実力を可視化し、苦手を克服!柳原葉子さんのDELEコーチングコースでの試験対策

スパニッシモでは、スペイン語の公式資格試験「DELE」の対策コースとして、「DELEコーチングコース」を提供しています。

今回の記事では、DELE B1レベルに挑戦し、見事に合格された柳原葉子さんがどのようにDELEコーチングコースを受講されたのかをご紹介します。

柳原さんがどのように課題と向き合い、3か月間でどのような成長を遂げてDELE合格を実現されたのか、そのプロセスを詳しくお届けしますので、ぜひご覧ください。

DELEコーチングコースとは?

DELEコーチングコースは、3ヶ月間のDELE試験対策に特化した短期集中対策講座です。コースの入学試験ではスペイン語のレベルチェックを行い、その結果に基づいてひとりひとりにあった学習カリキュラムが設定され、学習が始まります。この記事では、柳原葉子さんがコース開始時に受けた入学試験、中盤の中間試験の結果や結果に基づいた学習計画、コースの進め方についてお話しいただきます。

DELEコーチングコースの流れ
(DELEコーチングコースの流れです。入学試験や中間試験での結果をもとに、学習プランを立て、受講者に合う試験対策を実現します。)

入学試験で見えた課題と学習のスタート地点

吉澤
吉澤

DELEコーチングコース受講の感想をお聞かせいただき、ありがとうございます。

これからDELEコーチングコースの流れに沿って、どのような学習をされたのかをお聞かせください。

吉澤
吉澤

本コースでは最初に入学試験を受けていただきました。B1レベルの試験を実際に受けてみて、どのように感じましたか? また、結果をどのように受け止められましたか?

柳原さん
柳原さん

「まあ、そうだろうな」と思いましたね。

受けてみて、「やっぱりしっかり勉強しないといけないな」と実感しました。

改めて、自分のスペイン語力を客観的に見直す良い機会になったと思います。

吉澤
吉澤

入学試験の結果から、対策が必要なポイントや伸ばすべき技能は明確になりましたか?

柳原さん
柳原さん

はい。試験結果には細かく評価コメントをつけていただき、講師の方からも丁寧に説明していただきました。

その中で特に感じたのは、「リスニングがやっぱり難しい」ということ。この課題は以前からも感じていたことなので、やはり重点的に取り組む必要があると再認識しました。

筆記試験については、一生懸命書いたつもりだったのですが、なぜ評価が低かったのかはこの時点では正直よく分かりませんでした。ただ、これは後になってから少しずつ理解できるようになっていった部分です。

DELEコーチングコースの入学試験の結果
(入学試験を受けることで、現在の実力を把握できます。柳原さんの入学試験結果はC判定でした。)
(柳原さんの入学試験での各技能の得点です。リスニングと筆記が平均点を下回り、課題となっていることがわかります。)
柳原さん
柳原さん

一方で、口頭試験に関しては評価のポイントがとても具体的に書かれていて、「どこが良かったのか」「どこをどう改善すべきか」が明確だったので、とても参考になりました。

こういった形で細かくフィードバックをもらえたのは初めてだったので、非常にありがたかったですし、試験対策へのモチベーションにもつながりました。

DELEコーチングコースの口頭試験の採点表
(上は柳原さんの入学試験に口頭試験結果の採点表です。コースでは、上記の内容をもとに講師から口頭試験のフィードバックを行います。)

入学試験をもとに立てた個別カリキュラムと前期の学習計画

吉澤
吉澤

入学試験の結果を踏まえて、前期の学習計画はどのようになりましたか?

柳原さん
柳原さん

先生が学習計画を立ててくださって、前期の学習では読解⇨リスニング⇨筆記⇨口頭の順番で4技能をバランスよく学習していく方針になりました。

「人によって順番が違うのかな?」と疑問に感じたのですが、この順番には何か理由がありましたか?

