(最終更新日 2024/12/14)
DELE C1レベルとなると試験の難易度も高くなっていきます。
そのDELEC1レベルに見事合格された杉本真依子さん。
合格までにどのような対策をされたのか、DELEコーチングコースの感想とともにお聞きしました。

目次
- 【DELE C1受験のきっかけ】日本へ帰国でスペイン語を使う機会が激減。新しい目標を立てて学習に臨む。
- DELE C1受験での不安は試験の難しさと苦手エリアの文章作成
- 【参考】DELEコーチングコースの進め方
- 【DELEコーチングコース受講感想】コース序盤:入学試験〜4技能対策〜模擬試験
- DELEC1レベル合格までに行った4技能それぞれの対策方法
- 【DELEコースC1レベル模擬試験】目に見える変化を実感!
- 【DELE試験本番】対策を通じて得た自信。合格は素直に嬉しかった!
- DELEC1レベル合格までの学習期間と1日の学習時間
- 【試験対策アドバイス】学習の習慣化とスキマ時間の活用が合格につながる!
- まとめ
【DELE C1受験のきっかけ】日本へ帰国でスペイン語を使う機会が激減。新しい目標を立てて学習に臨む。
杉本さんがスペイン語学習を始められたきっかけはなんでしたか?
私が大学生のとき、ゼミの先生が中南米の開発経済専門の先生だったこともあり、メキシコへの短期留学プログラムに参加しました。それが私の初めての海外で、それまで第二言語としても学んだことがなかったスペイン語との出会いです。
大学での短期留学プログラムは1ヶ月でしたが、もちろんその経験でスペイン語が話せるようになるわけではありません。スペイン語が話せなかったことが悔しくて、メキシコへの短期留学プログラムの後に私費で再度10ヶ月ほどメキシコに渡りました。そのときはメキシコの国立自治大学(UNAM)に通い、様々な国籍を持つ留学生と一緒にスペイン語学習をしました。
それでも私はスペイン語学習が足りないと感じていたので、メキシコと日本の国費留学プログラムに参加して、再度1年間メキシコに戻って勉強しました。国費留学プログラムではスペイン語学習ではなくて、生物学部で聴講生という形で1年間生徒として大学に通っていました。
大学時代から、長い期間メキシコで学習をされていたのですね!大学を卒業してからはスペイン語に関連する仕事に就いたのですか?
私が大学を卒業する頃はちょうど就職氷河期と言われていて、日本でスペイン語を使う仕事は多くありませんでした。そのため、再度メキシコに戻って現地職員として旅行会社に就職することにしたんです。
その後はグアナファトのセラヤで自動車関連の工場の立ち上げに2年ほど滞在したり、転職してJICAの現地職員として活動をしていました。直近ではJICAの仕事でホンジュラスにいました。
スペイン語圏での生活は年数にすると、15年半ほどになるかと思います。
かなり長い期間メキシコやスペイン語圏で生活をされていたのですね!
そうなんですよ!これまでDELEのB2レベルだけ2010年に受けていて、そこからDELEを受けておらず、周りから今更DELE受けるの?なんてことも言われることはありました。(笑)
スペイン語圏で既に働いた経験があるなか、今回DELEコースを受けていただき、見事C1レベルに合格されましたが、DELEC1レベルを受験をしようと思われたきっかけはなんでしたか?
新型コロナウィルス感染拡大防止のための国境封鎖が原因で私は2020年3月にホンジュラスから日本に戻ることになったのですが、そこからスペイン語に触れる機会がほとんどなくなってしまったんですよね。
日本に戻った際、北海道に引っ越したのですが、やはりスペイン語を使う仕事や機会はありません。なので、スペイン語を忘れてきているという感覚があったので、何かしらスペイン語学習の目標があれば勉強すると思ったことがきっかけです。
これまでにDELE B2レベルに合格したことがあったので、次はDELE C1レベルかなと思い受験をすることを決めました。
スペイン語を忘れてきているという感覚の中、新たな学習の目標を立てられたのですね!
DELE C1受験での不安は試験の難しさと苦手エリアの文章作成
スパニッシモでDELE対策を開始される前は、DELE試験に対してどんなことでお悩みでしたか?
DELEC1レベルを受験するに当たって、一番不安だったのはやはりC1レベルの難易度です。
DELEのB2レベルとC1レベルには大きな差があると聞いていて、試験時間も長くなります。なので、漠然と難しそうだなといった不安がありました。
あとは自分の弱点として、スペイン語の文章作成が苦手という意識はありましたので、それを克服できるかなっていう不安はありました。
そんな不安があるなか、スパニッシモのDELEコーチングコースを受けようと思われた理由はなんでしたか?
私はJICAの青年海外協力隊の方たちと直接関わる仕事をしていたのですが、隊員たちからスパニッシモというサービスを使っていると聞いていました。そういったこともありスパニッシモを選びました。
あとは様々なDELE対策のコースを調べましたが、コーチングコースっていうのは他にはないんですね。担任性がいいなと思ったことと、今の状況で自分の弱点を明確にした上で授業を受けることができるとのことだったので、苦手なところを重点的に対策できればいいなと思いスパニッシモのコースを申し込みました。
担任性や弱点を明確にして対策できるという点を期待されていたのですね!実際にコースを受けてみて、いかがでしたか?
授業を受けてみて、先生の質がすごくいいなと感じました。先生は試験内容をしっかり熟知した上で授業をしてくれているので、内容も的確でよかったです。
あと最初に入学試験としてレベルチェックをしますよね?そのレベルチェックで自分の弱点がわかった上で授業が始まるので、自分がどこから対策を始めたらいいのかがわかったのもよかったです。
そう言っていただけて嬉しいです!
【参考】DELEコーチングコースの進め方

