【DELE B2合格体験記・後編】本番を見据えた実践的な4技能対策と、学習を支える講師の指導

前編では、いずみさんがスペイン語学習を本格的に再開し、6度目の挑戦でDELE B2合格をつかみ取るまでの経緯や、スパニッシモのDELEコーチングコースを選んだ理由を伺いました。

続く後編では、いずみさんが実践した毎日の学習スケジュールや、DELEコーチングコースの入学試験や模擬試験後の結果を踏まえた学習戦略、そして先生と二人三脚で取り組んだ4技能ごとの具体的な対策メソッドに迫ります!

DELEコーチングコースとは?

DELEコーチングコースは、3ヶ月間のDELE試験対策に特化した短期集中対策講座です。コースの入学試験ではスペイン語のレベルチェックを行い、その結果に基づいてひとりひとりにあった学習カリキュラムが設定され、学習が始まります。この記事では、いずみさんがコース開始時に受けた入学試験、中盤の中間試験の結果や結果に基づいた学習計画、コースの進め方についてお話しいただきます。

DELEコーチングコースの流れ
(DELEコーチングコースの流れです。入学試験や中間試験での結果をもとに、学習プランを立て、受講者に合う試験対策を実現します。)

合格を引き寄せた「朝の習慣」。午前中をフル活用する学習戦略

吉澤
吉澤

DELEB2合格された際に、試験対策は、どれくらいの期間、どのようなスケジュールで進められていましたか?

いずみさん
いずみさん

試験前の3ヶ月間DELEコーチングコースを受講して、試験対策に取り組んでいました。特に試験直前は毎日学習時間をとるよう心がけていて、レッスンの後に1時間から長くて3時間ほど学習していました。

吉澤
吉澤

1日のうち、どの時間帯に学習することが多かったですか?

いずみさん
いずみさん

DELEコーチングコースでは朝の8時のレッスンを受講していて、そのまま午前中勉強していました。レッスンがない日も午前中に学習時間を確保して勉強していましたね。

吉澤
吉澤

午前中にこだわられたのには、理由があったのでしょうか?

いずみさん
いずみさん

やはり、私にとって朝が一番集中できるというのもありますし、レッスンの直後に自習時間を設けられたので、先生からいただいた指摘やアドバイスが鮮明なうちに復習できるのがよくて午前に学習をしていました。

模擬試験で感じた手応え!本番試験に向けて見えてきた「希望」

吉澤
吉澤

スパニッシモのDELEコーチングコースでは、最初にスペイン語の理解力を測る「入学試験」があります。入学試験の結果を受け取ったとき、どのように感じられましたか?

いずみさん
いずみさん

入学試験を受けることで、自分の今の力が客観的にわかるので、「まだまだ大変だな」とがっかりしましたが、もっと点数が取れるように「頑張らなきゃ」という気持ちになりました。DELE B2レベルに合格した際に受講したときの入学試験では、「書く力をもっとつけなきゃいけないな」と自覚しましたね。

(いずみさんのDELEB2合格された際に受講された入学試験結果です。リスニングが他の受講者の平均点数を下回り課題であったことが伺えます。)
吉澤
吉澤

入学試験の結果を受けて、コース前半はどのように学習を進められたのでしょうか?

いずみさん
いずみさん

入学試験の結果は、リスニングが平均よりも低かったのですが、どこかの技能を捨てて、一つに注力するのではなく、4技能全般的に学習できるようスケジュールを組んでいただきました。

吉澤
吉澤

4技能満遍なく対策する学習をされたのですね。その後、コース開始後の2ヶ月目の中間で行う「模擬試験」では、見事「APTO(合格圏)」の結果を手にされました。この時の心境はいかがでしたか?

いずみさん
いずみさん

4技能全般的に対策をしたことで、模擬試験の結果は「APTO」になったのだと思います。しっかりと対策をすることで、それぞれの技能を伸ばすことができると思い、本番試験に向けた希望が湧きました。「今度こそは試験に合格できるかな」という手ごたえを感じることができましたね。

吉澤
吉澤

手応えを感じられたのですね!コース後半は、前半と進め方を変えられたのですか?

