画データ・チャット内容は、ご自身の学習目的のみに利用できます。SNSや動画サイト等での公開・転載・共有は禁止です。

ご不明点がございましたら、カスタマーサポートまでお問い合わせください。

よくある質問(Q&A)

チャットやレッスンの動画がマイページに表示されません。
レッスン終了後、チャットおよび動画データがマイページに反映されるまでに、数分〜数時間かかる場合があります。
マイページにチャットが反映されていない場合は、しばらく時間をおいてから再度マイページをご確認ください。
また、録画を希望していないレッスンは録画されず、動画を視聴できません。
レッスンの録画がされませんでした。
レッスンの録画は、レッスン予約時に「レッスンの録画に同意する」にチェックを入れた場合のみ実施されます。同意がなかったレッスンは録画されませんので、次回の予約時に設定をお願いいたします。
レッスン中にトラブルがあり、接続が一度切断された後に再開しました。一度接続が切断された場合の録画はどうなりますか?
一度接続が切断された場合、再接続後に新しい録画データとして自動的に再開されます。
なお、接続が途中で切断された際の録画データは、切断前の部分までが保存されます。
そのため、マイページのチャット履歴では複数の動画が表示されます。
複数の録画がある場合は、それぞれ再生することでレッスン全体を通して確認していただけます。
過去のレッスンの動画を確認しようとしたら、閲覧できませんでした。
レッスンの動画は60日間を過ぎると自動的に削除されます。既に削除となった動画を視聴いただくことはできません。
新機能が始まる前(11月11日以前)のレッスンの録画やチャットも見られますか?
今回の新機能は、2025年11月11日午後20時以降に実施されたレッスンが対象です。
それ以前のレッスンチャット・動画データは閲覧対象外となりますのでご了承ください。
レッスンの動画データをダウンロードできますか?
はい、レッスン動画はダウンロード可能です。なお、視聴期限を過ぎてしまった場合、ダウンロードはできません。
レッスンの動画はスマートフォンやタブレットでも再生できますか?
はい、マイページから動画視聴ページを開いていただき、録画を再生できます。

新機能を活用してレッスンでの学びを深めましょう!

今回のチャットと動画の新機能を活用することで、レッスンで学んだことを振り返ることができます。

ぜひ、レッスン後の復習としてご活用いただけますと幸いです。

スパニッシモは今後も、受講生の皆さまにご満足頂けるサービスを提供できるよう、継続的な改善に努めてまいります。

引き続きスパニッシモをどうぞよろしくお願いいたします。

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スペイン語の請求書:コピペ可テンプレ&送付メール例【2025年版】https://blog.spani-simo.com/archives/20033https://blog.spani-simo.com/archives/20033#respondWed, 29 Oct 2025 22:00:00 +0000https://blog.spani-simo.com/?p=20033

(最終更新日 2025/11/04) スペイン語圏との取引で「請求書(factura)」の作成や送付が必要になった際、「どの単語を使えば?」「メールの文面は?」と手が止まってしまうことはありませんか。 この記事は、まさに ...

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(最終更新日 2025/11/04)

スペイン語圏との取引で「請求書(factura)」の作成や送付が必要になった際、「どの単語を使えば?」「メールの文面は?」と手が止まってしまうことはありませんか。

この記事は、まさに今、スペインでビジネスをしていて、請求書対応が必要なあなたが今すぐ作業を完了できることをゴールにしています。

まずはコピペで使える「答え」から提示し、次に関連用語の使い分け、メール文例へと進む構成としました。

中南米、特にメキシコにおいては、全く別の請求書の送付方法になりますので、こちらは別途記事を作成し近日公開する予定です。

先に答え:今すぐ使える請求書(Factura)

急ぎの方は、まずここにある項目が全部入っているか確認をして作業を完了させてください。
スペインの請求書に必須の項目(番号、発行日、発行者/受領者の名称・NIF、明細、税率/税額、合計など)は2025年10月時点でのAEAT(スペイン税務庁)の「Contenido de las facturas」に準拠しています。

請求書に必要な最小項目のテンプレート(テキスト形式)

このテンプレートは、正式な請求書ファイル作成のための「項目整理」や「下書き」としてご活用ください。
最終的にはWordやGoogle Docsなどで正式なファイル(PDF推奨)を作成し、メールに添付して送付します。

(※ 差し替え箇所は【】で示します)

  • Factura Nº: 【請求書番号】
  • Fecha: 【発行日: 2025-11-01】
  • Emisor (発行者): 【自社名, 住所, NIF/NIE】
  • Receptor (受領者): 【顧客名, 住所, NIF/NIE】
  • Concepto: 【概要: 例 Servicio de consultoría】
  • Base imponible: 【€金額(税抜)】
  • IVA: 【% / €】  →(標準税率は21%)
  • Total: 【€合計】
  • Datos bancarios: 【IBAN / (必要に応じて)BIC/SWIFT】
  • Fecha de vencimiento (支払期日): 【2025-11-30】

※スペインの標準IVA税率は21%(2025年時点)。
軽減10%、超軽減4%(特定品目に5%・0%の適用あり)。

請求書のテンプレート参考画像

上記をもとにした請求書のサンプル画像です。より視覚的にわかりやすくしています。

請求書における必須用語の一覧

用語の取り違えを避けるため、最低限の語を一気に確認します。
定義はRAE(語義)とAEAT(請求書上の義務情報)を主に参照しており、ネイティブチェックも行っています。

スペイン語日本語(主な意味)
Emisor / Receptor発行者 / 受領者
Nombre / Razón social氏名 / 法人名(発行者・受領者の正式名称)
NIF/NIE納税者番号 / 外国人識別番号
Dirección / Contacto住所 / 連絡先
Concepto概要、項目
Base imponible課税標準額(税抜金額)
Tipo de IVA / Importe IVAIVA税率 (%) / IVA税額 (€)
TOTAL A PAGAR支払合計額
Fecha de vencimiento支払期日
Datos bancarios銀行情報
IBAN / BIC (SWIFT)国際銀行口座番号 / 銀行コード
Notas備考欄

送付メールの定型文(件名/本文)

テンプレが整えば、あとは“送り方”です。
初回の相手にはフォーマル、継続先には準フォーマルが自然です(いずれも丁寧表現)。
件名は Factura Nº を含めると相手が判断しやすくなるので効果的です。

件名(Asunto)

[Unverified] フォーマル: Envío de la factura Nº【123】 – 【自社名】

[Unverified] 準フォーマル: Factura 【123】 / 【プロジェクト名】

本文(Cuerpo)

フォーマル(初回・重要先)

Estimado/a Sr./Sra. 【姓】:

Le adjunto la factura (Nº【123】) correspondiente a 【期間/サービス】.

La fecha de vencimiento es el 【2025-11-30】.

Quedo a su disposición para cualquier consulta.

Atentamente,

【署名】

準フォーマル(継続先)

Hola 【名】:

Te envío la factura Nº【123】 por 【概要】.

El plazo de pago es hasta el 【2025-11-30】.

Si tienes cualquier duda, me dices.

Saludos,

【署名】

よくある混同を解決!:factura / proforma / recibo / cuenta

請求書を発行するにあたり混同しやすい4つの単語についてそれぞれ解説します。

Factura(請求書)

支払いを請求する正式書面です。
日本語での請求書=Facturaと思ってもらって問題ありません。

Adjunto la factura oficial para el pago.
(支払いのための正式な請求書を添付します。)

Factura proforma(仮請求/見積請求)

財務・税務上の効力は持たない「下書き」としての性質。
AEATのFAQでも「プロフォーマや下書きは“本物の請求書”ではない(QR等も付かない)」旨が整理され、解説としてWolters Kluwerも「valor fiscal o contable carece」と明記しています。

Esta es la factura proforma; la factura final se emitirá después del servicio.
(これは仮請求書です。正式な請求書はサービス後に発行されます。)

Recibo(領収書)

支払いを受領した証憑の意味です。
請求書とは目的・タイミングが異なる。(語義はRAE/一般辞典で確認可)

Gracias por su pago. Le envío el recibo.
(お支払いありがとうございます。領収書をお送りします。)

Cuenta(会計)

飲食店などでの勘定で使うことが一般的です。

La cuenta, por favor. は定番の依頼表現です。

¿Nos trae la cuenta, por favor?
(お会計をお願いできますか?)