DELEコーチングコースは、授業開始前の入学試験、各技能の学習、中間試験、中間試験後の各技能の学習のステップで進んでいきます。
①授業開始前
授業開始前は入学試験を実施します。入学試験では各技能の採点を行います。
②学習カリキュラムの提案と授業開始
入学試験の結果をもとに受講者様の現在の課題を明確化して、ひとりひとりにあった学習プランを提案させていただきます。
コース開始時に提案させて頂く学習プランでは、中間試験までの期間に各技能の対策を実施していきます。
③中間試験
各技能の対策後、DELE試験の流れに慣れて頂くため、DELE本番試験に即した中間試験(模擬試験)を実施いたします。
④中間試験後のカリキュラム提案と後期授業
中間試験の結果から後期学習における課題を整理して、改めて学習プランを提示させていただき、更なるレベルアップを図っていきます。
本インタビューでは、入学試験から4技能対策、模擬試験についてお聞きしていきます。
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【DELEコーチングコース受講感想】コース序盤:入学試験〜4技能対策〜模擬試験

【DELEコースC1レベル入学試験】試験結果でわかる自身のレベルとの認識の違い
DELEコーチングコース開始前に、入学試験で各技能のレベル確認を行いました。杉本さんの結果はA〜D判定のうちB判定でした。こちらを受けてみていかがでしたか?
やはり自分がどこができていて、どこの対策をしたら良いかわかったことがよかったです。
例えば、自分はリスニングは点数が取れると思っていましたが、結果は一番点数が低かったんです。やはりスペイン語圏で生活していた頃と比べて劣っているなと感じましたし、自分の認識とは違った結果となったので、自分の現状を知ることができました。

レベル確認をしたことで、自分の認識との違いが見えてきたのですね!
あとはもともと苦手意識のあった作文においても試験を受けてみて、改めて難しいと感じました。
作文の試験では5分程度の会議をしている人達の音声を聞いて、文章を書くのですが、まずは会議の内容をまとめる作業が難しい。音声は長いので集中力を維持することも大変ですし、5分の音声の中ではさまざまな内容が話されます。なので、そもそもどこからメモをとればいいかもわからなかったです。
もともと苦手意識のあった作文での難しさを感じられたのですね!試験後は講師から4技能の対策の学習カリキュラムを提示されたかと思います。杉本さんの場合は、どのようなカリキュラムで対策をすることになったのですか?
私の場合は、まず読解の対策を行ない、その後リスニング、作文そして面接の順番で対策することとなりました。
そうだったのですね!先生から杉本さんの場合はリスニング力を強化する上で、単語力の強化が必要だったため、最初に単語力強化もかねた読解から取り掛かったと聞きました。そこからリスニングの対策に進められたのですね!
これからそれぞれの技能で行われた対策についてお聞かせください!
DELEC1レベル合格までに行った4技能それぞれの対策方法

