(最終更新日 2024/12/14)
メキシコキャリア養成講座では、スペイン語圏での就職活動の準備の一環として面接対策を授業で実施しています。
こちらの授業では、スペイン語での面接でよくある質問や、自己PRを行う上で使用するスペイン語独特の言い回し表現を講師と一緒に学ぶことができます。授業では模擬面接も実施しており、本番さながらの面接練習を通して、受講者が安心して面接に挑むための準備を行います。
今回はスペイン語の面接対策をしていただいた入澤沙織さんへ授業のインタビューを行いました。スペイン語の面接対策が入澤さんの面接準備においてどのように役立ったか、ご紹介させていただきます。
スペイン語面接での質問や回答はどんなもの?
これまでにスペイン語での面接や準備をされたことはありますか?
これまでスペイン語での面接は受けたことがありません。一番近しいものとして、以前仕事でスペイン語を使った通訳の実践練習をして、その通訳が適切にされているかどうかの指導を受けた経験のみです。
そのため、転職活動に必要となる志望動機や目指したいキャリア像などをスペイン語で説明や質疑応答するといった経験はこれまでありませんでした。
スペイン語で面接の質疑応答をされたことはないとのことですが、面接の準備をはじめる際に持っていた不安や悩みはどういったものがありましたか?
スペイン語圏の面接で聞かれる質問や、その回答方法がわからなかったので、どんな面接になるのか、どう返答したらいいんだろうといった漠然とした不安はありました。
例えば、志望動機や退職理由などは私的な理由を含めて説明をする必要があるため、内容が複雑になってしまうことってありますよね。それをスペイン語でどこまで詳しく伝えるか、またどのような言い回しを使って伝えると相手に理解してもらえるかがあまりイメージができませんでした。なので、授業が始まったときも、例えばスペイン語での長所や短所って具体的にどうやって伝えればいいんだろうと悩んでいました。
スペイン語面接で使える言い回しを学んですぐに実践!
確かに長所短所や私的な理由を交えた説明の程度の見極めは難しいですよね。そんな中メキシコキャリア養成講座で、スペイン語の面接対策の授業を受講していただきました。授業ではどのようなことを学びましたか?
授業では実際の面接で使用されるような想定質問に対して使えるスペイン語のフレーズやフォーマットを学びました。授業で使っていたスペイン語面接対策の教材には、面接でよくある質問の質問例が記載されていたので、これらを一つ一つ学習を進めていくことで、少しづつ面接のイメージを持てるようになっていきました。
面接の流れがイメージできるようになっていただけたのですね!面接対策の授業を受ける中で特にこれがよかったというものはありますか?
授業の中で面接のシミュレーションとして模擬練習があったのですが、これが私にとっては特によかったです。一人だとなかなか臨場感のある練習ができないので、ネイティブの先生にマンツーマン指導をしてもらうことで、面接の流れを理解することができます。
また模擬面接の練習後には先生と振り返りを行うことができ、うまくいっていることと、そうでないことに対する細かなフィードバックが学習を進める上でとても役立ちました。例えば、模擬面接でうまく伝えられていたと思っていたことでも、フィードバックをしてもらうことで、話に盛り込むべき内容や削るべき内容を明確にしてもらうことができます。こういった練習とフィードバックで本番の面接でどのように伝えるべきかがはっきりしていきました。
自分の伝えたい点を整理することもそうですが、同時にそれらをどのような言い回しで伝えると面接官に自分の思いが伝わるかを先生が一緒になって考えてくれたのは心強かったです。
模擬練習を通じて、回答内容を精査していくことができたのですね!実際に授業はどのような流れで進んでいきましたか?
面接対策の授業は毎回宿題として先生に模擬面接の想定質問を送ってもらっていました。次の授業までに想定質問に対する自分の回答を準備をすることで効率的に授業を進めることができたと思います。
事前準備のなかで、どうしても自分で考えることが難しかった質問については、授業で先生に相談をすることができたのもよかったですね。
スペイン語の面接対策の授業で多くのことを学ばれたことがわかり嬉しいです!授業を受けて、スペイン語での面接において何か気づきはありましたか?
スペイン語の面接において、例えば自己PRなどに応用できる定型文のフォーマットがわかっていると、話し相手に自分の想いを伝えやすいという気づきがありました。
授業を進めていくにあたって、質問への回答の型があると思えるようになっていきました。例えば、長所や短所はこのような言い回しで伝えるのか!であったり、自分の経験談を伝えるときなどでも使えるな!であったり。聞き手にとって分かりやすい言い回しを学んで、それらを面接の練習で実践してみることで、より面接のイメージを膨らませることができました。
想定質問以外の質問がきたとしても、学んだ内容を応用していけますので、自分にとってのよりどころができたと思います。
確かに日本語でビジネスをする上でも、頻繁に使うフレーズや、言い回しなどありますもんね。きっとスペイン語で面接に必要な言い回しが使えると質疑応答などのよりどころができそうですね。実際に練習をしていく中で難しかった点などはありましたか?
授業前に想定質問への返答内容を文章に起こして授業で練習をしていましたが、これらを暗記することが難しかったです。特に普段あまり使用しない親しみがないスペイン語の単語などを入れてしまうと覚えることができなかったですね。なので、できる限り自分の親しみのある言葉やフレーズを使うことや、覚えやすいように短く要点をまとめて伝えられるよう意識していました。
ただ授業ということもあり、作った文章をそのまま読みあげることもあって、Vicky先生からは応用力を身につけるために原稿を読まないでやってみてくださいと言われたこともあります。(笑)
確かに事前に準備したものがあると読みたくなってしまうのはわかります(笑)
先生との面接練習が回答内容を磨いていく。
これからスペイン語の面接準備をされる方へ準備へ向けてどのようなアドバイスをしますか?
今回授業を経験して思ったことは、面接の準備の中ではシュミレーション面接を誰かとやるというのが一番良いということです。そしてスパニッシモのメキシコキャリア養成講座の授業ではそれができることが強みだと思います。
特に面接の練習では自分の伝えたいことを何回も練習することで、言葉のニュアンスであったり、相手に伝える内容をその都度改善していけます。例えば、私の場合は模擬面接練習を通じて多くの気づきを得ることができました。特に多かったのが、想定質問に対して同じことを繰り返し言ってしまうことや、伝えたいことが多くなってしまい、返答が長くなってしまうことです。先生との練習を通じて、やっぱりこの内容はいらないなと気づくこともあり、内容を精査することができました。やはり1人ですと内容の精査をしていくことは難しく、このように誰かと実践練習と振り返りを行うことで、面接の回答内容を磨いていけるとと思います。
面接シミュレーションを通じて内容のブラッシュアップはとても重要ですね!今回はインタビューを受けていただき、ありがとうございました!
自分なりのスペイン語での返答の型を見つけよう!
今回はメキシコキャリア養成講座を受講している入澤さんのスペイン語の面接対策授業のインタビューをご紹介しました。
転職活動をはじめると、たくさんの企業へ応募されるケースが多く、どこの企業でも共通する質問例があるかと思います。きっと、これらの共通する質問例に対して、事前に対策を立てることができれば転職活動がよりスムーズに進むのではないでしょうか。
質問や回答のフォーマットを学びつつ、しっかりと自分の自己PRにつなげて模擬面接を練習することができれば、今後のさまざまな質疑応答にも役に立ちます。
ぜひスペイン語の面接対策をやってみたいと思われた方は、メキシコキャリア養成講座で先生と一緒に練習してみてはいかがでしょうか。