【DELE合格体験記:後編】4技能別の具体的な対策方法と、プロの先生がいて良かった理由

社会人として忙しい日々を送りながら、スパニッシモの「DELEコーチングコース」を活用し、見事DELE B1に合格されたT.Mさん。

前編では、事前に日時が固定されるスケジュールを味方につけて、学習を習慣化させたストーリーをお届けしました。

中編では、コース受講中の「学習スケジュール」や、入学試験から中間試験を経て本番試験へ向かうDELEコーチングコースでの試験対策について、お届けしました。続く後編では、T.Mさんが行った具体的な4技能対策に焦点を当てて紹介します。
T.Mさんが担当の講師とどのように試験対策を進めていかれたのか、ぜひご覧ください。

T.Mさんの行った4技能の勉強方法

吉澤
吉澤

ここからは、各技能ごとの具体的な対策方法についてお伺いします。

【読解対策】解答の「根拠」を深堀りして文脈理解を深める先生とのレッスン

吉澤
吉澤

まず読解(リーディング)についてお伺いします。DELEコーチングコース受講中読解はどのように対策されていましたか?

T.Mさん
T.Mさん

授業前に宿題として出ていた読解問題の課題を解き、授業では先生と一緒に解答結果を確認しながら振り返りをしました。先生と行った振り返りで印象的だったのが、単に正誤を教えるのではなく、「なぜその答えを選んだのかを説明してください」と、毎回解答の根拠を確認してくることです。

吉澤
吉澤

解答の根拠、ですか。それはどのような効果がありましたか?

T.Mさん
T.Mさん

独学だと、問題を解いて「合っていたからOK」とスルーしてしまいがちになります。でも先生に質問されると、「確かに、なんでこの選択肢を選んだのだろう……」と言葉に詰まることがありました。授業の中で解答の根拠を求められていったからこそ、「文章をなんとなくではなく、構造や文脈までちゃんと読み込もう」という意識になりました。復習の際も必ず文章を品詞分解をして、理解して読み込むようになりました。

吉澤
吉澤

他にも先生との授業で良かったことはありましたか?

T.Mさん
T.Mさん

文章中に出てくる重要単語に関連して、「類義語」をその場でたくさん教えてもらったことです。もともと語彙力に自信がなかったのですが、類義語を覚えていくことで語彙力が強化されて、文章を読むスピードが速くなりました。

吉澤
吉澤

語彙力を強化することが読む速度に影響したのですね。

T.Mさん
T.Mさん

結果的には、スパニッシモで指定された教材(Cronómetro)を3周、別のDELE対策教材のEdelsaという問題集も3周解きました。回数を重ねるごとに忘れている単語もあぶり出され、文章も読めるようになっていくため、スペイン語への自信に繋がりました。

(T.Mさんの学習ノートです。文章を品詞ごとに分けて確認していること、またわからない単語を徹底的に調べて語彙力を強化をしていることが伺えます。)

【筆記対策】独学では気づきにくい「合格の基準」を意識したレッスン

吉澤
吉澤

次に、筆記(作文)の対策はどう進められましたか?

T.Mさん
T.Mさん

こちらも授業前に書いてきた文章を、授業内で先生と一緒に確認して、文章をブラッシュアップしていきました。先生とのレッスンで印象的に残っていることが、本番試験で合格するためにどのように点数アップを狙っていくかを指導いただいたことです。
先生からは、今の私がさらに点数アップを狙うためには特に
・適切な文脈で接続法を必ず組み込むこと
・出題テーマに応じて、フォーマルとカジュアルの文体を使い分けること
・接続詞を意識的に使い、また同じ接続詞を重複せずに、別の表現に置き換えること

を指導いただきました。そのため、先生のアドバイスを意識して文章を書くようにしていました。

吉澤
吉澤

接続法を含めることや接続詞を重複しないなど、合格に必要なポイントに関しての指導があったのですね。

T.Mさん
T.Mさん

はい、文法知識として接続法(現在)を少し知ってはいましたが、「実際の作文でどう使用するのか」は分かっていませんでした。先生とのレッスンの中で、「ここの表現をこう変えれば、接続法が使えるよ」といった実践的な方法を授業の中で教えてもらえたのは良かったです。

吉澤
吉澤

これから受験される方へ筆記対策の際のアドバイスが何かありますか?

