DELE B2合格者インタビュー、大多和郁恵さんの【後編】をお届けします。
(前編をまだお読みでない方は、ぜひこちらからご覧ください!)
前編では、独学での試験対策に行き詰まりを感じていた大多和さんが、スパニッシモのDELEコーチングコースを活用して「学習の習慣化」に成功したエピソードをお伺いしました。
実は大多和さんは、焦らずに試験対策に挑むことができるよう「試験5ヶ月前から腰を据えて試験に向けた準備を始めました。
今回は、大多和さんがどのようにスコアを上げて、DELE合格を引き寄せたのか、具体的な4技能対策に迫ります!
【大多和さんのDELE B2 挑戦の歩み】
・2022年〜2023年前半: 独学で試験対策を行い、DELE試験に挑戦するも、あと一歩届かず不合格。(当時の口頭試験スコア:約14点)
・2023年後半: スパニッシモのDELEコーチングコースを初受講。直前対策だったため不合格になるも、自分の弱点と正しい学習法に気づく。
・2025年: 余裕を持ったスケジュールで2回目のDELEコーチングコースを受講。自分にあった学習習慣を身に着け、見事B2合格!(口頭試験スコア:23.75点へ大幅アップ!)
朝の1〜2時間に学習時間を確保!予習・レッスン・復習を回す学習習慣が合格につながる

大多和さんは2022年からB2レベルの受験に挑戦されています。この度合格された際の試験対策期間中の学習スケジュールについて教えてください。

まとまった時間が取れるのが午前中だったため、朝の1〜2時間を「スペイン語の学習時間」と決めて学習をしました。
朝にDELEコーチングコースのレッスンを受講して、レッスン後はなるべくすぐに復習に時間をあてました。先生から出された宿題をやったり、次のレッスンに向けた質問を準備するという学習サイクルを徹底しました。DELEコーチングコースの学習期間3ヶ月間の固定スケジュールのおかげで、この「レッスン受講・当日の復習・次回に向けた予習」の学習習慣を崩さずに維持できたことが、合格に繋がったのだと感じます。


土日や祝日も同じように学習をされていましたか?

土日や祝日は、試験を申し込んでからは結構図書館にこもって勉強していました。高校生たちと一緒にやってエネルギーをもらっていましたが、帰る頃には体が痛くなってまっすぐ帰れないくらいでしたね(笑)。

そうだったのですね。学習習慣を維持できた要因は何だったと思われますか?

「試験の5ヶ月前」という、早い段階からスタートを切ったことだと思います。これまでDELEコーチングコースは2回受講しており、2回目の受講時は試験対策が直前すぎて心に余裕がありませんでした。今回は余裕を持って始められたので、予習・レッスン・復習のサイクルを焦らずに自分の生活に組み込めました。またDELEコーチングコースでスケジュールが固定されていたからこそ、「今日は何をしよう」と迷う時間がなく、学習サイクルに沿って着実に学習を進めることができたと思います。
読解対策:「設問の意図」を考える重要性。先生との対話で培ったDELE攻略の論理的判断力

ここからはDELE試験の4技能それぞれの対策方法についてお伺いします。まずは「読解」について、どのように対策をされましたか?

はい、事前に先生と次の授業で練習するTareaを確認し、予習として授業前に問題を解いていました。そしてレッスンの中で、各問題と自分が解答した答えをもとに、先生から「テキストのどこを見てそう思ったの?」と理由を突っ込まれるんです。独学では「なんとなく」で答えを選んでしまいがちですが、単に答え合わせをするだけでなく、自分が選んだ根拠を説明する練習がすごく力になりました。
また先生と一緒に文章を読んでいく中で、文章の要旨やポイントを必ず確認するようにして、設問や文章の意図を理解するよう心がけていました。

先生と疑問を解消していくことで、DELEで出題される文章や設問の意図をつかんでいったのですね。

そうですね。読解対策で一番の気づきは、「単語や文が読めること」と「設問の意図を理解すること」は別物だということです。「この設問は何を答えさせようとしているのか」という出題者の意図を意識するようになってから、曖昧だった正解の根拠が明確になり、スコアが安定して伸びていきました。



筆記対策: 先生に添削された文章の徹底暗記!ボールペンで書く練習の重要性

次に筆記について、教えてください。

DELEコーチングコースでは、筆記試験対策として、授業前に先生から宿題としてTareaの文章を書くように指示があります。そのため、Tareaのテーマに沿って授業前までに文章を書き、先生に授業で添削をしてもらいました。

授業の中で特に確認していた点はなんですか?

