茶道をスペイン語で説明しよう!役立つフレーズや説明文の紹介

茶道は日本の伝統文化の一部として、多くの人々に親しまれているものの、茶道について詳しく説明ができる方は多くはないのではないでしょうか。

本記事では、スペイン語話者に茶道について説明するために、茶道について簡単にご紹介した上で、スペイン語で茶道を説明するときに役立つ単語や例文をご紹介します。

この記事でわかること
・茶道に関連したスペイン語単語
・茶道を説明するためのフレーズ

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茶道について理解しよう!

こちらでは、茶道の基本的な知識と、茶道の起源や歴史などを紹介します。

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茶道とは?

茶道とは、日本の伝統的な文化であり、伝統的な様式に則り、亭主が茶を点てて客に振る舞う行為です。

「茶の湯(ちゃのゆ)」という名でも知られています。

茶道を通じて、「侘び寂び」の精神やおもてなしの心を表現します。

「侘び寂び」とは?

「侘び寂び(わびさび)」とは、素朴なものや不完全なものに価値や魅力を見出す日本人独特の美意識・思想です。

「侘び」とはつつましく、質素なものにこそ趣があると感じる心のことです。一方、「寂び」とは時間の経過によって表れる美しさを指します。

この世のものは時が経つにつれ汚れたり、欠けたりして変化しますが、それを劣化と否定的にとらえず、変化が織りなす多様な美しさを「寂び」と呼び、肯定します。

茶道の歴史と起源

茶が発見されたのは紀元前2700年前頃だと推測されています。この当時の茶は今のように飲むものではなく、薬として食べられていたと考えられています。

茶が初めて日本に入ってきたのは9世紀ごろの平安時代だと言われています。 最澄や空海らが遣唐使として唐に渡り、日本に帰ってくる際に茶を持って帰って来ました。

日本における茶の文化が本格的に発展するのは、鎌倉時代初期です。栄西という僧が中国からの茶を持ち帰り、日本最古とされる茶の本を発表しました。

そして、千利休(せんのりきゅう、1522年 – 1591年)が茶道を大成し、その後多くの流派が生まれました。

千利休は、安土桃山時代に活躍した茶人で、茶道の精神と様式を大きく発展させ、その基礎を築いた人物です。

茶道の形式

茶道には、主に二つの形式があり、「薄茶」と「濃茶」と呼ばれています。

薄茶は、一般的でカジュアルな茶会で使用され、少なめの抹茶でお茶を点てるので、シャバシャバとしたお茶です。

また、美しい絵柄の入っている茶碗が使用され、季節に合わせてさまざまな茶碗を楽しむことができます。

濃茶は、格式の高い正式な茶会で使用され、薄茶よりも多く抹茶を使うので、苦味が強いどろっとした濃厚なお茶です。

また、柄が入っていない格式の高い茶碗を使用します。

お茶菓子の種類

茶席では、お菓子がお茶と一緒に提供されることが多いです。

茶席で出されるお菓子には、生菓子と干菓子の2種類があります。

生菓子は、餡を使ったとても甘い和菓子です。柔らかくて水分を多く含んだ生菓子で、季節に応じたデザインが施されています。

干菓子は、乾燥した軽い和菓子のことです。水分が少なく、落雁(らくがん)や煎餅(せんべい)、金平糖(こんぺいとう)などが含まれます。

茶道の飲み方

1:お茶を取る 

自分の前にお茶が運ばれてきたら、運んできてくれた人にお辞儀をします。

茶碗を置く際に、亭主(ホスト)は、「どうぞお召し上がりください」と声をかけます。

右手で茶碗を取り、左手の手のひらにのせます。

その後、茶碗を時計回りに約2回(90度ずつ)回して、茶碗の正面から飲まないようにします。

2:お茶を飲む

茶碗を口元に運び、少しずつお茶をいただきます。飲む際には、数回に分けて飲んでも構いません。

3:茶碗を清める

飲み終えたら、右手の親指と人差し指で茶碗の縁を軽く拭い、懐紙で右手を清め、反時計回りに回して、受け取ったときと同じ位置に戻します。

4:茶碗を鑑賞する

返す前に、茶碗を見てその美しさや作り手の技を鑑賞し、亭主に対する敬意を示します。

スペイン語で茶道について説明しよう!