【読解試験対策】試験のコツと単語学習方法
では、まずは読解の試験対策について、お聞きします。読解の対策はどのように進められましたか?
読解の試験対策は、練習問題を解きまくる、そして知らない単語は単語帳を作って覚える。これに尽きます。
なるほど!練習問題を解きまくったとのことでしたが、どのように問題に取り組んでいったのでしょうか?
試験対策を始めた頃は時間をはからずに設問を解いていました。特に時間を測らなくても試験問題はできますよね?ただ、それだけだと試験時間内には終わらないのでは?と思うようになりました。
そして実際に試験時間を測って各設問のTareaに取り組んでみると試験時間をオーバーしていたことがわかったんです。
実際に設問を解く時間を測ってやってみたからこその気づきですね!
そうです。それで、どうしたら試験時間内に終わるかを考えるようになりました。
考えるにあたって、先生にポイントを聞いたり、Youtubeにアップされている対策ビデオなどをみました。
そのときに学んだことは、
①まずは簡単なTareaから取り組んで、難しいTareaは後に行うこと、
②解答の選択肢をチェックした上で、長文を読むこと、です。
やはりTareaごとに出題される問題の形式や傾向を知ることで、それぞれの設問の解き方はあって、それを知っているのと知らないのでは文章の読み方も変わってきます。
最初から文章をしっかり読んで順番通りにやると時間がかかってしまうところ、学んだことを意識してTareaに取り組むようになったら試験時間内に問題を解けるようになりました。
問題を読む順番や取り組み方で解くスピードが早くなったのですね!そういった学んだことを実践する中で先生とはどのように対策をされていたのですか?
私の場合は先生と相談して、まずは必ず授業前に練習問題を解いて、事前に先生に回答を送っていました。あくまでも授業では先生に分からないところや、気を付ける部分等について説明をしてもらう時間にしたいと思ったからです。この進め方が私の学習スタイルにとてもあっていました。
また先生からもらったアドバイスですごくよかったのが、はじめて取り掛かる練習問題の場合は絶対に単語の意味などを調べないで問題を解きなさいと言われたことです。
本番でも必ずわからない単語は出てくるので、今自分がわかる単語で内容を推測しながら問題を解けるようになることも大事ということを教えてもらいました。
なので、問題を解くときに心掛けたのは、辞書などで調べながら進めるのではなく、まずは自分の知っている単語を駆使して、文章の文脈を推測しながら答えることです。その後答え合わせをしてから、分からなかった単語を辞書で調べることを徹底しました。
本番でわからない単語が出てこないなんて言い切れませんからね!
そうなんですよ!あとは読解問題に取り組むに当たって、ただ設問に答えるだけではなくて、なんでその答えを選んだのかの理由を説明できるようにすることを心がけました。
必ず先生はなんでこの回答を選んだの?って聞いてくれるので、解答で選択したことを説明できる根拠がないといけない。それを説明することで自分の頭の中の整理をすることができました。なので、読解問題に取り組むときは必ず解答を選ぶ根拠も合わせて考えるようにしていました。
なんとなくで回答を選んで、正解になったとしてもその問題や文章を理解したことには繋がリませんからね。だからこそ回答を選ぶ根拠の説明が大事ということですね!
単語の学習においては、どのように勉強されたのですか?
私の場合は、単語帳アプリ「自分で作る単語帳ワードホリック」を活用して単語学習をしました。
勉強しながら分からない単語があると、それらの単語をすぐに単語帳にまとめました。単語帳はテーマごとに分類し、自分が復習しやすいようにまとめています。例えば、経済、政治、テクノロジー、環境などに分けて作っていて、基本はスキマ時間を活用して単語学習をしました。
私の場合は、家事や犬の散歩などの時間を活用して、スペインのニュース番組を聴くことが多かったです。ニュースなどを聞いていると、わからない単語が出てきたりするので、すぐにわからなかった単語を調べて、単語アプリに書きこみました。
単語の意味をすぐに調べられるように、スペイン語の辞書アプリも買いました。これはとても便利でよかったです。

スキマ時間を使って、聴きながら単語学習をやっていくと、わからない単語は繰り返し出てくるので、それで何度も聞いたり書いたりして覚えていきましたね。
もちろん見返すことも大事なので、電車に乗っているときなどは単語帳を見返したりしていました。
(杉本さんが活用されていた動画やニュースサイト)