吉澤
吉澤

はい、本コースでは、受講者一人ひとりの入学試験の結果をもとに、4技能をバランスよく伸ばせるような個別カリキュラムを作成しています。
先生に確認したところ、柳原さんの場合は、リスニングの強化が特に必要でした。ですが、音声を正しく聞き取るためには、まずは単語の意味を理解できる力が必要不可欠です。
そこで、まずは読解(Lectura)を通して語彙力を高め、文構造への理解を深めてから、リスニングに進むというステップにしたんです。先に読む力を整えることで、その後のリスニングの理解度も高まるように設計された学習順でした。

柳原さん
柳原さん

そうだったんですね。今振り返ると、その順番は理にかなっていたと感じます。

中間試験で見えた課題と、後期学習に向けて強化したい技能

吉澤
吉澤

4技能の対策を一通り終えた後、中間試験を受けていただきました。結果はApto(合格水準)でしたが、この結果をどのように受け止めましたか?

柳原さん
柳原さん

合格水準だったのは嬉しかったですが、「ここで油断してはいけない」と思いました。

これで安心せず、引き続き気を引き締めて勉強を続けようと決意したのを覚えています。

結果に惑わされることなく、「本番に向けてやるべきことをやる」という姿勢を大切にしました。

DELEコーチングコースの中間試験の結果
(柳原さんの中間試験結果です。中間試験を受けることで、前期に学ばれた内容の実践と現在の進捗を把握できます。この試験結果をもとに、後期学習のスケジュールが検討されます。)
吉澤
吉澤

中間試験の結果を踏まえて、課題だと感じた点や、さらに伸ばしたいと感じた技能はありましたか?

柳原さん
柳原さん

特に課題だと感じたのは、Grupo 2(リスニング試験と口頭試験)でした。

先生からも、「口頭試験はもっと練習を重ねたほうがいい」とアドバイスをいただきました。

読解に関しては、「このままで大丈夫でしょう」という評価をいただきました。筆記に関しては、さらに力をつけたいという気持ちがありました。

中間試験を通して、自分の強みと弱み、今後の学習の進め方がよりはっきりと見えた感覚があり、後期の学習にしっかりとつなげていこうと思いました。

中間試験を踏まえて作った実践的な学習計画と、後期学習での取り組み

吉澤
吉澤

中間試験の結果と新たな学習計画をもとに、コースでの後期学習ではどのように課題を克服していかれましたか?

柳原さん
柳原さん

先生と相談して後期学習では、特に口頭試験と筆記の強化に集中して取り組みました。

テキストにはさまざまな課題が掲載されていたのですが、一部は飛ばしながらも、ほぼすべての課題に取り組みました。

たとえば筆記試験では、Opción(選択肢)を選んで解答する問題がありますが、私は先生と相談し、出題されるすべての選択肢について文章を作成して練習しました。

できるだけ偏りなく対応できるよう、しっかり準備できたと思います。

リスニングや読解については、自主学習で力をつけるしかない部分も多かったので、そこは自分のペースで取り組むようにしていました。

吉澤
吉澤

中間試験の結果をもとに、後期の学習計画は先生と相談しながらカスタマイズされたと伺っています。具体的にどんなことをされたのですか?

柳原さん
柳原さん

中間試験の結果をもらうタイミングで、先生と個別に相談する時間がありました。

その場で、試験本番までのレッスン回数にあわせて、テキストのどの部分をどのレッスンで扱うか、重点的に強化する技能は何か、というようにかなり具体的なスケジュールを立てました。

このおかげで、「次のレッスンまでに何を準備すればいいか」が明確になり、予習もしやすくなりました。

特に私の場合、連続してレッスンがある日もあったので、仕事が忙しい時期には早めに対策・予習を進めておくことができ、精神的にも余裕を持って取り組めました。

吉澤
吉澤

計画が明確だったからこそ、スムーズに後期の学習が進んだのですね。

柳原さん
柳原さん

そうですね。おかげさまで、筆記の課題はほとんど授業内で対策ができましたし、口頭試験対策も難しいテーマはありましたが、大部分はレッスンで練習できたと思います。

全体として、計画通りに対策を進められたという満足感があります。

柳原さんが語る苦労と学びのモチベーション維持法

吉澤
吉澤

DELE試験対策を振り返って、特に大変だったことは何でしたか?