単なる文法的な訂正だけでなく、「より自然な表現は何か」を教えてもらうことです。先生は、私が試験のテーマに沿って書いた文章をもとに、その場でより自然な表現を教えてくださり、丁寧に直してくださいました。また、授業後には筆記試験で役立つ表現や文章も送ってくださいました。

先生から学んだ表現は、授業後どのように復習していましたか?

復習では、先生に添削してもらった文章を確認するだけでなく、暗記して口に出せるくらいまで何度も読み返して覚えていきました。実は筆記で扱う表現は、口頭試験でもそのまま使える表現が多いと思っていて、先生に添削していただいた文章は、表現や文法もより自然で適切なものになっています。そのため、表現を暗記していくことで、書くスピードが高まったのはもちろん、口頭試験の対策でも活かすことができたと思います。毎晩寝る前に読んで覚えるのが習慣になっていましたね。

学んだスペイン語の表現を文章そのまま暗記をすることで、筆記だけでなく口頭試験でも応用できるようにしていたんですね。

はい、そうです。またレッスンではWordドキュメントに書いた文章の添削をお願いしていましたが、筆記試験本番はキーボードで書くわけではなくボールペンで文章を書きます。試験時間は限られていて、下書きをした後に清書をしている時間を確保するのは難しいです。
また、筆記の試験では文字数の指定などもあります。そのため、試験対策を行う際に、実際にボールペンで文章を書くことを意識しました。実際にペンで書くことで、 1行に含まれるスペイン語の単語数はいくつ程度になるか、おおよそ何行書くことで、課題で指定された単語数を満たすのかの感覚をつかむことができたと思います。
また手紙やメールなどを書く課題では、文章の冒頭で書く挨拶などの定型文を事前に決めておくことで、本番であたふたしないように準備しました。
リスニング対策:毎日のシャドーイング練習を日常に。レッスンで知る中南米の文化や背景知識まで味方につける

リスニングはどのように対策されましたか。

リスニングは一番の課題でした。リスニング力を伸ばすために先生から「シャドーイングをした方がいい」というアドバイスを受けて、毎日シャドーイング練習をする習慣をつけました。
*シャドーイングとは、音声の後を追って、聞いたスペイン語を声に出して読む練習です。
詳しい学習方法はこちらをご覧ください。

授業ではどのように対策されましたか。

授業では先生と一緒にリスニングの音声を聞き、分からない部分や聞き取れなかった部分を質問しました。また先生からトランスクリプション(音声の文字起こし)をもらい、それを見ながら音声を聞きました。トランスクリプションを見ながら聞くことで、聞いている音声は何を話しているのか、単語がどのように発音されるか、などを確認しました。

先生との対策で印象に残っているエピソードはありますか?

レッスンの中でグアテマラの社会情勢や中南米の文化背景について先生と議論したことです。 テキスト(Cronómetro)に、女性が育児休暇を取る話が出てきた際、グアテマラの育児休暇の取得状況やその背景にある中南米の文化的事情も教えてもらえて興味深かったです。先生が関連する写真やイラストを見せてくれたことでテーマの理解が深まりました。

オーラル対策:初めての試験から約9点アップ!怒涛の質問攻めで磨かれた「瞬発力」と自分の意見を伝える勇気

最後に、一番大きく点数が伸びたオーラル試験について教えてください。独学で受験されていた2022年頃は14点台でしたが、今回の合格時には23.75点と、なんと約9点も大幅にスコアアップされていますね!どのように対策をされたんですか?

はい。まずはスパニッシモの先生と一対一で話すことに慣れ、「自分が何を言いたいのか」を頭の中で整理し、とにかく自分の意見を伝える練習をしました。日々の授業の中で先生による「怒涛の質問ラッシュ」のおかげもあります。私が質問に答えた後も「他には?」「まだある?」「なぜそう思うの?」と、本番以上にものすごい数の質問が飛んできます。本当に特訓のようで、苦しい時もありましたが、あらゆる角度からの問いにも即座に反応する瞬発力が鍛えられました。
【大多和さんが受験したDELE B2本番試験の4年間のスコア推移】
| 受験時期(年) | 読解 | 筆記 | グループ①合計 合格: 30点以上 | リスニング | 口頭 | グループ②合計 合格: 30点以上 |
| 2022年 | 12.50 | 16.35 | 28.85 | 11.67 | 14.54 | 26.21 |
| 2023年① | 10.42 | 10.83 | 21.25 | 14.17 | 18.35 | 32.52 |
| 2023年② | 13.19 | 10.83 | 24.02 | 8.33 | 18.73 | 27.06 |
| 2024年 | 11.11 | 14.17 | 25.28 | 10.00 | 22.13 | 32.13 |
| 2025年 | 15.28 | 15.42 | 30.70 | 7.50 | 23.75 | 31.25 |