【リスニング試験対策】音声の要約作成で内容の主旨を掴む
リスニングの対策方法についてお聞かせください。入学試験の結果をみた際に、自分の認識とは違った結果だったと言っていましたが、リスニング対策はどのように進めましたか?
まずは単語と同じで耳をならすということで、問題文を聞くことはもちろん、ラジオ、youtubeを見ていました。ただ見る、聞くだけでなく、簡単に聞いた内容の要約を作るようにしていました。
要約を作ることを癖つけると、その人が何を言いたいのかなど、その話の重要ポイントなどを意識して聞くようになったと感じています。
そういった意識がリスニングでの音声の理解や対策にも役立ったということですね!
あとはリスニングの試験で特別な対策が必要だなって思った設問がありました。リスニングのTareaでスペインの独特の表現が出てくる問題です。
こんなのスペインでしか使わない、なんならスペイン人でさえもほとんど使わないよっていう表現が出てくる設問で、二人の会話の音声を聞いて回答を選びます。この設問を解いていくには、もうスペインの独特な表現を覚えないとどうにもならないと思いました。
この問題の対策のためか、DELEコーチングコースで使用するcronometroの問題集の後半に150フレーズ程度のリストがあったので、それをできる限り覚えて対策しました。
そういった問題は片っ端から覚えていくしかないですね!リスニング対策で先生との授業で実施してよかったことはどんなことがありますか?
リスニングでも読解と同じように調べながら問題を解くのではなく、まずは本番試験と同じような形で、何も調べずに設問を解くことを心掛けていました。また音声を聞き終わったあとには必ず回答を選んだ根拠をノートにまとめていました。
授業の中ではどうしても自分ではわからないところがあると、その場で先生に質問できたのがよかったです。先生へ質問すると先生は一緒に音声を聞いてくれて、疑問を一つ一つクリアにすることができました。
どうしてもわからないところを先生と確認をしながら進められたのですね!
そうですね!後は練習問題を解きまくって、慣れるしかなかったです。
ただ問題集で復習などはしますが、同じ問題を繰り返してやることはなかったです。やはり一度やってしまうと内容がわかってしまうので、別の問題集を買って新しい問題に取り組むこともありました。
教材は合計で3冊を使用しました。3冊目は終わらせることはできませんでしたが。。。
様々な教材を活用して、問題を解きまくって対策をされたのですね!


【筆記試験対策】定型フレーズとメモの取り方
次に受講当初から不安を抱えていた筆記についてお聞かせください。こちらはどのように進められましたか?
まずはDELEコーチングコースでは、先生から作文で使える定型文やフレーズを教えてもらいました。
そのため、教えてもらった定型文やフレーズを文章に含めながら文章作成を心がけました。
あとはとにかく練習問題をこなしていくことが重要になります。
やはり定型文やフレーズなどがあると文章はかきやすくなりますか?
はい、定型文などがあるとかなり文章は書きやすいです。これを知っているのと知らないのではかなり違いが出るのではないでしょうか。
また作文のTarea1では、音声を聞き、その音声を聞いてとったメモを参考に文章を作成をします。授業を受ける前はそもそもどのようにメモを取ったらいいのかが分からなかったのですが、メモを取る方法を先生に教えてもらえたのはよかったです。
例えば、音声は2回聞くことができますが、1回目の音声では、聞き取れた単語をひたすらに書く、2回目の音声では1回目で聞き取れた単語を文章にするために前後をかきとるみたいな。そういったメモの取り方を教えてもらえたのはよかったです。
メモの取り方も重要ですね!
あとは作成した文章の添削を先生が丁寧にしてくれたので、自分が陥りやすい間違いを理解できたことで、それを使って必ず復習はしていました。
そして文章を書く上では、何よりも単語が大事だと思っています。そもそも単語がないと文章は書けないですよね。なので、日頃から単語を増やすことは重要だなと実感しました。
書きたい内容があっても単語がわからないと文章を書くことができませんからね。筆記のために何か単語学習でされたことはありますか?
役立ったのはスペインのニュースサイト「El Pais」の記事です。よくここからDELEの試験問題が出題されるともいわれていますが、実際にこれを読んでわからない単語を覚えていくのは役に立ちました。

受講開始当初は筆記が弱点で不安があったと言っていましたが、それはコースを受けたことで解消されましたか?
そうですね、やはりコツがわかってくると回答も作成しやすくなって自信がついてきます。
スパニッシモのコースが終わった頃には、自分で練習の継続は必要だと感じつつも、筆記はもうある程度できるなという自信を持つことができました!
コースを受講して自信に繋がったことがわかり、嬉しいです。