よくある質問(FAQ)

請求書を送るときによくある質問をQ&Aで解決します。

「税込/税抜」はどう書く?
IVA incluido(税込) / IVA no incluido(税抜)の表記を使い、Base imponible(税抜)とIVA(税額)を明示します。
支払期日の延長を丁寧にお願いするには?
 以下のような表現が一般的です。
¿Sería posible extender la fecha de vencimiento al 【日付】?
未払いの丁寧な催促は?
以下のような表現が一般的ですが、相手との関係性や事前の約束事によって表現が変わる場合があります。
Este es un amable recordatorio sobre la factura Nº【123】, cuya fecha de vencimiento pasó el 【期限日】.
銀行手数料の負担を明記したい。
Gastos bancarios を用い、Los gastos bancarios correrán a cargo de ~ と明記。
訂正が必要になった。正式手順は?
Factura rectificativa(訂正請求書)を発行します。「訂正である旨」「訂正理由」「元請求書の識別情報」「訂正内容」を記載し、一般の請求書要件も満たす必要があります。詳しい期限や要件はAEATのガイドを参照してください。

(関連記事:[Unverified] 【自社「領収書(recibo)表現まとめ」への内部リンク】)


まとめ:スペイン語で請求書(Factura)を作成・送付する方法

今回は、スペイン語の「請求書(factura)」を作成・送付する際に役立つテンプレートと必須フレーズを紹介しました。

スペイン語圏との取引業務ではもちろん、フリーランスとして活動する際にも、正確な請求書の発行は欠かせません。

ぜひ、この記事のテンプレートを活用し、スムーズな業務にお役立ていただけたら嬉しいです。

請求書や送付メールの文面を作ってみたけど、「この表現で失礼にならないか」「法的な要件を満たしているか」を誰かに確認したいと思われたら、スパニッシモのビジネススペイン語コーチングコースをご活用ください。

作成した請求書やメール文面の添削はもちろん、相手からの問い合わせに返信するフレーズなども講師と学んでいただけます。

初回レッスンの受講に不安がありましたら、日本人スタッフとの学習相談も可能です。

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ビジネススペイン語コーチングコースでは、想定されるビジネスシーンに基づいた単語やフレーズを学び、ダイアログや練習問題を通じて、理解を深めていきます。

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ビジネススペイン語コーチングコースとは?

参考文献

主要参照

  • AEAT(スペイン税務庁):請求書の必須項目・定義、IVA税率、訂正請求書。
  • RAE(辞書):factura の語義。
  • La Moncloa(政府公式):NIF/NIEの制度的な位置づけ。
  • SEPA公式FAQ / 金融機関:BIC要否の経年変化(2014/2016移行)。
  • Wolters Kluwer:Factura proforma は税務・会計上の効力なしという実務解説。
  • Instituto Cervantes/学校系教材:La cuenta, por favor を含むレストラン表現。

参考・引用(本文内注の再掲)

  • AEAT「Facturación IVA — Contenido de las facturas / Tipos de IVA / Facturas rectificativas」ほか(最終確認 2025-10-28)。
  • RAE(DLE)「factura」定義(最終確認 2025-10-28)。
  • Gobierno de España(La Moncloa)「Diferencias entre DNI, NIE y NIF」(2024-12-20、最終確認 2025-10-28)。
  • SEPA FAQ / Deutsche Bank(BIC不要化の時期、最終確認 2025-10-28)。
  • Wolters Kluwer「Factura proforma: qué es y cuándo usarla」(最終確認 2025-10-28)。
  • Instituto Cervantes/学校系(レストラン表現、最終確認 2025-10-28)。

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スペイン語の朝礼フレーズ!最短1分テンプレと進行例https://blog.spani-simo.com/archives/19854https://blog.spani-simo.com/archives/19854#respondThu, 23 Oct 2025 05:47:18 +0000https://blog.spani-simo.com/?p=19854

(最終更新日 2025/10/24) 日本のビジネスシーンで日常的に行われる「朝礼(短時間の朝会)」。 これをスペイン語圏のチームで行う場合、どのようなフレーズを使えばよいか迷うかもしれません。 一般的な「Buenos ...

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(最終更新日 2025/10/24)

日本のビジネスシーンで日常的に行われる「朝礼(短時間の朝会)」。

これをスペイン語圏のチームで行う場合、どのようなフレーズを使えばよいか迷うかもしれません。

一般的な「Buenos días(おはよう)」だけでは、業務連絡や目的の共有は難しいものです。

この記事では、スペイン語の朝礼を1分・2分・3分で回すための実用的なテンプレを、コピーしやすい形でご紹介します。

さらに、国によって異なる「朝の時間帯」の感覚や、ビジネスで必須の敬称についても解説します。

[重要] フレーズの取り扱いについて
本記事のテンプレは日系企業での朝礼を想定しています。現地の企業文化では朝礼を常設しない職場もあります。導入時は、相手の勤務慣行・会議様式・敬称ポリシーを確認し、テンプレは土台として調整してください。


【先に答え】スペイン語 朝礼テンプレ(完成文)

日本の朝礼文化(短時間での情報共有)に基づいた、進行用の例文です。
コピーして、[ ] の部分を置き換えてご利用ください。

簡潔版(約1分)

Buenos días a todos.
(皆さん、おはようございます。)

La reunión de hoy es breve.
(今日のミーティングは短時間です。)

El objetivo principal es compartir los KPIs de ayer y las tareas de hoy.
(主な目的は、昨日のKPIと今日のタスク共有です。)

¿Alguna pregunta o comentario?
(何か質問やコメントは?)

(Si no hay nada más…)
((他に特になければ…))

Muchas gracias. Empecemos el día.
(ありがとう。一日を始めましょう。)

詳細版(情報共有・当番指名あり)

Buenos días, equipo.
(チームの皆さん、おはようございます。)

Primero, revisemos los KPIs de ayer.
(まず、昨日のKPIを確認します。)

(報告:_____)

Luego, la agenda de hoy.
(次に、今日のアジェンダです。)

(共有:_____)

Hoy, el responsable (o “encargado”) de [業務名] es [Nombre].
(本日の[業務名]担当は[名前]さんです。)

Si no hay dudas, cerramos la reunión.
(疑問がなければ、ミーティングを締めます。)

Gracias a todos.
(皆さん、ありがとうございました。)


朝礼で使える“1分/2分/3分”用テンプレ

所要時間別に、開始→目的→確認→締めの流れをテンプレートにしました。

1分版(最速・目的共有のみ)

【1分テンプレ:目的共有】

Buenos días a todos.
(皆さん、おはようございます。)

El objetivo de hoy es [目的].
(今日の目標は[目的]です。)

¿Comentarios rápidos?
(手短にコメントは?)

Gracias. ¡Vamos a trabajar!
ありがとう。仕事に取り掛かりましょう!)

2分版(KPI確認+タスク)

【2分テンプレ:KPI・タスク確認】

Buenos días.
(おはようございます。)

Revisión rápida de KPIs: [昨日の数値]. Estamos [達成状況].
(KPIのクイックレビューです:[昨日の数値]。状況は[達成状況]です。)

Tareas prioritarias para hoy: [タスクA] y [タスクB].
(今日の優先タスクは:[タスクA]と[タスクB]です。)

¿Algún problema urgente?
(緊急の問題はありますか?)

De acuerdo. Muchas gracias.
(了解です。ありがとうございました。)

3分版(当番・引き継ぎあり)

【3分テンプレ:当番・引き継ぎ】

Buenos días, equipo.
(チームの皆さん、おはようございます。)

Agenda de hoy: 1. KPIs, 2. tareas, 3. relevo.
(今日のアジェンダ:1. KPI、2. タスク、3. 引き継ぎ。)

(KPIとタスクを報告…)

Sobre el relevo de [業務名]:
( [業務名] の引き継ぎについて:)

Ayer, [前任者] hizo ____. Hoy, [後任者] se encargará de ____.
(昨日、[前任者]が____をしました。今日は[後任者]が____を担当します。)

¿Todo claro?
(すべてクリアですか?)

Perfecto. Que tengan un buen día.
(素晴らしい。良い一日を。)


スペイン語圏の国・地域で違う「いつまでが【朝】」か

【時間の注記】

スペイン語の「朝 (buenos días)」と「午後 (buenas tardes)」の境界は、RAE(スペイン語王立アカデミー)の原則によれば「正午」です。

ただし、RAEは「その境界は厳密ではない」とも明記しています[^1]。

実際の運用は、地域や慣習(例:スペインの昼食時間)により変動します。
以下はネイティブのスペインとグアテマラの講師へのチェックによってわかった感覚の違いを紹介します。

スペインでの「朝」の感覚

例えばマドリードでは「12時か13時頃」に切り替えるのが一般的という感覚がある一方、アンダルシアなど南部ではもう少し長く Buenos días を使う傾向もあるようです。

スペインの昼食時間が伝統的に14時前後と遅めであること[^2]も影響し、話者によっては14時頃まで Buenos días が使われる可能性もありますが[^3]、「正午〜13時頃」を目安に切り替わるケースが多いと考えるのが無難です。

中南米での「朝」の感覚

スペイン語圏全体の原則としては「正午からbuenas tardes」[^1]。

ただし地域差があり厳密な固定時刻ではない、が実情です。

グアマテラ・メキシコなどでは“正午を境目”の慣習が広く見られる一方、実生活では前後のゆらぎもあります。

国・地域Buenos días (朝)Buenas tardes (午後)備考出典 (例)
原則 (RAE)〜 12:0012:00 〜境界は厳密ではない[^1]
スペイン (慣習)〜 12:00/13:00頃12:00/13:00頃 〜昼食時間が目安[^3], [^2]
中南米 (慣習例)〜 11:5912:00 〜正午が目安[^1]