柳原さん
柳原さん

やっぱり、自分ひとりでは対策が難しい技能への取り組みが一番大変でした。

特に、Carina先生との口頭試験での練習は毎回かなりのプレッシャーがありました。

「こんな答え方でいいのかな…?」と不安になることが多くて、私が授業後に、自分の成果を振り返れるよう口頭試験ではレッスンの録音を行うのですが、録音を始めると一気に緊張してしまうんです。

でもその一方で、レッスンの時間を無駄にしたくない、ちゃんと成果を出したいという気持ちも強くて…。

毎回、「プレッシャー」と「頑張ろう」という気持ちのせめぎ合いでしたね。

吉澤
吉澤

DELE試験対策を進めていく中で、モチベーションを維持するのは難しかったと思います。どのように気持ちを保っていましたか?

柳原さん
柳原さん

私は、好きなスペイン語を話す俳優がいて、「その人のインタビューを字幕なしで聞き取れるようになりたい!」という願望がありました。映画やインタビューを見て、少しでも聞き取れると嬉しく、それが学習の原動力になっていました。

それから、ラテンアメリカの人たちとの交流も、すごくモチベーションにつながっていました。

アプリを使って、スペイン語圏の方とチャットすることで、「もっと自由にスペイン語を使えたら楽しいだろうな」という気持ちが強くなりますまた相手から「頑張ってね」ってメッセージをもらうこともあり、それが本当にうれしくて、また頑張ろうという気持ちになりましたね。

吉澤
吉澤

日常の中に「スペイン語を使う楽しさ」があることが、継続の秘訣でもあるんですね。

柳原さん
柳原さん

はい。そして何より、「スペイン語を衰えさせたくない」という気持ちがずっとありました。

自分がこれまで時間をかけて身につけてきた力を、このまま無駄にしたくない、できればもっと高めていきたい。

そんな気持ちが、この学習モチベーションを維持する大きな支えになったと思います。

(青年海外協力隊の活動時にスペイン語活かして活動されていた柳原さん)

DELE試験対策を行っていたときの学習時間

吉澤
吉澤

対策期間中、1日どのくらい学習されていましたか?

柳原さん
柳原さん

日によって異なりますが、平均すると1日30分程度でした。集中して取り組む日は 1時間以上、長いときは 3〜4時間勉強することもありました。

また、レッスンが毎週水曜日にあったため、土日に集中して準備をすることが多かったです。レッスンが連続しているときは、次のレッスンの内容まで予習を進めておきました。

レッスン前に予習をすることで、授業内で問題に回答する時間を省略できることはもちろん、事前に疑問などをまとめておくとスムーズに質問もできます。より効果的に時間を使いたく、レッスン時間を無駄にしないよう意識していました。

吉澤
吉澤

決まった時間に勉強する習慣はありましたか?

柳原さん
柳原さん

はい。私は家では集中しにくいため、仕事終わりに図書館に行って学習するようにしていました。 仕事が終わった後、夜の7時半頃まで 1時間ほど図書館で学習することが日課でした。

図書館では、例えば筆記対策の文章の下書きをしたり、次に読むリーディングのテキストを確認したりしていました。環境を変えることで、学習の習慣を作りやすくなったと思います。

吉澤
吉澤

土日も同じように図書館で学習したのでしょうか?

柳原さん
柳原さん

はい。土日はレッスンが終わった後に図書館へ行き、2〜3時間勉強することが多かったです。ただ、休みも意識的に取り入れていました。

土日のどちらかは完全にオフにし、平日も2日ほど学習を休む日を作るようにしました。結果的に、1週間の学習時間は平均10時間程度だったと思います。

短期集中でぐんと成長!柳原さんが語る「DELEコーチングコースはこんな人におすすめ」

吉澤
吉澤

コースを受ける前と受けた後で、ご自身のスペイン語力に変化は感じましたか?