【口頭試験対策】講師とだからこそできる口頭試験対策
最後に面接の試験対策についてお聞かせください。
はい、これは本当に自分一人ではできるものではなくて、このDELE対策コースじゃないとできなかったと思っています。
試験監督へ行うプレゼンや試験監督との質疑応答など相手がいること前提となりますので、一人での対策は難しいですね。こちらはどのように対策を進められましたか?
そうですね。面接の対策では、まず試験時間の時間配分に忠実に準備をしました。
例えば、C1では長文を読んで内容をまとめるための時間が20分ありますよね。なので、20分間で文章を読んで、それのメモをする。これらを行った上で授業で3〜5分使って先生に話すなどです。
授業までの準備としては、事前にTareaで使用する文章を読んでメモするところまでやっておいて、授業で先生の前で話していました。その繰り返しです。
事前に時間を測って予習した上で先生にプレゼンをしていったんですね!
ただ、私の場合は授業前にメモなどでまとめていましたが、対策を始めた当初は原稿などがないと何も話せなかったんです!なので、最初は先生に話す内容の原稿をパソコンで書いて、先生に送っていました。
先生がそれを添削してくれたので、それを元に練習をしました。ただもちろん試験本番では原稿はないので、試験に慣れていくにつれて原稿なしで練習することを心がけました。
最初は原稿である程度話す内容のイメージを持つことが大切なのですね!
そうです。そしてその原稿を先生に添削してもらった方が授業後に復習するための資料として参考になるので、それはよかったです。
そうだったのですね!面接対策において先生と対策をして役立ったことはどんなことがありますか?
まずは先生が面接問題に関して使える定型文を教えてくれたことです。
例えば、Tarea1での最初の導入部分で使えるフレーズだったり、「1つ目は、2つ目は、この人の考えは、、、」などを、効果的に相手に伝えるための定型文はすごく役に立ちました。
やはり定型文があるとかなり話しやすいです。
例えば私の場合、緊張してしまうと話が脱線したりすることもあるので、定型文があると話の導線を戻すことができてとても役立ちました。
それと試験時間を意識することは結構大事だなって思っていて、3〜5分の時間の感覚を練習を繰り返して体で覚えるのは大事でした。意外と試験時間が短かったり、逆に早口で話してしまって早く終わってしまったり。。。先生との練習では話すのが長いと言われたこともあります。
定型フレーズや繰り返しの練習が試験対策に役立ったのですね!杉本さんがどのように試験対策をされたのかイメージを持つことができました!
【DELEコースC1レベル模擬試験】目に見える変化を実感!
DELEコーチングコースで、4技能の対策を行ったあとに中間試験(模擬試験)を受けていただきました。杉本さんの結果はApto(合格)でしたね。こちらの結果が出たときはどのようなお気持ちでしたか?
やはり苦手意識のあった筆記やリスニングを練習したことによって、点数が上がって目に見えて変化を体感できたことがよかったです。

中間試験の結果から何か気づきなどはありましたか?
模擬試験はAptoで、特に読解問題で点数を多く取ることができ、自信につながりました。ただAptoだったとしても、作文と面接の結果がすごく高かったわけではありません。そのため今後はしっかりと点数が取れた読解対策よりも、その他の技能に力を入れて対策をしたいと思いました。
そうだったのですね!模擬試験後に約1ヵ月の最後の学習期間があったかと思います。この期間は授業ではどのように対策をされましたか?
先生からは、授業で自分の心配な部分の対策の時間を増やすこと。またある程度学習方法が自分の中で確立している技能や設問は自己学習で進めるようアドバイスをもらいました。私の中では、読解の部分はこれまでの学習である程度問題の解き方のコツはつかめていましたので、授業ではリスニング、筆記、面接の対策を集中して行うようにお願いをしました。
試験結果をもとに先生と面談をして、今後の学習方針を一緒に考えることができたのはすごくよかったです。読解は自分で答え合わせもできるし、自己学習の進め方もわかっていたので、先生と一緒だからこそできる対策に集中することができました。
【DELE試験本番】対策を通じて得た自信。合格は素直に嬉しかった!
DELEコーチングコースで約3か月間試験対策をされて、DELE試験当日を迎えたと思います。当日はどんなお気持ちでしたか?
試験当日は、面接にはまだ不安が残っていました。というのも、どんなテーマが出題されるかによって自分自身のパフォーマンスに影響があったためです。やはり自分が苦手なテーマとかはありますよね。例えば、私の場合は哲学的なテーマを話すのは苦手なので、そういうのがきたら嫌だなと思っていました。
それ以外の技能に関しては、高得点はいけるかはわかりませんが、合格ラインはいけるだろうとは思っていました。
確かに苦手なテーマが出題されると、一気にパフォーマンスに影響しますもんね!その他の技能については、自信を持って試験に臨まれたのですね!DELE合格がわかったときはどのようなお気持ちでしたか?
素直に嬉しかったです。あとは試験料金やコース料金など少なくないお金を使っていたので報われたと感じました。