※ RAE:「正午から buenas tardes。ただし境界は厳密ではない」。慣習は地域・話者で変動。[^1]


朝礼における敬称と複数人への呼びかけ

ビジネスの朝礼では、相手との距離感を示す「敬称」が重要です。

ustedの使い所

スペイン語の「あなた」には、親しい間柄の tú(君)と、フォーマルな usted(あなた様)があります。

ビジネスシーン、特に上司、初対面の人、顧客、公的な場の相手に対しては、敬意を示す usted を使うのが基本です[^4]。

スペイン本国では tú を好む傾向もありますが、中南米では usted がより広く使われる地域もあるなど、選択は企業文化や年齢差によっても変動します[^4]。

朝礼のような業務連絡の場では、まず usted を使っておく方が無難です。

a todos の配慮

チーム全体に呼びかける際は、以下のような表現が使えます。

Buenos días a todos.
(皆さん、おはようございます)

最も一般的で無難な表現です。

Buenos días, equipo.
(チームの皆さん、おはようございます)

チームの一体感を出したい場合に適しています。

Buenos días, señores/señoras.
(皆様、おはようございます)

よりフォーマルな場、または外部の人が含まれる場合に使われることがあります。


朝礼でよく出る言い回し集

日本の朝礼で頻出する業務ワードのスペイン語表現です。

KPIs /アジェンダ

KPIs: そのまま KPIs (ケ・ペ・イス) と発音されるか、または Indicadores Clave de Rendimiento(重要業績評価指標)の略として使われます。(注:現地での運用実態は企業文化に依存します)

アジェンダ / 議題: Agenda または El orden del día(その日の順序)が使えます。

Revisemos la agenda de hoy.
(今日のアジェンダを確認します。)

当番 / 引き継ぎ

担当者 / 当番: encargado(任を受けた人/担当)[^5]、responsable(責任を負う人)[^6] はいずれも“担当者”の自然な候補です。

El encargado de hoy es Juan.
(今日の当番はフアンです。)

引き継ぎ: relevo は「交代・交替/交替要員・リレー」等を含意し[^7]、“引き継ぎ(人の交代)”の文脈に馴染みます。

(注:traspaso は権利・営業の譲渡(ビジネス移転)の語義が強く[^7]、日々の業務引き継ぎの定型語としては不適です。)

Hacemos el relevo de [tarea].
( [タスク] の引き継ぎを行います。)

Hoy [X] releva a [Y].
(今日は [X] が [Y] から引き継ぎます。)


スペイン語朝礼 FAQ

よくある質問に簡潔に回答します。

“Buenos días” は何時まで使えますか?
RAE(スペイン語王立アカデミー)の原則では「正午」から Buenas tardes ですが、境界は厳密ではありません[^1]。
例えばスペインではマドリードで「12時〜13時頃」に切り替わる感覚がある一方、南部ではより遅い場合もあり、地域差があります。中南米では正午を境にする傾向がありますが、こちらも話者により変動します。
上司にも “Hola”(オラ)は使えますか?
“Hola” は時間帯を問わず使える便利な挨拶ですが、一般にカジュアルな場面で使われます[^8]。[Verified] RAEは午後・夜の挨拶として buenas tardes/noches が標準であると示しており[^9]、ビジネスの初手としては、時間帯に合わせた “Buenos días” 等を使う方が無難です。
“Buenos días” と “Buen día” の違いは?
RAEの公式解説によれば、両方とも挨拶として正しいです。ただし、「スペインでは挨拶として buen día はほぼ使われない」のに対し、「アメリカ(中南米)では buen día も広く用いられる(特にリオプラテンセ地域)」という明確な地域差があります[^10]。
日本の「お疲れ様です」にあたる言葉は?
スペイン語には、日本語の「お疲れ様です」のように、出社時・退社時・業務中すべてに使える便利な言葉は存在しません。退社時には “Hasta mañana”(また明日)や “Que tengas un buen día”(良い一日を)、業務中の声かけは “Buen trabajo”(良い仕事だね)などが使われますが、状況によります。
朝礼のテンプレは、そのまま使っても失礼になりませんか?
本記事のテンプレは日系企業での朝礼を想定しています。スペイン語圏では、そもそも日本のような形式的な「朝礼」を行わない文化も多いです。導入する際は、まず「短時間で情報共有をしたい(Quiero compartir información brevemente)」という目的をチームに説明し、テンプレはあくまで土台として、職場の雰囲気に合わせて調整することを推奨します。
“a todos” 以外のインクルーシブな呼びかけは?
Buenos días a todas y todos.(女性・男性すべて)や Buenos días a todos y todas. という表現も、近年インクルーシブな表現として使われる場面があります。ただし、伝統的な文法では a todos が男女混合の集団を指します。職場の雰囲気や地域の慣習に合わせて使い分けることを推奨します。
“equipo” と “todos” のどちらが丁寧?
どちらも丁寧さに大きな差はありません。Buenos días, equipo. (チームの皆さん) は内輪(社内チーム)向けの一体感を出す表現です。Buenos días a todos. (皆さん) はより汎用性が高く、例えば朝礼に来客や他部署の人が参加している場合でも使える、無難な表現と言えます。

まとめ:即戦力テンプレと地域差の理解で、スペイン語朝礼が失敗しない!

本記事では、スペイン語の「朝礼(朝会)」を、コピーして使える”1分/2分/3分”テンプレ+国別(スペイン/中南米)の時間帯早見表に整理してお届けしました。

さらにあなたの職場で自然に使いこなしたいなら、スパニッシモの無料体験レッスンがおすすめです。

プロの講師が、あなたの作った朝礼フレーズが文脈に適切か、usted/tú の使い分け、relevo (引き継ぎ) のような業務ワードの地域差(LatAm/Spain)、より自然な言い回しまで的確にフィードバックしてくれます。

ビジネス現場で役立つスペイン語を学ぶ「ビジネススペイン語講座」

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参考文献・出典

(本文中の脚注 [^1]〜[^10] に対応)

[^1]RAE (Real Academia Española). “Español al día” (sección «Consultas»). “¿Cuál es la fórmula de saludo más adecuada, «buen día» o «buenos días»? ¿Y durante la tarde y la noche?”. (RAEの原則として正午を buenas tardes の境界とするが厳密ではない、という記述を含む)

URL: https://www.rae.es/espanol-al-dia/cual-es-la-formula-de-saludo-mas-adecuada-buen-dia-o-buenos-dias-y-durante-la-tarde

[^2] 一般的なスペインの生活慣習に関する解説。昼食(almuerzo または comida)が14:00から15:00頃に取られることが背景情報として存在。(※一般知識のため特定のURLなし)

[^3]CVC (Centro Virtual Cervantes). (2007). [Foro: “hora de comer”]. スペインにおける慣習として「14時か15時(昼食時間)を目安に ‘buenas tardes’ に切り替える」という運用実例の議論。(※特定のフォーラムスレッドのため、URL省略)

[^4]RAE (Real Academia Española).Diccionario panhispánico de dudas (DPD). ‘usted’.

URL: https://www.rae.es/dpd/usted

[^5]DLE (Diccionario de la lengua española). ‘encargado, da’.

URL: https://dle.rae.es/encargado

[^6]DLE (Diccionario de la lengua española). ‘responsable’.

URL: https://dle.rae.es/responsable

[^7]DLE (Diccionario de la lengua española). ‘relevar’, ‘relevo’, ‘traspaso’.

URL (relevar): https://dle.rae.es/relevar

URL (relevo): https://dle.rae.es/relevo

URL (traspaso): https://dle.rae.es/traspaso

[^8] ‘hola’ の一般的な解説。時間帯を問わないが、’buenos días’ 等と比較してカジュアルまたは親しい間柄で用いられることが多いという一般的理解。(※一般知識のため特定のURLなし)

[^9]RAE (Real Academia Española). “Español al día” (sección «Consultas»). ‘saludos’. (※[^1]のURLに同じ)

URL: https://www.rae.es/espanol-al-dia/cual-es-la-formula-de-saludo-mas-adecuada-buen-dia-o-buenos-dias-y-durante-la-tarde

[^10]RAE (Real Academia Española). “Español al día” (sección «Duda lingüística»). ‘¿El saludo es «buen día» o «buenos días»?’.

URL: https://www.rae.es/duda-linguistica/el-saludo-es-buen-dia-o-buenos-dias

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長時間のフライトでは、ちょっとした言葉の壁がストレスになることもあります。しかし、スペイン語圏へ旅行するなら、機内で使える基本的な単語やフレーズを知っておくと安心です。客室乗務員へのお願いや、隣の乗客とのやりとりがスムー ...

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長時間のフライトでは、ちょっとした言葉の壁がストレスになることもあります。しかし、スペイン語圏へ旅行するなら、機内で使える基本的な単語やフレーズを知っておくと安心です。客室乗務員へのお願いや、隣の乗客とのやりとりがスムーズになり、旅の始まりがぐっと快適になります。

本記事では、飛行機内で役立つスペイン語表現をご紹介します。

Quick Answer|スペイン語で「飛行機」をどう言う?