T.Mさん
T.Mさん

とにかく毎日何かスペイン語で文章を書くのが良いと思います。私の場合、試験前は1日1題必ず問題を解くようにしていました。そして、本番試験の解答は紙に書くので、練習をする際は、「ノートにボールペンで、時間を計って書く」ことをおすすめします。PCのキーボードでタイプすると、スペルやアクセントが自動修正されてしまい、自分の間違いに気づけなくなります。本番は紙の解答用紙に手書きするので、本番試験のように練習の内から手で書く習慣をつけるのは大事だと思います。

【リスニング対策】何度も音声を聞いて耳を慣らす学習方法

吉澤
吉澤

リスニング試験については、どのように対策されていましたか?

T.Mさん
T.Mさん

リスニングも読解と同様に、授業前に解いた設問に対して授業では先生と一緒に「なぜその選択肢を選んだのか」という根拠の深掘りから始まりました。

それに加えて、先生とのレッスンで良かったのは、地域によるスペイン語のニュアンスの違いに関して教えてもらったことです。先生から「この表現は中南米でよく使われるよ」「これはスペイン特有の言い回しだよ」と教えてもらうことで、ボキャブラリーの幅が広がりました。DELEのリスニングでは様々な地域の発話が流れるので、レッスンの中で様々な表現を学べるのは心強かったです。

吉澤
吉澤

レッスン前に音声を聞く時に意識をされていたことはありますか?

T.Mさん
T.Mさん

はい、私の場合、リスニング音声を何度も聞くことを意識していました。音声のトランスクリプション(音声のテキストデータ)を全部印刷して、どこが聞き取れていないかを全てマークしていきました。スクリプトを見ながら、あるいは聞きながら何度も音読していましたね。当時は普通の単語と固有名詞の区別がつかず、大変だったのを覚えています。
2回目に聞く時も同じように聞き取れなかったところを確認していき、3回目は1.1倍とか1.15倍とか、少し音声の速度を速めて、通常よりも速いスピードで耳を慣らせるよう練習をしていました。

吉澤
吉澤

様々な工夫をして音声を聞かれていたのですね。テキストの音声以外で日常的にスペイン語を聞くことはありましたか?

T.Mさん
T.Mさん

NHKワールドニュースのスペイン語版を聴いたり、すでにストーリーを知っているディズニー映画(私の場合は『アラジン』など)をスペイン語で観たりしていました。内容を知らない映画だと、単語を調べるだけでも時間を消費してしまうので、ストーリーが頭に入っているものを観ていました。

吉澤
吉澤

すでに知っている内容の映画などを活用されたのですね。とても素敵な取り組みですね。

T.Mさん
T.Mさん

そうですね。やっぱり毎日スペイン語を聞かなきゃいけないなというのは、試験を受けてひしひしと感じました。私の場合、職場で英語を使う機会がありますが、スペイン語は使う環境がありませんでした。気づくと1週間スペイン語を使っていないということもありましたので、毎日1回でもスペイン語に触れる環境を作るのは大事だと思いました。

【会話対策】自分が話した内容を細かく確認することで、レベルアップのヒントをたくさん得られたレッスン

吉澤
吉澤

最後に会話(口頭試験)ですが、どのように対策されていましたか?

T.Mさん
T.Mさん

口頭試験の授業で印象的に残っているところは、私が設問に対して話した会話内容を、Karla先生がその場で書き起こしてくれたことです。そして、その書き起こされたテキストを2人で見ながら、細かい振り返りと修正を行っていきました。

吉澤
吉澤

自分が喋った内容がそのままテキスト化されてフィードバックされるのですね!それは具体的にどのような気づきがありましたか?