いずみさん
いずみさん

先生と相談して学習の優先順位を調整しましたが、私の場合、模擬試験の結果は合格水準でしたが、4技能すべての点数がおおよそ同じでした。

各技能の点数が近かったので、後半も特定の技能に絞るのではなく、あえて4技能すべてを並行して底上げし、どんな問題が出ても合格ラインの点数を獲得できるようスケジュールを組みました。

(いずみさんのDELEB2合格された際に受講された模擬試験結果です。4技能すべてで合格ラインを超えていることが伺えます。)
吉澤
吉澤

そうだったのですね。いずみさんの場合、B2合格までに合計6回DELEコーチングコースを受講いただきました。コースを繰り返し受講いただく中での気づきはありましたか?

いずみさん
いずみさん

DELEコーチングコースの受講4回目までは、毎回新しいモデルの試験問題を使って対策をしていきました。5回目と6回目はすでにDELEコーチングコースでも扱ったことのある試験問題を再度使用して対策をしました。

最初のうちはすでにコースでも扱った同じ課題だと、もうすでにわかっている内容で、手を抜いてしまうんじゃないかと不安でしたが、別の先生ともう一度改めて同じ課題に取り組むのはよかったです。2回目では、自分の単語力や読解力なども向上しているので、見返して対策をすることで「なぜ前回は間違えていたのか」の理解が深まり、復習の重要性に気づくことができました。結果としては、DELEコーチングコースの指定教材「Cronometro」は2周半は確実にやりましたね。

【技能別対策】B2の壁を突破した学習メソッド!

吉澤
吉澤

ここからは、各技能の具体的な対策について教えてください。

【読解】分からない単語があっても、読解問題を解けるようになった喜び

吉澤
吉澤

まず、読解はどのように進めましたか?

いずみさん
いずみさん

事前に宿題として問題をといてから授業に臨みました。問題を解く時は、まず自力で解いてみて、その後わからなかった単語を調べます。その後、改めて問題に取り組んで理解を深めるようつとめました。単語がある程度理解できるようになってきたら、設問の文章の音読もしていましたね。

(接続法の構文や必要となる単語、例文など、文章を理解する上で必要となる接続法を基礎から学習されていることがわかります。)
吉澤
吉澤

方法を変えながら、複数回問題により組まれていたのですね。先生との授業はどのように進みましたか?

いずみさん
いずみさん

授業ではまず自分の解答を先生と確認します。その後、先生と一緒に改めて文章を読んでいきました。文章を読む中で「なぜこの答えを選んだのか」の説明を求められるので、各設問で解答を選んだ理由を先生に説明します。

また間違った問題については、なぜ答えを間違ってしまったのか、別の選択肢が正解になるのかを先生に確認をしていきました。

吉澤
吉澤

先生からのアドバイスで印象に残っていることはありますか?

いずみさん
いずみさん

 先生から「一字一句をきっちり100%理解しなくてもいいから、解答の鍵となるフレーズを見つけて文脈を理解するようにしなさい」と言われたことです。

それまでは初めて見る単語があると、単語の意味がわからずに引っかかってしまい、前に進まなくなることがありました。先生のアドバイスを意識することで、知らない単語で引っかかることなく、文章の全体像を見て読むことができるようになりました。

吉澤
吉澤

読解に関して、その他で自己学習でされていたことはありますか?

いずみさん
いずみさん

自己学習として、月に1回、A4で4〜5ページほどのスペイン語の新聞記事などを日本語に翻訳して添削してもらう課題を受け、精読する練習もしていました。

【筆記】PC入力はNG!?本番試験に即したボールペンを使った筆記練習

吉澤
吉澤

続いて、筆記の対策はいかがでしたか?

いずみさん
いずみさん

先生に提示された課題に沿って、授業までに文章を書き上げて、レッスンの中で先生に添削をしてもらいました。添削では、接続法のこういう表現を入れなさいとか、様々なアドバイスをもらいました。

吉澤
吉澤

文章を書く時に意識していたことはありますか?

いずみさん
いずみさん

先生から、「課題に取り組むときは、必ず時間を計りなさい」と指導をいただき、先生の言う通りに、下書きから清書まで終わる時間を計って文章を書きました。

吉澤
吉澤

時間を計って文章を書くことで、気づきはありましたか?

いずみさん
いずみさん

最初は1つの課題の文章を書くのに、45分〜1時間くらいかかっていたところ、先生に「これを25分で書けるようにしなさい」とアドバイスをいただきました。B2レベルの本番試験は、80分で2つの課題の文章を書きます。時間内に2つの課題に取り組むには、今よりも早く文章を書けるようになる必要があったんです。最初は「そんなに早く書くのは絶対無理」と思っていましたが、真剣に回数をこなすうちになんとか先生のいう時間内に文章を書けるようになりました。

吉澤
吉澤

筆記のレッスンで、先生とやってよかったことは何ですか?