飛行機はスペイン語で avión と表現します。

あわせて覚えておきたい関連語

el asiento=座席

el embarque=搭乗

el despegue =離陸

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飛行機内で役立つスペイン語単語

飛行機内では、客室乗務員とのやりとりや機内アナウンスを聞くときなどで必要になる単語が意外と多いものです。こちらでは、スペイン語圏への空の旅で役立つ基本的な単語を紹介します。

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搭乗・座席に関する単語

スペイン語日本語
el embarque搭乗
la tarjeta de embarque搭乗券
el billete / el boletoチケット、券
el asiento座席
el asiento de ventanilla窓側の座席
el asiento de pasillo通路側の座席
el asiento del(en) medio真ん中の座席
el número de asiento座席番号
el cinturón de seguridad シートベルト
abrocharse el cinturón de seguridad シートベルトを締める
el respaldo背もたれ
el reposabrazos 肘掛け
el portaequipajes
el equipaje荷物
el equipaje de mano機内持ち込み荷物
la maletaスーツケース、旅行かばん

機内設備に関連する単語

スペイン語日本語
el estante(荷物を入れる)棚
la mesa plegable折りたたみテーブル
la bolsa para vómito / la bolsa de mareoエチケット袋
el antifaz / la máscara para dormir アイマスク
el bolsillo del asiento座席ポケット
los auriculares ヘッドホン/ イヤホン
la mantaブランケット
la almohada
el cojín クッション
la luz de lectura 読書灯
el botón de llamada呼び出しボタン
la pantallaモニター
la señal de cinturón de seguridad シートベルトサイン
la salida de emergencia 非常口
la máscara de oxígeno 酸素マスク

サービス関連に関連する単語

スペイン語日本語
la comida a bordo la comida de avión 機内食
el carne de pollo鶏肉
el carne de res / ternera 牛肉
el carne de cerdo豚肉
el pescado 
los mariscos魚介類
las bebidas飲み物
el refrescoソフトドリンク
el alcoholアルコール
la bebida alcohólicaアルコール飲料
el menú メニュー
la toalla húmedaウェットタオル
la bandejaトレー
los cubiertosカトラリー
el vasoコップ
la copaグラス
los productos libres de impuestos免税品
la revista a bordo機内誌

フライト関連に関連する単語

スペイン語日本語
el anuncioアナウンス
el despegue 離陸
despegar離陸する
el aterrizaje (la toma de tierra)着陸
aterrizar / tomar tierra en 着陸する
la pista de despegue 滑走路
el retraso 遅延
la escala乗り継ぎ、経由
la turbulencia乱気流
el pasajero乗客
la azafata / el azafato乗務員、キャビンアテンダント
el piloto 操縦士
el copiloto 副操縦士
el destino行き先
la altitud高度
velocidad速度

飛行機内で役立つスペイン語フレーズ

「飲み物を頼みたい」「具合が悪い」など、飛行機の中ではよくある場面です。そんなときに、飛行機の中でスペイン語が少しでも使えたら嬉しくて、旅の気分もぐっと高まりますよね。

こちらでは、機内で役立つスペイン語フレーズをご紹介します。

搭乗・座席に関するフレーズ

Disculpe, no sé dónde está mi asiento. ¿Podría ayudarme a encontrarlo, por favor?
(すみません、自分の席がわかりません。探すのを手伝っていただけますか?)

Perdone, el portaequipajes está demasiado alto para mí y no llego. ¿Podría ayudarme, por favor?
(すみません、棚が高すぎて届かないんです。手伝っていただけませんか?)

Este portaequipajes superior está lleno y no puedo poner mi maleta. ¿Hay algún portaequipajes libre?
(棚がいっぱいでスーツケースが上に入らないんです。空いている棚はありますか?)

Disculpe, este es mi asiento. ¿Podría revisar su boleto, por favor?
(すみません、ここは私の席です。チケットを確認していただけますか?)

Con permiso. 
(失礼します。(通ります。))

¿Podría reclinar el asiento, por favor?
(座席を倒してもいいでしょうか?)

Es un poco estrecho, ¿podría incorporar el asiento, por favor?
(狭いので、席を元に戻していただけますか?)

¿Está libre ese asiento?
(あの席空いていますか?)

¿Sería posible cambiarme de asiento, por favor?
(席を移動することは可能でしょうか?)

機内サービスに関するフレーズ

¿Podría darme un café, por favor?
(コーヒーをいただけますか?)

¿Podría traerme otra bebida, por favor?
(もう一杯飲み物をいただけますか?)

¿Qué opciones de comida tienen?
(どんな食事がありますか?)

¿Me puede dar el menú de la comida?
(機内食のメニューをいただけますか?)

¿Qué tipo de alcohol tienen?
(アルコールは何がありますか?)

¿Qué jugos tienen?
(ジュースは何がありますか?)

Tengo frío, ¿me puede dar una manta?
(寒いので、ブランケットをいただけますか?)

Mis audifonos parecen estar rotos. ¿Podría darme otros nuevos, por favor?
(イヤフォンが壊れているようです。新しいものに変えていただけますか?)

トラブルがあった時に役立つフレーズ

Estoy mareado/a. ¿Tiene medicina para el mareo?
(酔っています。酔い止めの薬はありますか?)

Tengo dolor de cabeza. ¿Podría darme algo para el dolor, por favor?
(頭痛がするのですが、痛み止めをいただけますか?)

No encuentro mi maleta. ¿Me puede ayudar a buscarla?
(私の荷物が見つかりません。一緒に探していただけますか?)

La persona de al lado ronca mucho. ¿Me puede dar tapones para los oídos, por favor?
(隣の人のいびきがうるさいです。耳栓を貸していただけますか?)

Se me derramó la bebida. ¿Tiene algo para limpiar, por favor?
(飲み物がこぼれました。拭くものはありますか?)

Olvidé mi pasaporte en el avión. ¿Puedo volver a entrar, por favor?
(飛行機の中にパスポートを忘れてしまいました。もう一度中に入ってもいいですか?)

機内アナウンスでよく聞くスペイン語フレーズ

飛行機では、客室乗務員やパイロットがスペイン語で重要な指示を出すことがあります。機内アナウンスでよく使われるフレーズを知っておくと、状況を理解しやすくなり、安心して空の旅を楽しめます。

こちらでは、機内アナウンスでよく流れるフレーズを紹介します。

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離陸時によく聞くフレーズ

Buenas noches, damas y caballeros. Bienvenidos a bordo de Aerolínea ◯◯. Me llamo ◯◯ y soy el jefe de azafato de su vuelo de hoy.
(みなさま、こんばんは。◯◯航空にご搭乗ありがとうございます。当機のチーフ・キャビンアテンダントの◯◯です。)

La duración estimada de nuestro vuelo a Tokio será de 7 horas y 20 minutos.
(東京までの飛行時間は、7時間20分を予定しております。)

Por favor, abróchense los cinturones de seguridad.
(シートベルトをお締めください。)

Apaguen todos sus dispositivos electrónicos o pónganlos en modo avión.
(電子機器の電源をお切りいただくか、機内モードに設定してください。)

El equipaje de mano no debe obstruir los pasillos ni las salidas de emergencia.
(手荷物で通路や非常口をふさがないようお願いします。)

Señoras y señores, en este momento vamos a realizar la demostración del equipo de seguridad.
(みなさま、これから安全設備の扱い方をご説明いたします。)

飛行中によく聞くフレーズ

Durante un momento se prevén turbulencias debido a las corrientes de aire.
(しばらくの間、気流の影響で揺れが予想されます。)

Se ha encendido la señal de cinturón de seguridad.
(ただいまシートベルトサインが点灯しております。)

Por favor, abróchense el cinturón de manera segura y eviten usar los baños mientras la señal esté encendida.
(シートベルトをしっかりとお締めいただき、サインが消えるまでお手洗いのご利用はお控えください。)

Iniciaremos la venta de productos libres de impuestos. Por favor, avísenos si desea adquirir alguno.
(免税品の販売を開始いたします。ご希望の方はお知らせください。)

En este momento iniciaremos el servicio de comida. A los pasajeros que estén descansando no se les molestará. Si más tarde desean su comida, por favor avisen a la tripulación.
(ただいまよりお食事のサービスを開始いたします。お休みのお客様にはお声がけいたしませんので、後ほどお食事をご希望の際は乗務員までお知らせください。)

着陸時によく聞くフレーズ

En este momento, nuestro vuelo estará aterrizando en breve.
(ただいま、当機はまもなく着陸いたします。)

Por favor, coloquen el respaldo de su asiento y la mesa en posición vertical.
(背もたれとテーブルを元の位置にお戻しください。)

Por su seguridad, mantengan los cinturones de seguridad abrochados hasta que la señal luminosa se apague.
(安全のため、シートベルトサインが消えるまで、シートベルトをお締めください。)

Les pedimos que permanezcan sentados hasta que el avión se detenga por completo.
(飛行機が完全に停止するまで、座席にお座りください。)