ここでは、茶道について説明するために役立つ単語や例文を紹介します。

茶道に関連するスペイン語単語とフレーズ

スペイン語日本語
ceremonias de té 茶道
reunión de té 茶会
お茶
matcha / té verde  en polvo抹茶
el corazón de la hospitalidadおもてなしの心
filosofía思想、哲学
estética美学、美意識
alrededor de〜〜ごろ、およそ〜
el año ○○ antes de Cristo  (略 A.C.)紀元前○○年
monje僧侶
maestro de té 茶人、茶道家
dulce japones和菓子
pasta de frijol dulce
tazón de té茶碗
borde del tazón茶碗の縁
en el sentido de las agujas del reloj時計回りに
dulce fresco生菓子
dulce seco 干菓子

茶道を説明するための例文

ここでは茶道について説明するための例文を紹介します。スペイン語で紹介する際にぜひお役立てください。

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茶道とは?

El sadō es una ceremonia para tomar té y es una tradición cultural japonesa.
(茶道とは、お茶を飲むための様式で、日本の伝統的な文化です。)

El sadō también es conocido como “cha-no-yu”.
(茶道は「茶の湯(ちゃのゆ)」という名でも知られています。)

El té verde utilizado para el sadō se llama matcha y es un hermoso polvo verde.
(茶道で使われる緑茶は抹茶と呼ばれ、綺麗な緑色の粉末です。)

El sadō es una ceremonia para tomar té

侘び寂びとは?

A través del sadō, se expresa el espíritu del “wabi-sabi” y el corazón de la hospitalidad.
(茶道を通じて、「侘び寂び」の精神やおもてなしの心を表現します。)

El “wabi-sabi” es una estética y filosofía japonesa que encuentra valor y belleza en lo simple y lo imperfecto.
(「侘び寂び」とは、素朴なものや不完全なものに価値や魅力を見出す日本人独特の美意識・思想のことです。)

茶道の起源と歴史

Se estima que el té fue descubierto en China alrededor del año 2700 a.C. En esa época, el té no se consumía como una bebida como hoy en día, sino que se comía como medicina.
(茶が発見されたのは紀元前2700年前頃の中国だと推測されています。この当時の茶は、今のように飲むものではなく、薬として食べられていました。)

Se dice que el té llegó por primera vez a Japón en el siglo IX, durante el período Heian.
(茶が初めて日本に入ってきたのは9世紀の平安時代だと言われています。)

Los monjes japoneses viajaron a China y, al regresar a Japón, trajeron té con ellos.
(日本の僧侶たちが中国に渡り、日本に帰ってくる際に茶を持って帰って来ました。)

A finales del siglo XVI, el maestro de té Sen no Rikyū desarrolló en gran medida el espíritu y el estilo del sadō  y sentó sus bases.
(16世紀後半に、千利休という茶人が、茶道の精神と様式を大きく発展させ、その基礎を築きました。)

茶道の形式

En el Sadō, hay principalmente dos formas: “usucha” y “koicha”.
(茶道には、主に二つの形式があり、「薄茶」と「濃茶」と呼ばれています。)

El usucha se prepara con una cantidad menor de matcha, por lo que tiene un sabor relativamente ligero y una textura más suave. El usucha se utiliza en reuniones de té casuales.
(薄茶は、少なめの抹茶でお茶を点てるので、比較的薄くて軽いと口当たりが特徴のお茶です。カジュアルな茶会で使用されます。)

El koicha se prepara con una mayor cantidad de matcha, lo que resulta en un té más espeso y amargo. El koicha se utiliza en reuniones de té formales y de alto rango.
(濃茶は、薄茶よりも多く抹茶を使うので、苦味が強いどろっとした濃厚なお茶です。濃茶は、格式の高い正式な茶会で使用されます。)