DELEC1レベル合格までの学習期間と1日の学習時間
DELEC1レベル合格されるまでにどれくらいの期間対策をされたのですか?
試験対策期間は4ヶ月です。3ヶ月DELEコーチングコースと残りはプライベートで授業を受講をしていました。
DELE対策はまず自分で問題集を買いましたが、スパニッシモとともに開始した感じです。

4ヶ月の対策期間の中で1日の学習時間はどれくらい取られていたんですか?
基本は夜2時間とるとかです。後はスキマ時間に勉強をしていました。
対策を始めた当初は1日1時間程度でしたが、その後1日2時間、休みの日は3時間ほどやっていましたね。
私の場合は、自分で自分を奮い立たせることができないので、スパニッシモで強制的に週3回の授業が入っているのがよかったです。授業のための準備があって、そして毎週授業を受ける学習リズムを作れたのは助かりました。
毎日4技能の対策をやっていたのですか?それとも技能を区切って対策をされていましたか?
スパニッシモの授業で行う技能に合わせて対策を進めていました。
ただ新聞を読むことや、ラジオを聞くこと、youtubeを見て学習することなどは毎日やっていました。例えば、スキマ時間に必ず1.2記事を必ず読むとか、10分ニュースを必ず見るなどを日課にしていましたね。
スキマ時間をかなり活用して対策をされていたんですね!
【試験対策アドバイス】学習の習慣化とスキマ時間の活用が合格につながる!
どんな人にスパニッシモのDELEコーチングコースはおすすめですか?
私の場合は強制的に週3回授業を受けるのは非常に良いと感じました。やはり、いきなり試験勉強をはじめるとなると、最初はなかなか学習が思うように進みません。そのため、試験勉強を習慣化をすることが難しい方にとって学習リズムを作るきっかけにもなるのではないでしょうか。
また何もわからない状態で手探りでやるよりかは、絶対にコツを聞いた方が手っ取り早いと感じます。それにある程度のお金の投資は自分へのプレッシャーにもなると思いますので、自分を奮い立たせてやりたいという方にはおすすめのコースです。
これからDELEを受験される方になにかアドバイスをお願いします。
スキマ時間をうまく活用して勉強することが大事です。あとは日本にいながらですと難しい場合もあるかもしれませんが、できる限りスペイン語に触れる機会を多く作ってみてください。
スキマ時間の学習においては、例えば好きなニュースキャスターとか、好きな番組を見つけて視聴するのもいいと思います。そしてニュースを聞いたり、毎日1記事読むなどを習慣化して、できる限りスペイン語に触れる。そういったことを通して、単語量が増えていったり、読み慣れる、聞き慣れる状態になっていき、試験合格にも繋がるのではないでしょうか。
まとめ
本インタビューでは、杉本真依子さんのDELEコーチングコースを受けた経緯や、4技能の対策方法、合格までの学習時間やスケジュールなどを紹介しました。
お聞きしていた中で、問題を徹底的に解きまくる、スキマ時間を活用して新聞屋ニュースなどを聞いて単語学習を行うことなど、DELE試験対策を進められる際の参考となる内容が多くあったかと存じます。
ぜひ、これらの内容を参考にDELE試験対策を進めてみてください。
*スパニッシモのスペイン語の認定試験「DELE」対策講座*
スペイン語の資格試験の合格を目指す場合、スペイン語の実力を伸ばすことはもちろんですが、それぞれの試験にあった対策はとても大切です。
スパニッシモでは、DELE試験に特化した対策コースを提供しております。
DELE試験監督の資格を持つ講師とマンツーマンで対策をすることで、読む、書く、聞く、話すの4技能を総合的に伸ばしていくことができます。
スパニッシモのDELE対策で試験の概要やコツをつかんで、自信を持って試験日を迎えませんか?