Por favor, tengan cuidado al abrir los compartimientos superiores, ya que los objetos podrían haberse movido y caer.
(上の棚をお開けになる際は、荷物が落ちる場合がございますので、十分ご注意ください。)

Les agradecemos su preferencia y esperamos verlos nuevamente en un próximo vuelo.
(ご搭乗いただきありがとうございました。またのご利用をお待ちしております。)

まとめ:飛行機内で役立つスペイン語

本記事では、機内で役立つスペイン語単語やフレーズを紹介しました。

今回紹介した単語やフレーズを覚えているなら、座席でのやり取りや機内サービスの利用、到着前後のアナウンスを聞くときなど、あらゆる場面で安心感が生まれます。また、現地の乗務員や他の乗客とのコミュニケーションがスムーズになり、海外旅行や出張の際のストレスを減らすことができます。

ぜひ今回のフレーズを覚えて、スペイン語圏の国々への快適で安全な空の旅を楽しんでください。

さらに実践で自然に使いこなしたいなら、スパニッシモの無料体験レッスンがおすすめです。プロの講師と、スペイン語の温泉に関する会話から文化の違いを話すことができます。

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スペイン語ゼロから2か月間でDELE A2合格!石黒真実さんが語る試験対策方法(後編)https://blog.spani-simo.com/archives/19755https://blog.spani-simo.com/archives/19755#respondFri, 17 Oct 2025 23:00:00 +0000https://blog.spani-simo.com/?p=19755

(最終更新日 2025/10/28) 前編では、スペイン語をゼロから学び始め、わずか2か月でDELE A2に合格された石黒真実さんに、スペイン語を始めたきっかけや、スパニッシモとの出会い、そして試験当日のエピソードについ ...

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(最終更新日 2025/10/28)

前編では、スペイン語をゼロから学び始め、わずか2か月でDELE A2に合格された石黒真実さんに、スペイン語を始めたきっかけや、スパニッシモとの出会い、そして試験当日のエピソードについて伺いました。

後編では、石黒さんがどのように学習スケジュールを組み立て、試験合格に向けて対策を進めていったのかに焦点を当ててお話を伺います。

1日最大6時間、2ヶ月で合計200時間に及ぶ学習をどのように続けていたのか。4技能(読解・リスニング・会話・作文)それぞれの対策法や、先生とのレッスンで得た気づきなどを詳しくご紹介します。

「まだ受験レベルに達していない」「どこから試験対策を始めていいかわからない」とお悩みの方は、ぜひ石黒さんのスペイン語ゼロから合格を目指す具体的な学習方法を参考にしてください。

DELEコーチングコースとは?

DELEコーチングコースは、3ヶ月間のDELE試験対策に特化した短期集中講座です。コースの入学試験ではスペイン語のレベルチェックを行い、その結果に基づいてひとりひとりにあった学習カリキュラムが設定され、学習が始まります。この記事では、石黒真実さんの学習スケジュール、4技能対策方法についてお話しいただきます。

DELEコーチングコースの流れ
(DELEコーチングコースの流れです。入学試験や中間試験での結果をもとに、学習プランを立て、受講者に合う試験対策を実現します。)

「先に学習の時間を確保する」石黒さんの学習スケジュールと勉強習慣の作り方

吉澤
吉澤

DELE対策はどのくらいの期間で取り組まれたんですか?

石黒真実さん
石黒真実さん

ほとんどスペイン語がわからない初心者の状態のまま、DELE A2試験への申し込みをしました。試験本番は申し込んだ日から約2か月後だったので、この期間が私にとっての学習期間です。

この2か月間での学習時間は、合計で約200時間でした。

吉澤
吉澤

200時間というと、1日平均で3時間ほどですね。そのうち、スパニッシモではどのくらいのレッスンを受講されたのでしょうか?

石黒真実さん
石黒真実さん

スパニッシモでは、DELEコーチングコースの31回のレッスンに加えて、通常プラン(短期集中プラン:100回、ヘビープラン:2か月分で40回)も並行して受講しました。スパニッシモで受講したレッスンは合計171回です。

加えて、自分でも予習の時間をしっかり取り、DELEコーチングコースの指定教材『Crono A2』はすべて解きました。

吉澤
吉澤

合計171回のレッスンに加えて、予習時間も確保されていたとのことですが、どのように学習時間を捻出していたのですか?

石黒真実さん
石黒真実さん

学習時間を確保するために、あらかじめ数週間先までレッスンの予約を入れてしまいました。多いときは朝に3時間、夜に3時間、1日で合計6時間のレッスンを受けていたこともあります。

もともと、DELE試験の存在を知って、そのまま勢いで申し込んでしまったという経緯があったので、「受験日までに必ず間に合わせる」という前提でスケジュールを立てていました。

学習をスタートしてからは、DELEコーチングコースと並行して、スパニッシモアカデミーを受講。学習開始1か月目にA1レベル、2か月目にA2レベルを修了することを目標に設定して、短期間で目標を達成するため、かなりタイトなスケジュールで学習を進めていきました。それくらい詰めないと間に合わなかったというのもあります。

吉澤
吉澤

平日と週末で、学習のペースに違いはありましたか?

石黒真実さん
石黒真実さん

そうですね。私は週末に仕事があることが多く、学習時間の確保が難しいことがあります。また夫が週末に家にいるので、週末に仕事がない場合は、なるべくリラックスできるような時間を優先していました。

その分、平日は「午前と夜は学習、昼は仕事と家のこと」とスケジュールを固定して、メリハリをつけていました。

吉澤
吉澤

主に平日に1日6時間分のレッスンに加えて予習や復習となると、かなり大変ですよね。どのように準備されていたんですか?

石黒真実さん
石黒真実さん

単語が分からないまま授業に入ると、授業時間がもったいないので、必ずレッスンの予習をしていました。「分からない単語を先に調べておく」「テキストを一度読んでおく」など、できる限り準備して臨むようにしていました。

ただ、復習まではなかなか時間が取れていなかったんです。DELE試験が終わったあとに、ようやく学習ノートを見直して整理しながら、これまで学んだA1、A2レベルを復習していました。

DELE A2レベルに合格した石黒真実さん

読解力ゼロからの挑戦:先生と選択問題の解答理由の根拠を言語化する読解トレーニング

吉澤
吉澤

では、ここからは各技能の学習方法についてお聞かせください。まずは読解(Lectura)についてですが、どのように対策されていましたか?

石黒真実さん
石黒真実さん

私はスペイン語の文法や語彙をまだ十分に学べていない状態で試験対策に取り組みました。そのため、正直なところ、学習初期は「読解対策ができるほどの力がまだなかった」というのが本音です。

まったくの初心者であったからこそ、DELEコーチングコースで担当だったCarmen先生から「点過去を覚えたね」「線過去も使えるようになったね」と言われるような段階で、文章を読むだけで精一杯でした。私にとって読解は、当時はまだ遠い目標のようでかなり難しく感じていましたね。

ただ、指定教材の『Crono A2』には全7回分の「模擬試験形式の読解問題(Modelo)」が収録されており、解答と解説もついているので、自分で教材にある問題を解き、答え合わせをしながら少しずつ力をつけていきました。

授業ではそのうち1回目と2回目の問題を先生と一緒に解き、それ以降の3〜5回目の問題は自己学習で挑戦しました。

試験本番が近づいてからは、新しい問題をどんどん進めるよりも、すでに解いた問題を繰り返し見直すことに重点を置きました。最初は理解できなかった箇所も、何度か解き直すうちに少しずつ読めるようになっていったと思います。

吉澤
吉澤

先生とのレッスンは、どんな進め方をしていたんですか?

石黒真実さん
石黒真実さん

授業の前に自分で予習として問題を解き、授業では先生と一緒に答え合わせを行いました。そのとき、先生からは必ず「なぜその答えを選んだの?」と聞かれます。

私の答えが間違っていた場合は、「ここにもこう書いてあるでしょ。だからこの選択肢のほうが自然だよ」と、どこを読み取れていなかったのか、なぜ間違ったのかを一緒に考えてくれました。

単に正解を教わるだけではなく、「選択問題の根拠を言葉にする」練習になったのがとても良かったです。

吉澤
吉澤

先生と試験対策をやっていて、よかったことはありましたか?

石黒真実さん
石黒真実さん

読解については、まだ文法や語彙の面で余裕がなかったので、最初はとにかく読むことで精一杯でした。

ただ、以前に取り組んだ英語学習の経験が役に立ったと思います。TOEICの勉強で身につけた「先に設問を読んでから本文を読む」というテクニックをスペイン語でも意識的に使ったことで、少しずつ文章の要点がつかめるようになりました。

「当てずっぽう」から少しずつ前進。リスニング対策で意識したこと

吉澤
吉澤

次に、リスニング(Auditiva)についてお伺いします。授業ではどのように対策されていましたか?