その特訓が、本番の結果に繋がったのですね。

そうですね。本番の口頭試験で出題されたシチュエーション(オフィスでの会話について)が自分の日常や仕事の業務とかけ離れていて最初は違和感がありました。しかし、これまで練習を重ねていたことで、違和感はあっても「自分の意見」として、スイッチを入れて話すことができました。試験官と話が盛り上がり、「このまま話していたら朝になっちゃうね」と言われるほど余裕を持って楽しめました。
これからDELEを受験される方へのアドバイス

今回受講していただいたスパニッシモのDELEコーチングコースは、どんな方におすすめだと思いますか?

私のようなシニア世代の方はもちろんなのですが、ずっと独学でスペイン語学習を続けてきて、「どこかでパッと花を咲かせたい(結果を出したい)」と思っている人には、思い切ってこのコースを受講してみてほしいですね。
やる気や気持ちはあっても、結局は学習の「やり方」がわからないと行き詰まってしまいます。その正しい勉強のやり方(試験対策方法)を教えてもらえる場として、DELEコーチングコースはとても活用できると思います。
また、自分の時間をうまくマネジメントできない人にもおすすめです。しっかりとした試験特化のカリキュラムがあり、固定スケジュールでの学習のため、自分の予定に組み込んで学習ができるからです。独学での試験対策ももちろん良いと思いますが、私のように独学にもし行き詰まりを感じている場合は、いろいろな新しい気づきが得られるので本当にいいコースだと思います。

ありがとうございます。最後に、これからDELEを受験される方に向けてアドバイスをお願いします。

まず、DELE試験合格に向けて準備期間は長く、焦らずに取ることが大切です。私は11月の試験に向けて、試験の5ヶ月前の6月から余裕を持って試験対策を始められたのがとても良かったです。試験直前になって焦るよりも、しっかりと腰を据えて勉強し、復習の時間もしっかり確保することが合格への鍵だと実感します。
また、試験で出題される話題がどんどん新しくなっています。例えば今回(2025年11月試験)の作文では「オーバーツーリズム」がテーマに出ました。試験対策用のテキストの内容だけでなく、日頃から新聞やニュースに触れて、現代のテーマに対する話題や自分の意見を持っておくことが大切です。早く対策を始めることで、時事ニュースに触れる余裕や機会も増やせると思います。
あとは、長丁場の試験を乗り切る「体力」と「コンディション作り」も重要ですね。
私のようにシニア世代になっても、目標を持って勉強すれば合格できるんだと自分でも驚いています。地方に住んでいて周りにスペイン語を話す人がいなくても、長く学習を続けることで人生を豊かにしてくれます。DELEは大変な試験ですが、目標にすると本気になれます。私は何度も失敗しましたが、諦めずに挑戦して良かったです。私はこれからもスペイン語を勉強することで、若い頃に夢見たものを追い続けていきたいと思います。ぜひ皆さんもスペイン語で目標に向けて挑戦を続けていってください。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
大多和さんの合格の裏側には、単にスペイン語の知識を詰め込むだけでなく、「DELEの設問が何を求めているのか」を先生との対話を通じて深く理解していくプロセスがありました。そして何より、DELEコーチングコースを活用して学習習慣を確立し、それを試験本番までやり抜いたことが合格につながったのではないかと思います。
「目標を持って勉強すれば合格できる」大多和さんのこの言葉は、今DELEの壁にぶつかっている多くの学習者にとって、何よりの希望とエールになるはずです。
自己学習での対策に行き詰まりを感じている方、次こそは絶対に合格したいという方は、ぜひ一度スパニッシモにご相談ください!
*スパニッシモのスペイン語の認定試験「DELE」対策講座*
スペイン語の資格試験の合格を目指す場合、スペイン語の実力を伸ばすことはもちろんですが、それぞれの試験にあった対策はとても大切です。
スパニッシモでは、DELE試験に特化した対策コースを提供しております。
DELE試験監督の資格を持つ講師とマンツーマンで対策をすることで、読む、書く、聞く、話すの4技能を総合的に伸ばしていくことができます。
スパニッシモのDELE対策で試験の概要やコツをつかんで、自信を持って試験日を迎えませんか?