T.Mさん
T.Mさん

自分では意識できていなかった話し方の癖がわかったといいますか、どのようによくしていけるのかが明確になりました。例えば、先生から「今の会話の中で『Pero(しかし)』を3回言っていますね」と指摘があり、「じゃあ、ここのPeroは別の接続詞(sin embargoなど)に変えましょう」とその場で指導いただきました。また、作文と同様に「ここにも接続法を必ず入れましょう」という指導がありました。ここまで細かく会話内容を確認し修正することは、独学ではなかなか難しいと思いますし、先生とのレッスンならではの価値なのかと思います。

吉澤
吉澤

その場で会話を書き起こしするだけでなく、先生がその場で合格の基準に合わせて修正をかけるのは、プロの先生とのレッスンならではですね。口頭試験対策として、自己学習でされていたことはありましたか?

T.Mさん
T.Mさん

日常のスキマ時間(料理中など)に、AIを活用して自習をしていました。たとえば、AIに練習用の画像を生成してもらって、その画像の描写を、音声入力を使って独り言のように話すんです。 実際に話した内容がちゃんと通じるかどうか、入力されたテキストに沿ってAIに添削してもらい、「どうしたらもっと伝わりやすい表現になるか」などを確認していました。AIは時間がないときにサクッとアウトプットの練習をするには、本当に便利でしたね。

吉澤
吉澤

AIも活用して自己学習をされていたのですね。

T.Mさん
T.Mさん

ただ、AIを活用した自己学習では、それが本当にあっているか、DELEの合格基準に適しているかを自分で判断するのは難しかったですね。

実際の試験は対人ですので、DELEコーチングコースのオンライン授業のように、やはり口頭練習は先生と練習するのが良いのかなと思います。

合格に向けて早めの対策が重要!これから受験される方へのメッセージ

吉澤
吉澤

それでは最後に、これからDELE B1合格を目指して受験される方へ、アドバイスやメッセージをお願いします!

T.Mさん
T.Mさん

早め早めの準備を始めることがおすすめです。私の場合はDELE B1レベルは、ただなんとなく勉強しているだけでは合格できるレベルではありませんでした。試験の傾向をつかみ、しっかりと対策をしなければ受からない試験だと感じました。特に口頭試験などは、対人での練習をしっかりと積んでおかないと、本番で緊張してしまいます。また試験は4技能分あり、それぞれの技能を高めていくことは大変です。そのため、これから試験を目指される方は、ぜひ早めの対策を心がけてみてください。

おわりに

仕事と両立しながらDELE B1を見事合格されたT.Mさんのストーリー、いかがでしたでしょうか。

インタビューを通じて印象的だったのは、T.Mさんが自ら進んで学習環境を整え、合格に向けた努力を継続された姿勢です。休日は自習室へ足を運んで学習に集中する、音声のスクリプト見ながら聞けるまで何度も聴き込む、日常のスキマ時間ではAIを活用してアウトプットの場に変える。こうしたベースにあったからこそ、週3回というコースの強制力や、プロ講師による徹底的なフィードバックをもとに、さらにスペイン語力を磨くことができ、見事B1レベルの合格に繋がったのだと感じます。

「DELE試験に向けて、何から手をつけていいか分からない」「なかなか学習を継続できない」と悩んでいる方は、ぜひ一度、スパニッシモのDELEコーチングコースであなたの現在の実力を確認して、合格に向けて講師との対策を始めてみてください。

*スパニッシモのスペイン語の認定試験「DELE」対策講座*

スペイン語の資格試験の合格を目指す場合、スペイン語の実力を伸ばすことはもちろんですが、それぞれの試験にあった対策はとても大切です。

スパニッシモでは、DELE試験に特化した対策コースを提供しております。

DELE試験監督の資格を持つ講師とマンツーマンで対策をすることで、読む、書く、聞く、話すの4技能を総合的に伸ばしていくことができます。

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DELEコーチングコースとは?

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