お茶菓子の種類

En las reuniones del té, es común que se sirvan dulces japoneses (wagashi) junto con el té.
(茶会では、和菓子がお茶と一緒に提供されることが多いです。)

Los dulces japoneses (wagashi) se comen antes de beber el té.
(和菓子は、お茶を飲む前に食べます。)

En las reuniones el té, los dulces que se sirven se dividen en dos tipos: namagashi (dulces frescos) y higashi (dulces secos).
(茶会で出されるお菓子には、生菓子と干菓子の2種類があります。)

El namagashi es un dulce japonés muy dulce y suave, hecho con anko (pasta de frijol dulce).
(生菓子は、餡を使ったとても甘くて、柔らかい和菓子です。)

Además, los namagashi tienen hermosos diseños, como flores de ciruelo y hojas de otoño.
(また、生菓子には、梅の花や紅葉などの美しいデザインが施されています。)

Higashi son dulces japoneses secos y ligeros, como el rakugan (dulce seco de almidón) y el konpeitō (caramelo cristalizado).
(干菓子は、落雁(らくがん)や金平糖(こんぺいとう)などの乾燥した軽い和菓子のことです。)

El rakugan es un dulce japonés hecho a base de harina de arroz y azúcar. La mezcla se coloca en moldes con formas de flores, frutas u otros motivos, y luego se endurece.
(落雁とは、米粉や砂糖を原料として作られる和菓子で、花や果物などの形の型に材料を入れて固めます。)

El konpeitō es un dulce similar a un caramelo hecho de azúcar. Tiene forma de estrellas y es colorido y vistoso.
(金平糖は、砂糖から作られている飴のようなお菓子で、星のような形をしていて、カラフルで華やかです。)

se sirvan dulces japoneses junto con el té.

お茶の飲み方

Cuando se sostiene el tazón de té, se levanta con la mano derecha y se coloca en la palma de la mano izquierda.
(お茶碗を持つときは、右手で茶碗を持ち上げ、左手の手のひらにのせます。)

Luego, se gira el tazón en el sentido de las agujas del reloj unas dos veces (90 grados cada vez) para evitar beber desde el frente del tazón.
(その後、茶碗を時計回りに約2回(90度ずつ)回して、茶碗の正面から飲まないようにします。)

Cuando se bebe el té, se toma en pequeñas cantidades, en varios sorbos.
(お茶を飲むときは、数回に分けて少しずついただきます。)

Después de beber, se limpia el borde del tazón con el pulgar y el índice de la mano derecha.
(飲み終えたら、右手の親指と人差し指で茶碗の縁を軽く拭います。)

Luego, se limpia la mano derecha con un papel japonés y se gira el tazón en sentido antihorario, devolviéndole a la misma posición en la que se recibió.
(そして、懐紙で右手を清め、反時計回りに回して、受け取ったときと同じ位置に戻します。)

まとめ:スペイン語で茶道について説明しよう!

本記事では、日本の伝統文化である茶道を説明するためのスペイン語単語や例文を紹介しました。

茶道について説明するのは難しいかと思いますが、日本の文化をスムーズにスペイン語で説明できるとコミュニケーションのきっかけとなり、相手との話も盛り上がります。

また、スペイン語圏の国のお茶文化について尋ねることもできるでしょう。

ぜひ、今回紹介した例文を参考にしてみてください。

また茶道や伝統文化についてスペイン語で会話をしたいと思ったら、ぜひスパニッシモの無料体験レッスンをご利用ください。

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About Naomi

2019年から約1年間グアテマラに在住。海外での生活に興味を持っていたところ、友人の誘いからグアテマラでの生活を始める。グアテマラでは、標高3000mほどに位置する町でボランティア活動をしながら、スペイン語を学習。グアテマラでの生活の中で、ラテンアメリカの明るい国民性が好きになり、現在ラテンアメリカで暮らすことを目標にしている。