石黒真実さん
石黒真実さん

リスニングは、最初のうちは本当に歯が立たなかったです。読解と同じように、文法や語彙力が足りず、「知らない単語は聞こえない」という現実を痛感しました。特に初期は、問題の選択肢を、いわば当てずっぽうで答えるしかない場面も多かったです(笑)

先生と一緒に取り組んだ『Crono A2』の演習問題も、自分一人で解いたものも、ほとんどが「勘頼み」でしたね。正直なところ、当時は「今の自分のレベルでは、対策のしようがない」と感じることもありました。

そのため、「リスニングで点数が取れない分は、Orales(口頭試験)で頑張ろう」と気持ちを切り替えるようにしていました。

吉澤
吉澤

たしかに、単語がわからないとスペイン語を聞き取るのは難しいですよね。そんな中で、どのように聞き取れるようになっていったのでしょうか?

石黒真実さん
石黒真実さん

大きな変化のきっかけは、「聞く量を増やすこと」と「学んだ単語を耳で確認すること」の2つを意識したことです。

Carmen先生から「A2レベルのリスニング音声があるので、繰り返し聞いてみるといい」とアドバイスをもらい、毎日のように聞くようにしました。最初はまったく聞き取れなかったのですが、文法や単語を学ぶにつれて、「習った単語が音声の中に出てきた」と気づける場面が少しずつ増えていきました。

吉澤
吉澤

徐々に聞き取れる単語が増えていったんですね。

石黒真実さん
石黒真実さん

そうですね。「劇的に聞き取れるようになった」とまでは言えませんが、聞き取れない原因が「単語を知らないから」ということがわかってきたのは大きかったです。単語力が身につくにつれて、聞き取れる音も増えていきました。

吉澤
吉澤

試験対策としてリスニング問題の音声を聞く以外で、スペイン語を聞く習慣はありましたか?

石黒真実さん
石黒真実さん

私はスペイン語の音楽が好きで、よくシャキーラの曲を聴いていました。ただ、フリーセッションで授業を受けたClaudia Illescas先生へその話をすると「それはあなたにはスピードが速すぎる!もう少しテンポがゆっくりで発音がはっきりした歌を聞くといいよ」とアドバイスをいただきました。

そこから、先生のアドバイスに従って、テンポがゆっくりで発音がはっきりした歌も聞くようにしました。音楽そのものが直接的にリスニング力を伸ばしたわけではありませんが、「スペイン語のリズムやイントネーションに慣れる」という点では大きな助けになったと思います。

話す力を伸ばす鍵は「接続詞」

吉澤
吉澤

では次に、口頭試験対策(Orales)についてお聞きします。授業ではどのように進められていましたか?

石黒真実さん
石黒真実さん

会話対策では、まず指定教材『Crono A2』に収録されている模擬試験形式の会話問題(全7回分)のうち、最初の1〜2回分をDELEコーチングコースで対策しました。

その後は、自分で教材の中から「このテーマを練習したい」と選び、スパニッシモのフリーセッションを活用して、レッスンの中で会話練習をお願いしていました。レッスンの前に教材ページを共有して、「今日はこのテーマで練習したいです」と伝えると、それに沿って実践練習をしてくれました。

吉澤
吉澤

先生との対策レッスンで、印象に残っていることはありますか?

石黒真実さん
石黒真実さん

 一番印象に残っているのは、「接続詞をもっと使いなさい」というアドバイスです。

“Y(そして)”や“pero(でも)”だけでつなぐと、どうしても話が単調になってしまうんでよね。

“porque(なぜなら)”“aunque(〜だけれども)”“entonces(それで)”“además(さらに)”といった、さまざまな接続詞を使うことで、会話が自然に広がるということを教えてもらいました。

吉澤
吉澤

接続詞を使うことで、より自然に会話を広げることや話を繋げていけるようになったんですね。

石黒真実さん
石黒真実さん

そうですね。またスパニッシモのフリーセッションでIngrid先生に会話レッスンをお願いした際、非常に丁寧なフィードバックをいただいたことが、とても印象に残っています。Ingrid先生は、私が話した内容をすべて文字に書き起こした上で、「ここに接続詞を入れられるね」「この表現はもっと伸ばせるよ」と、具体的な改善点を教えてくれたんです。

自分の話した内容を文章に書き起こして「見える化」することで、「どこが短く、どこで話を膨らませられるか」が一目で分かり、学びの精度が一気に上がりました。

吉澤
吉澤

話した内容を「見える化」するのは、とても効果的ですね。

石黒真実さん
石黒真実さん

本当にそうでした。最初のうちは、話しても一文で終わってしまうような短いやりとりばかりだったんです。でも、先生からアドバイスをいただき、接続詞を意識するようになってからは、自然と話が続くようになり、会話の流れもぐっとスムーズになりました。

「Y(そして)」や「pero(でも)」だけで区切って終わらせずに、内容をつなげて深掘りする意識を持てたことで、会話表現の幅がぐっと広がったと感じます。

「書くこと」が「話す力」につながる。筆記練習と口頭練習を行き来した学習方法

吉澤
吉澤

続いて、筆記試験の対策(Escrita)についてお伺いします。授業ではどのように進められていましたか?

石黒真実さん
石黒真実さん

筆記も、指定教材『Crono A2』に収録されている全7回分の模擬試験問題を使って練習しました。

そのうち、最初の1〜2回分の問題はDELEコーチングコースで先生と確認をしながら進めました。筆記試験問題は授業前に準備ができるので、授業の前に出題テーマに沿って自分で文章を書き、先生に試験問題と作成した回答を共有して添削してもらい、一つひとつ文章を確認しながら進める方法でした。

吉澤
吉澤

全7回ある模擬試験問題のうち、3回目以降の問題はどのように取り組まれたのでしょうか?

石黒真実さん
石黒真実さん

3回目以降の問題については、通常プランのフリーセッションを活用して、先生と確認を進めました。授業の進め方は基本的にはDELEコーチングコースと同じで、事前に出題テーマに沿って自分で文章を書き上げ、それを授業で担当する先生に提出して添削してもらうという流れです。

また、筆記練習と口頭練習を組み合わせた「ミックス練習」もよく取り入れていました。

吉澤
吉澤

ミックスして対策する、というのは?

石黒真実さん
石黒真実さん

たとえば、筆記練習で書いたテーマを今度は口頭練習で話してみる、あるいは口頭試験のテーマを文章として書いてみる、といった方法です。

たとえば「boda(結婚式)」というテーマでは、筆記では約80語の作文が求められますが、口頭練習では140語程度話す必要があります。

そこで、作文で書いた内容に接続詞や説明を足して、口頭練習でも自然に話せるようにすることで、筆記試験と口頭試験の両方のスキルを同時に鍛えることができました。

吉澤
吉澤

面白い取り組みですね。先生からのアドバイスで印象に残っているものはありますか?

石黒真実さん
石黒真実さん

はい、まずDELEコーチングコースで担当いただいたCarmen先生からは「設問の順番に沿って書くと構成がわかりやすくなる」というアドバイスをもらいました。

たとえば、「いつ、どこで、誰と」といった質問の順番通りに文章を作成することで、読み手にも伝わりやすくなる、ということです。

先生からアドバイスをいただいたことで、文章の構成を見直すきっかけになりました。

吉澤
吉澤

通常プランのフリーセッションも活用して、筆記試験対策をしたと伺いました。フリーセッションで担当した先生からは、どのようなアドバイスがありましたか?

石黒真実さん
石黒真実さん

まずIngrid先生に筆記試験対策をお願いしたとき、口頭試験対策と同様に「接続詞を意識して使うこと」とアドバイスをいただきました。たとえば、“Y(そして)”“pero(でも)”だけでなく、“porque(なぜなら)”“aunque(〜だけれども)”“además(さらに)”といった接続詞を交えて文章を書くことです。

また、Claudia Illescas先生に筆記試験対策をお願いしたとき、「作文は序論・本論・結論を意識すること」という指導がありました。文章が短くなりがちなときも、最後に「だから〜です」と結論でまとめると必要語数に届きやすくなります。そのため、文章構成はもちろん、文末にまとめを含める意識をするようになりました。

吉澤
吉澤

多くの先生からの指導を受けられたんですね。

石黒真実さん
石黒真実さん

はい。DELEコーチングコースで担当いただいたCarmen先生をはじめ、スパニッシモアカデミーやフリーセッションで、多くの先生方とのレッスンを受講したことで、様々なアドバイスをいただくことができました。

「学びを“成果”として残したい人」にこそおすすめのDELEコーチングコース

吉澤
吉澤

どんな方に、スパニッシモのDELEコーチングコースはおすすめだと思いますか?