いずみさん
いずみさん

できる限り本番通りに練習をしなさい、とアドバイスをもらえたことです。具体的にはCarina先生とのレッスンで、「本番と同じようにボールペンで文章を書いて、出来上がった文章の写真を撮って共有してください」と言われました。それまでは筆記試験の授業ではパソコンで打って、チャットで先生に共有していたのですが、ボールペンで書くところまで試験と同様のやり方をしてくれたのがすごく良かったです。

パソコンなら間違えてもすぐに消せますが、ボールペンはそうはいきません。実際にボールペンで書く練習をすると、一文字一文字を書く時の『間違えられない』という緊張感もありますし、文章量などを肌感覚でどの程度書けばいいかがわかります。またアクセントなどキーボードだと自動で修正されてしまうところも意識できるようになりました。事前に練習でボールペンで書くことに慣れていたので、試験本番の時に余裕をもって書けました。

吉澤
吉澤

PCで文章を書くのと手で書くのは、書く速さも異なるからこそ、本番環境に近づけることは非常に大切ですね!PCの自動修正に頼らず、まさに「本番と同様」の状況で日々の練習を行うための先生の工夫だったのですね!

(ボールペン直筆で、書かれた筆記の課題の解答。文章内の単語数や作成時間を意識されていたことが伺えます。またアクセント記号や講師からの修正箇所などが赤字でわかり、どのように文章を修正できるかも明確です。)

【リスニング】「なんとなく聞ける」からの卒業。同じ音源を徹底的に聞き込む反復練習

吉澤
吉澤

リスニングについてはいかがでしたか?

いずみさん
いずみさん

リスニングは「同じ設問を5回でも10回でも何度でも聞きなさい」とアドバイスを受けたので、何度も試験問題の音声を聞くようにしていました。あとは聞こえてきたものを不完全でもいいから自分で文章に書いてみる(ディクテーション学習方法)という勉強の仕方を教えてもらえたのが良かったです。

ディクテーションの学習方法について、以下の記事で解説をしています。

「【プロが教える】スペイン語シャドーイングの方法!30日で「聞こえる・話せる」を実感」のアイキャッチ画像 【プロが教える】スペイン語シャドーイングの方法!30日で「聞こえる・話せる」を実感
吉澤
吉澤

その他にも先生からのアドバイスはありましたか?

いずみさん
いずみさん

早口だったり知らない単語が出たりすると頭がフリーズしてしまうことがありました。その際、先生からは「もっと肩の力を抜いてリラックスして聞くとよい」とアドバイスをいただきました。

吉澤
吉澤

実際にこれらの対策をしてみて、いかがでしたか?

いずみさん
いずみさん

前は聞いて答えを選んで、なんとなくわかった気がするだけで終わっていました。しかし、先生からのアドバイスで何度も音声を聞くことや、聞いた音声を書き起こす練習をしていくことで、徐々にスペイン語の音声を聞けるようになってきたと感じました。ただ本番の試験では、緊張からかなかなか聞き取りが難しく、いくつか勘で答えてしまったところもありましたね。

【口頭試験】レッスン前に「独り言」で模擬練習!事前の準備が会話力向上につながる

吉澤
吉澤

最後に、会話の対策について教えてください。

いずみさん
いずみさん

B2レベルの対策を始めた頃は、レッスンの中で設問を確認して、その場で回答をしていました。しかし、なかなか成長を実感できませんでした。

そこで対策方法を変えて、先生とのレッスンの前に必ず課題を確認した上で、独り言で話す練習をしました。一度独り言で練習をしておくことで、自分の伝えたい意見や話す構成を確認できますし、自分が詰まってしまったところや先生に確認しておきたい箇所もわかります。

事前学習をした上で、先生と設問に沿って本番さながらの練習に臨むことで、よりスムーズに話せるようになっていきました。その上で先生と話す内容をよりよくするための話し合いができたのはよかったです。

吉澤
吉澤

先生からどのようなアドバイスがありましたか?