柳原さん
柳原さん

はい、自分でも「ちゃんと伸びてるな」と実感できました。

たとえば、文章が以前よりスムーズに読めるようになったり、YouTubeなどのスペイン語動画で前は聞き取れなかった単語が少しずつわかるようになったり。

学習を続ける中で、そういった変化に気づける瞬間が増えました。

吉澤
吉澤

スペイン語の実力が伸びていると実感していただけて嬉しいです!今回の経験を通して、スパニッシモのDELEコーチングコースはどんな人におすすめだと感じましたか?

柳原さん
柳原さん

一番に思うのは、「短期集中でしっかり学びたい人」には本当におすすめです。

私は2021年からスパニッシモの通常レッスンも受講しており、先生との会話を楽しみながら学習を続けていました。日常的にスペイン語に触れられる点はとても魅力的で、継続的な学習環境として非常に良かったと思います。
ただ一方で、自分の語学力を客観的に測る機会が少なかったため、上達を実感しづらいと感じることもありました。

その点、DELEコーチングコースでは、試験という明確な目標に向かって集中的に取り組みながら、講師からのフィードバックや試験結果を通じて、自分の成長をしっかり実感することができました。だからこそ、本気でスペイン語を伸ばしたい方や、明確な目標に向かって確実に力をつけたい方には、このコースはとてもおすすめです。

また「スペイン語で叶えたい目標がある人」や、「もっと質の高い学習をしたい人」にはぴったりだと思います。

受講料を払うことで、「しっかり結果を出さなきゃ」という良いプレッシャーにもなりますし、真剣に取り組むきっかけにもなると思います。

DELE合格を目指すあなたへ!柳原さんからのあたたかなメッセージ

吉澤
吉澤

これからDELEを受験しようと考えている方へメッセージをお願いします。

柳原さん
柳原さん

私は、独学だけで言葉を身につけるのは本当に難しいと感じていたので、このDELEコーチングコースのように、頼れるものには思い切って頼るようにしてきました。

もちろん、自分自身の努力は欠かせません。でも、全部を一人で抱え込む必要はないと思います。

誰かのサポートを受けながら進めることで、学習もぐっと前に進みやすくなると思います。

そして、もう一つ大事にしてほしいのが「逆算して学習計画を立てること」です。

「試験日から逆に考えて、今なにをするべきか」を意識すると、無理なく計画的に準備ができると感じました。

それから、学習の中でぜひ自分なりの“コツ”や“楽しみ方”を見つけてほしいです。

それがきっと、学び続ける力やモチベーションにつながっていくと思います。

ぜひ、あなたらしいやり方でDELE合格を目指して頑張ってください。

(青年海外協力隊の活動時にスペイン語活かして活動されていた柳原さん)

おわりに

本記事では、柳原葉子さんのDELE試験対策方法をDELEコーチングコースの流れに沿って紹介いたしました。

特に印象に残ったのは、「口頭試験対策の授業が毎回プレッシャーだった」と語りながらも、その不安に真正面から向き合い、乗り越えていった姿勢です。

そして、逆算して学習計画を立てることや、日常の中に「スペイン語を使う楽しさ」を取り入れてモチベーションを高めることについて、多くの学習者にとってのヒントが詰まっていると思います。

これからDELE受験を考えている方も、ぜひご自身の目標やモチベーションと向き合いながら、計画的に学習を進めてみてください。努力を重ねた先には、きっと自分の成長を実感できる瞬間が待っているはずです。

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スペイン語の資格試験の合格を目指す場合、スペイン語の実力を伸ばすことはもちろんですが、それぞれの試験にあった対策はとても大切です。

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DELEコーチングコースとは?

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