石黒真実さん
石黒真実さん

DELE試験を受けたいと思っている方全般におすすめできます。

私自身の経験から言うと、試験や検定は「必要な知識を体系的に、ぎゅっと濃縮して学べる場」だと思っています。さらに、単に「勉強した」というだけで終わらず、自分の語学力が今どのレベルにあるのかを客観的に知ることができる機会でもあります。

そして、合格という結果は、自分の努力が成果として形に残るものです。

だからこそ、「学んだ証をきちんと残したい」「目標を持って学び続けたい」と思っている方には、このDELEコーチングコースはとても向いていると思います。

吉澤
吉澤

これからDELEを受験される方に、アドバイスをお願いします。

石黒真実さん
石黒真実さん

はい。まず一つは、Escrita(作文)対策では紙に書く練習をしておくことです。スパニッシモのレッスンはオンラインなので、普段はパソコンで文章を書く方が多いと思います。

ただ、DELE本番はすべて手書き。私も練習では「早く書ける」と思っていましたが、実際は「早くタイピングできる」で、本番では時間ギリギリまでかかりました。

また、ティルデ(アクセント記号)などもキーボードだと意識しにくいので、紙で書く練習を早い段階から取り入れるのがおすすめです。

もう一つは、「試験勉強をはじめる前に試験を申し込んでしまう」ことです。受験するレベルの試験日を決めることで勉強のスイッチが入るのではないかと思いますし、「もうやるしかない」と腹が決まると思います。

石黒真実さん

おわりに

石黒さんは、スペイン語の学習をほぼゼロの状態から始め、わずか2か月でDELE A2に合格されました。その背景には、「悩むより、まず行動する」というシンプルだけれど力強い信念があったのではないかと思います。

試験を知ったその日に申し込み、スペイン語を学び始めたその月にはDELEの勉強をスタート。朝と夜に時間を確保し、限られた期間の中で200時間以上を学習に充てながら、

スパニッシモのレッスンやDELEコーチングコースを通して、一つひとつの課題に真摯に取り組まれてきました。

初めはアルファベットからのスタートだった石黒さんが、本番の試験では読解問題を見直す余裕を持ち、合格をつかみ取るまでに成長されたのは、努力と継続、そして「できるようになりたい」という前向きな気持ちの積み重ねにほかなりません。

スパニッシモのDELEコーチングコースでは、講師との対話を通して、4技能の理解を深め、その人のペースに合わせながら目標に向かって進むことができます。

「まだ早いかも」と感じている方も、まずは一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

*スパニッシモのスペイン語の認定試験「DELE」対策講座*

スペイン語の資格試験の合格を目指す場合、スペイン語の実力を伸ばすことはもちろんですが、それぞれの試験にあった対策はとても大切です。

スパニッシモでは、DELE試験に特化した対策コースを提供しております。

DELE試験監督の資格を持つ講師とマンツーマンで対策をすることで、読む、書く、聞く、話すの4技能を総合的に伸ばしていくことができます。

スパニッシモのDELE対策で試験の概要やコツをつかんで、自信を持って試験日を迎えませんか?

DELEコーチングコースとは?

投稿 スペイン語ゼロから2か月間でDELE A2合格!石黒真実さんが語る試験対策方法(後編)SPANISIMO BLOG に最初に表示されました。

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https://blog.spani-simo.com/archives/19755/feed019755
「やると決めたら、すぐ行動!」スペイン語ゼロから2か月でDELE A2合格:石黒真実さん合格インタビュー(前編)https://blog.spani-simo.com/archives/19559https://blog.spani-simo.com/archives/19559#respondWed, 15 Oct 2025 23:00:00 +0000https://blog.spani-simo.com/?p=19559

「思い立ったら、すぐ行動」。 そんな言葉がぴったりの石黒真実さんは、2025年7月にスペイン語試験・DELE A2レベルに見事合格されました。 スペイン語を学び始めたのは、わずか2か月前の2025年5月。 きっかけは、本 ...

投稿 「やると決めたら、すぐ行動!」スペイン語ゼロから2か月でDELE A2合格:石黒真実さん合格インタビュー(前編)SPANISIMO BLOG に最初に表示されました。

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「思い立ったら、すぐ行動」。

そんな言葉がぴったりの石黒真実さんは、2025年7月にスペイン語試験・DELE A2レベルに見事合格されました。

スペイン語を学び始めたのは、わずか2か月前の2025年5月。

きっかけは、本屋での偶然の出会いから知った「DELE」という試験の存在でした。

その日、石黒さんはすぐに試験について調べ、悩むより先に「やってみよう」と受験を決意します。

当初はアルファベットと挨拶しか知らない「ほぼ初心者」からのスタート。

それでもスパニッシモのDELEコーチングコースと通常プランを組み合わせ、先生たちの丁寧なサポートのもとで基礎から積み上げ、短期間で見事にA2レベルの合格をつかみ取りました。

前編では、石黒さんがスペイン語を学び始めたきっかけから、DELE受験を決意するまでの道のり、そして試験当日のリアルな体験までをお届けします。

スペイン語での司会が転機に。ゼロから始めたスペイン語学習

吉澤
吉澤

石黒さん、この度はDELE A2レベルの合格おめでとうございます!
今日は、DELEA2レベルに挑戦しようと思ったきっかけから、合格までの対策方法など、いろいろとお聞かせください!

吉澤
吉澤

最初に、石黒さんがスペイン語を学び始めたきっかけを教えてください。

石黒真実さん
石黒真実さん

私は日本語と英語を使って、イベントや国際会議、そして国際結婚式の司会をしています。より幅広い場面で、仕事の現場で役立てたいと思ったことが、スペイン語学習を始めようと思った理由です。

吉澤
吉澤

なぜそう思われたのですか?

石黒真実さん
石黒真実さん

2022年にメキシコ人の男性と結婚したことをきっかけに、「スペイン語で司会をお願いできますか?」というお問い合わせをいただくようになりました。

吉澤
吉澤

実際にスペイン語での司会をされたことはありますか?

石黒真実さん
石黒真実さん

はい、これまでに3回スペイン語を使って司会を担当しました。ただ、アドリブや通訳部分は日本語と英語で行い、スペイン語のセリフは翻訳アプリや夫のサポートを受けて原稿を読み上げる、という形で対応していました。

吉澤
吉澤

そこから本格的に学ぼうと思われたきっかけはなんですか?

石黒真実さん
石黒真実さん

2025年4月に担当した3回目の仕事で、スペイン語での司会がとても好評だったことです。そのとき、「次は原稿を読むだけでなく、自分の言葉でコミュニケーションができるようになって、仕事で役立てたい」と強く思いました。

この経験が、スペイン語の学習を本格的に始める大きなきっかけになりました。

吉澤
吉澤

そこからスパニッシモの体験レッスンをご受講いただいたんですね。

石黒真実さん
石黒真実さん

はい、5月のゴールデンウィーク中にスペイン語の学習方法を調べて、連休明けにスパニッシモの体験レッスンを受けました。体験レッスンを受けたのが5月5日で、受講後すぐにプランを購入しました。

レッスンを始めたのは5月12日です。スペイン語の学習を本格的に始めたのはそこからですね。

吉澤
吉澤

スパニッシモで学習を始める前に、スペイン語を勉強されたことはありましたか?

石黒真実さん
石黒真実さん

大学時代に少しだけ学んだことがあります。大学3年のときにオーストラリアへ留学したのですが、クラスメートの多くがラテンアメリカ出身で、授業以外の会話はほとんどスペイン語でした。そのときのスペイン語の響きがとても印象的で、帰国後にペルー人の先生が開いていた市民講座に週1回ほど通いました。ただ、そこから約20年ものブランクがあったので、ほぼゼロからのスタートでした。

スパニッシモで学び始めたときは、「Me gusta〜」などの簡単な現在形を少し知っている程度でした。

DELE A2レベルに合格した石黒真実さん

偶然の出会いが導いた挑戦。DELEA2受験を決めた理由

吉澤
吉澤

DELEを受験しようと思われたきっかけはなんですか?

石黒真実さん
石黒真実さん

実は5月5日のスパニッシモの体験レッスンを受ける少し前、東京の本屋さんでスペイン語の本を探していたんです。そこで偶然、スペイン人の方に声をかけてもらいました。その方が「DELEっていうスペイン語の試験があるよ」と教えてくださったんです。

吉澤
吉澤

偶然の出会いだったんですね。

石黒真実さん
石黒真実さん

はい、まったくの偶然でした。その方に「日本人の学生でも受けているし、あなたは英語が堪能だから、スペイン語の試験もきっと合格できるよ!」と言われて(笑)。その言葉がすごく印象に残って、「私でも挑戦できるかもしれない」と思いました。

DELEの試験の存在を知ったその場で、直近のDELE試験日程を確認すると、7月に試験があるのが分かり、その日の内にDELEの試験を申し込んだんです。

吉澤
吉澤

スペイン語学習を始める前に、2ヶ月後のDELE試験を申し込まれたんですね。DELEを受験するレベルはどのように選ばれたんですか?

石黒真実さん
石黒真実さん

7月のDELE試験ではA1レベルが実施されない予定だったので、次のレベルであるA2を申し込むことにしたんです。

吉澤
吉澤

そうだったんですね。DELE試験は7月以外で2025年内ですと11月試験もあります。どうして7月の試験を受験することに決めたのですか?