いずみさん
いずみさん

接続詞を含めて話すことや、話し方についてのアドバイスがありました。印象的だったのは、しっかりと抑揚をつけて話しましょうであったり、しっかりと目線を上げて自信を持って話せるように、といった話し方に関するアドバイスです。内容だけでなく、話し方や態度も重要なのだと思いました。こういった先生からのアドバイスをもとに、さらに独り言や先生と練習を積んでいくことで、スペイン語での会話力が上がってきたと思います。

(口頭試験の解答も書き起こしをされていました。接続詞や接続法など、重要な語句にはマーカーを引き、学んだ内容を使えるよう意識されていたことが伺えます。)
吉澤
吉澤

レッスン以外で、スペイン語で話す機会を設けていましたか?

いずみさん
いずみさん

3年ほど前から月に2回、スペイン語学習者のサークルに参加しています。そこで近況をスペイン語で語る機会があり、DELE試験のモノローグ(プレゼン)の練習になったと思います。

日常を「スペイン語まみれ」に。環境を整えることが、合格につながる

吉澤
吉澤

様々な対策を経て見事合格されたいずみさんから見て、スパニッシモのDELEコーチングコースはどんな方におすすめだと思いますか?

いずみさん
いずみさん

一人で勉強して受かるというのはなかなか大変だと思っていて、 DELEを受けるならば、DELEコーチングコースの受講は必須なんじゃないかと思います。先生とのレッスン自体も大事ですが、先生が熱意を持って教えてくれるため、いつしか「先生のためにも受からないと」「先生に良い報告をしたい」という気持ちにさせてくれるのも効果の一つかと思います。

また固定のスケジュールで日程を調整して受講できるコースなので、勉強の環境や習慣が整っていない人にとっては、学習習慣を身につけながら効果的に対策できると思うのでおすすめしたいです。

吉澤
吉澤

最後に、これからDELEを受験される方に向けてアドバイスをお願いします!

いずみさん
いずみさん

試験の本番の会場だったり雰囲気は予想していなくて、すごく緊張していました。自分は何度も試験を受けたことで慣れていきましたが、できれば先生とあらかじめ試験本番の過ごし方なども相談して心構えをしていくと良いです。

各技能の対策については、コースを受けることでしっかり準備できると思います。

いずみさん
いずみさん

またB2レベル以上は簡単ではありません。日常をまさに「スペイン語まみれ」にして勉強していかなきゃいけないくらいのレベルだと思っています。しかし、日本で生活していると、なかなかスペイン語に触れる機会も多くはないかもしれません。いかにスペイン語に触れる環境や習慣を整えることができるかが重要です。「スペイン語まみれ」になるまで環境や習慣を整えるまでは大変かもしれませんが、少しずつできるようになるとそれがまた楽しくなってきます。

ぜひ、DELEを目標に「スペイン語まみれ」の環境や習慣にして楽しく学習していってください。

吉澤
吉澤

日常を「スペイン語まみれ」にしていく楽しさ、とても素晴らしいですね!
これからも次の目標に向けて、スパニッシモが全力でサポートさせていただきます。

吉澤
吉澤

本日は貴重なお話を本当にありがとうございました!

おわりに

いずみさんのDELE B2合格体験記、いかがでしたでしょうか。

「定年後の趣味」として本格的に再開したスペイン語学習。決して諦めることなく、6度目の挑戦で見事合格をつかみとりました。

  • 「100%文章を理解できなくても全体像をつかんで読む大切さ」
  • 「本番を想定して、時間を計ってボールペンで書く練習の導入」
  • 「同じ課題でも何度も繰り返し復習することで、理解を深める大切さ」

など、いずみさんが実践されたこれらの具体的なメソッドは、これからどのように対策を進めればいいか迷っている方にとって、現状を打破する大きなヒントになるのではないかと思います。

一人で向き合うには険しいDELEの道のりも、熱意を持って伴走してくれる講師がいれば、着実に前へ進むことができます。

スパニッシモのDELEコーチングコースでは、いずみさんのように合格を目指すあなたを全力でサポートいたします。

「今の勉強法で合っているのか不安」「何度も同じレベルで不合格になってしまっている」という方は、ぜひ一度、スパニッシモにご相談ください!

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スペイン語の資格試験の合格を目指す場合、スペイン語の実力を伸ばすことはもちろんですが、それぞれの試験にあった対策はとても大切です。

スパニッシモでは、DELE試験に特化した対策コースを提供しております。

DELE試験監督の資格を持つ講師とマンツーマンで対策をすることで、読む、書く、聞く、話すの4技能を総合的に伸ばしていくことができます。

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DELEコーチングコースとは?

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