石黒真実さん
石黒真実さん

そうですよね。本当はもっと準備する時間を取るべきだったのかもしれません(笑)。でもDELEの試験日を調べたとき、ちょうど7月の試験日である7月12日、13日が自分のスケジュールと合っていたんです。

11月にも試験はあるのですが、半年先の試験で予定が見えなかったこともあります。そのため、「もう思い立ったが吉日」と思い、DELEを知ったその日に7月の試験を申し込みました。

「やるしかない」状況から始まったDELE対策とスパニッシモとの出会い

吉澤
吉澤

スパニッシモでDELE対策を開始される前は、DELE試験に対してお悩みだったことはありますか?

石黒真実さん
石黒真実さん

悩みはなかったです(笑)。もう申し込んじゃったので、悩む必要がなかったんです。とにかく「やるしかない」。勉強って、やる前に悩んでも始まらないじゃないですか。だからもう、やることは決まっていた感じですね。

吉澤
吉澤

いさぎよいですね(笑)。

石黒真実さん
石黒真実さん

体験レッスンのときは、アルファベットと簡単なあいさつくらいしか分からない状態でした。そのため、スパニッシモ アカデミーのA1レベルセッション5(現在形)からスペイン語の文法や会話の練習をしつつ、DELEコーチングコースを並行して受講することにしました。

ただ、あとで試験のレベルを調べてみたら、A2は英検準2級くらいの難易度だと知って驚きました。「あれ?高校生レベル?これは結構大変かも」と(笑)。最初に試験の難易度を知っていたら、もしかしたら申し込まなかったかもしれません。でも、すでに試験の申し込みを済ませていたので後戻りはできず、その勢いが逆に良かったと思っています。

吉澤
吉澤

スパニッシモとの出会いは、どんなきっかけだったんですか?

石黒真実さん
石黒真実さん

インターネットです。4月から5月にあったゴールデンウィークの間に「スペイン語 学習」「スペイン語 教室」などで検索していました。するとスパニッシモのブログ記事がたくさん出てきて、DELE合格者インタビューや学習法の記事をいくつも読みました。

ホームページもかなり熟読してましたね(笑)。

そのうえで、7月の試験を申し込んでいたので「DELE対策をお願いしたい」とお問い合わせフォームから連絡しました。

吉澤
吉澤

スパニッシモのブログを読んでいただいたんですね! 他にもDELE対策サービスがある中で、スパニッシモを選ばれた決め手は何だったのでしょう?

石黒真実さん
石黒真実さん

スパニッシモは、吉澤さんからすぐに返信をいただけたんです。対応がとても早くて、「ここなら安心してお願いできる」と感じました。

吉澤
吉澤

すぐにご対応できてよかったです!

先生の“寄り添い”が支えに。過去形すら分からなかった私が、2か月で変わった理由

吉澤
吉澤

そして、実際にスパニッシモでのDELE対策が始まったんですね。実際に受講してみて、いかがでしたか?

石黒真実さん
石黒真実さん

DELEコーチングコースを始めた頃は、まだ過去形も分からない状態で、テキストを1行読むのにも全ての単語を調べる必要がありました。翻訳アプリにかけても意味が正確に出てこないことが多くて、「これで合ってるのかな…」と不安になることもあり、最初の頃は本当に大変でしたね。

吉澤
吉澤

最初はやはり難しかったんですね。

石黒真実さん
石黒真実さん

そうですね。毎回授業ではTarea(課題)があって、予習も欠かせませんでした。特に最初のリスニングは、ほとんど何も聞き取れなかったです。単語が聞けても、ひっかけ問題に引っかかってしまうことも多くて。正直、「これで本当に間に合うのかな」と思っていました。

そんな中で支えになったのが、Carmen先生をはじめとするスパニッシモの先生方のサポートでした。

私はDELEコーチングコースを受講していた2か月間、スパニッシモの通常プラン(短期集中プラン100回+ヘビープラン2か月分の合計140回のレッスン)も並行して受講していました。

Carmen先生は、私が通常プランでどんな文法を学んでいるのかを把握したうえで、無理のないペースでDELEコーチングコースの授業を進めてくれました。

吉澤
吉澤

具体的には、どのように進めていったのですか?

石黒真実さん
石黒真実さん

最初の頃は、筆記や口頭試験の対策も「現在形しか知らない前提」で授業を進めてくれました。

「今後過去形を学ぶから、このフレーズはそのときにも使えるようになるよ」といったアドバイスをくれるなど、常に「今できること」と「これからできるようになること」の両方を意識させてくれました。

コース開始1か月後(6月頃)になると、通常プランで学んでいた点過去形や線過去形を使えるようになってきて、Carmen先生が「この表現は線過去が自然だよ」と丁寧に教えてくれました。私が新しい文法を使って話したときには、「できるようになったね!」と本当に嬉しそうに笑ってくれて。あの笑顔は今でも忘れられません。

吉澤
吉澤

先生とのやり取りが励みになったんですね。

石黒真実さん
石黒真実さん

はい。いつも寄り添ってくれて、時には一緒に悩んで、そして成長を喜んでくれました。DELEコーチングコースの最終回のレッスンでは、思わず涙が出てしまいました(笑)。それくらい、濃くて温かい時間でしたね。

緊張と不安の先にあった、思いがけない喜び。DELE試験を振り返って

吉澤
吉澤

DELEコーチングコースで試験対策をされて、7月にいよいよDELE試験の当日を迎えたと思います。当日はどんなお気持ちでしたか?

石黒真実さん
石黒真実さん

当日は、朝からとても緊張していました。試験は2日間の予定だったのですが、私は土曜日の午前中にOrales(口頭試験)があり、他の人より準備時間が少ない気がして、少し焦りもありました(笑)。

でも、試験が始まったら「とにかく笑顔で、大きな声で挨拶しよう」と心に決めていました。面接官の目をしっかり見て、分からないときも目をそらさずに考えようと意識していました。最初の挨拶は、笑顔でハキハキと言えたと思います。

吉澤
吉澤

しっかり準備されていたんですね。

石黒真実さん
石黒真実さん

そうですね。でもOrales(口頭試験)が終わった瞬間、「あ、終わったな…」と思ってしまいました(笑)。

挨拶まではよかったんですが、試験官の先生が試験開始の合図として「Adelante」と言ったあと、飲み物を取って飲み始めたんです。そのちょっとした態度に、思わず怯んでしまって。

さらに、出題テーマも予想外でした。練習では扱っていなかった「オフィスでの昼食」や「公共交通機関」、「バスと電車の比較」などが出題されて、普段あまり馴染みのないテーマだったので、かなり焦りました。

吉澤
吉澤

そうだったんですね。

石黒真実さん
石黒真実さん

はい。だから試験を終えたときは、「ああ、もうダメかも」と思っていました。

吉澤
吉澤

では、合格の結果を見たときはどうでしたか?

石黒真実さん
石黒真実さん

もう、「いえーい!」って大喜びしました(笑)。最初は喜びで、そのあとに驚きがありました。

点数を見たら、一番高かったのがLectura(読解)だったんです。23点も取れていて!

これまでは1問解くのに1時間以上かかっていたのに、試験本番では1時間の試験で、全問を55分ほどで解き終えて見直しまでできたんです。その瞬間、「努力してきてよかったな」と心から思いました。

Orales(口頭)とEscrita(筆記)は、自分でも「頑張りどころ」だと分かっていたので、重点的に練習をして臨みました。その結果がちゃんと点数に反映されていて、本当にうれしかったです。

吉澤
吉澤

本当に頑張りが結果につながった瞬間でしたね。

石黒真実さん
石黒真実さん

はい。本当によかったです!

後編へ続く。

石黒さんのインタビュー前編では、「思い立ったらすぐ行動」というそのフットワークの軽さと、行動に移すまでのスピードがとても印象的でした。

DELEという言葉を知ったその日から受験を決意し、悩むよりも先に「まずやってみる」。そして、未知の言語に挑戦する中でも、スパニッシモの先生方とともに前向きに一歩ずつ積み上げていく姿が印象に残ります。

試験当日のエピソードでの「笑顔で大きな声で挨拶をしよう」という姿勢は、石黒さんらしさを象徴していました。

最初は1行読むのにも苦労していた彼女が、本番では読解問題を解き終えた後に見直しができるほどまで成長し、見事に合格をつかみ取ったのです。

この短期間での成果は、もちろん努力の賜物です。けれど何よりも、「自分を信じて続ける力」こそが、石黒さんの最大の強みだったのではないでしょうか。

後編では、そんな石黒さんがどのように学習を進め、どのようにスパニッシモのDELEコーチングコースを活用していったのか。石黒さんの学習方法に焦点を当てて、さらに詳しくお話を伺っていきます。

*スパニッシモのスペイン語の認定試験「DELE」対策講座*

スペイン語の資格試験の合格を目指す場合、スペイン語の実力を伸ばすことはもちろんですが、それぞれの試験にあった対策はとても大切です。

スパニッシモでは、DELE試験に特化した対策コースを提供しております。

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DELEコーチングコースとは?

投稿 「やると決めたら、すぐ行動!」スペイン語ゼロから2か月でDELE A2合格:石黒真実さん合格インタビュー(前編)SPANISIMO BLOG に最初に表示されました。

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