スペイン語検定試験「SIELE」とは?DELEとの違いや試験について紹介します!

(最終更新日 2024/12/12)

SIELEとは?

SIELEとは、El Servicio Internacional de Evaluación de la Lengua Españolaの略であり、 スペインのセルバンテス文化センターとサラマンカ大学、メキシコの国立自治大学、アルゼンチンのブエノスアイレス大学によって 2016年に共同開発された新しいスペイン語技能試験です。
SIELEは、スペインと、スペイン語を公用語とするメキシコ、アルゼンチンの3か国の機関によって生まれたため、スペイン語の多様性を測ることができます。

DELEとSIELEの違い

DELEとSIELEには大きく分けて、下記のような違いがあります。

名称

DELE

SIELE

概要

ヨーロッパ言語共通参照枠MCER(CEFR)が定めるA1C2レベルまでのスペイン語能力認定書

1-1000点の点数で評価される。ヨーロッパ言語共通参照枠MCER(CEFR)の定めるスペイン語能力レベルに準ずるスペイン語能力証明書

主催団体

スペイン 教育・職業訓練省。

2002年からインスティトゥト・セルバンテスが学術的、財務、運営権利を有する。

インスティトゥト・セルバンテス、メキシコ国立自治大学、サラマンカ大学、ブエノスアイレス大学

認定試験運営の始まり

スペイン 教育・職業訓練省。2002年からインスティトゥト・セルバンテスが学術的、財務、運営権利を有する。

インスティトゥト・セルバンテス、メキシコ国立自治大学、サラマンカ大学、ブエノスアイレス大学

認定試験開始年

1989

2016

起源

スペイン

スペイン、メキシコ、アルゼンチン

有効期限

なし

5

国際的承認

教育制度(ブラジル、フランス、イタリアなど)、教育機関、企業、大学等による国際承認。スペイン国内では国籍取得、MIR(医師国家試験)、FIR(薬剤師国家試験)など。

SIELEの高等教育機関における国際的承認

運営管理機関

インスティトゥト・セルバンテス

Telefónica Educación Digital

試験対象者

ジュニア・ユース、学生、社会人、外国語としてのスペイン語教育(ELE)を受けている者。

1または第2外国語としてのスペイン語教育(L1 y L2)を受けている者 。

学生、社会人、外国語としてのスペイン語教育(ELE)を受けている者 

1または第2外国語としてのスペイン語教育(L1 y L2)を受けている者

実施方式

試験会場にて、紙媒体。

国際的に定められた試験日程で行う

試験会場にて、パソコンで実施。

予めシステムで定められた日程で開催。

いくつかのパートでは試験内容に合わせて実施(CL及びCA

試験会場

5大陸100カ国以上に1,000を超える試験会場

現在、世界で100以上のセンターがあり、新設されている。詳細はhttp://www.siele.org/

スペイン語圏での言語の多様性に対する対応

全レベルで対応。

特にB1レベル以上の全てにおいて。

対応。

証書の国際的承認

有り

有り

試験数・レベル

A1C2レベルごとの試験 

ジュニア・ユース:A1及びA2/B1レベルの試験

A1 からC1レベルまでの問題で構成される

試験問題

読解、聴解、文章表現、口頭表現

読解、聴解、文章表現、口頭表現

結果発表

受験したレベルの修得度によって合格の可否が決定

1,000点満点で評価し、ヨーロッパ言語共通参照枠(MCER)に基づいたレベルを評価

発行される証書の種類

公的効力を持つ合否の電子証明

合格者への公式認定証(Diploma

全パート受験者には得点結果の証明書(Certificado

一部のパートのみ受験者には評価書(Informe

結果発表までの所用期間

3ヶ月

最大で3週間

詳細

http://examenes.cervantes.es/dele/

http://www.siele.org

(出典:Instituto Cervantes

http://tokio.cervantes.es/jp/siele_spanish_certificate/info_siele_spanish.htm)

SIELEを受けるべき3つの理由

自分の得意分野、証明資格が欲しい分野を選んで受験できる!

SIELEの試験は「書く」「聞く」「話す」「読む」の4技能を必要とする資格試験です。
4技能全て受験することも、受験したい技能を個別に受験することもでき、能力を証明するための最も効率のよい試験です。

世界中で実力を証明できる資格が得られる!

SIELEは、国際的に認められた資格試験です。
資格を取得すれば世界中で実力を証明することができます。

必ず受験結果を受け取ることができる!

SIELEは、得点によってレベル分けがされるため、不合格になることがなく、必ず結果を受け取ることができます。

SIELEで受験可能な試験の組み合わせ

SIELEの試験は、「書く」「聞く」「話す」「読む」の4技能全てを一度に受験することも、技能の組合せで受験することも可能です。

総合SIELE GLOBAL:4技能を一度に受験するコース
SIELE Global
①Comprensión de lectura(読解)250点満点
②Comprensión auditiva(リスニング)250点満点
③Expresión e interacción oral(会話表現)250点満点
④Expresión e interacción escrita(作文)250点満点
①+②+③+④=計1000点満点
組合せ
S1~S4:それぞれの組み合わせから受験できるコース
S1①Comprensión de lectura(読解)250点満点
②Comprensión auditiva(リスニング)250点満点
①+②=計500点満
S2①Comprensión de lectura(読解)250点満点
②Expresión e interacción escrita(作文)250点満点
①+②=計500点満点
S3①Comprensión auditiva(リスニング)250点満点
②Expresión e interacción oral(会話表現)250点満点
①+②=計500点満点
S4①Expresión e interacción oral(会話表現)250点満点

SIELEのレベルと実力

レベル
実力
A1
チャットなどの短い文章を読むことができ、 挨拶や簡単な自己紹介などの
短いフレーズを理解することができる状態です。
A2仕事の日時などに関する短い文章やメモなどの読み書きをすることができ、
趣味や家族構成など身近なテーマについて、ゆっくりと会話をすることができる。
B1自身の考えや感情などの抽象的な内容も表現することができ、
自身の専門分野に関することであれば、十分に会話をすることができる。
B2契約書や仕様書など、難易度の高い語彙の含まれる文章を読み書きすることができ、
様々なテーマについてディスカッションやプレゼンテーションができる状態です。
C1
様々な専門分野に関する複雑で長い文章であっても、
すべての情報を正しく理解でき、 幅広い語彙や表現を使い、
プレゼンテーションや商談など様々な場面で会話をすることができる状態です。

スパニッシモでのSIELE対策スパニッシモでは、現在SIELE対策コースを準備中です。

SIELEの公式サイトはこちら
スパニッシモでは、セルバンテス協会公認のSIELEの試験会場がグアテマラ共和国にございます。
スパニッシモの試験会場でSIELEをご受験されたい方は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

スペイン語の能力を証明するための資格試験は3つあります!

1. DELE

出典:https://www.inmsol.com/blog/learning-spanish/dele-exam-2018-fechas-precios/

1989年より開始。セルバンテス文化センター(スペイン) が実施している世界共通のスペイン語資格試験です。

2. SIELE

2016年より開始。セルバンテス文化センター(スペイン)主導のもと以下の大学の協力を得て作成されたオンラインで実施できるスペイン語評価国際サービスです。
協力大学(順不同):
サラマンカ大学(スペイン)
メキシコ国立自治大学(メキシコ)
ブエノスアイレス大学(アルゼンチン)

3. スペイン語技能検定

1973年より開始。財団法人日本スペイン協会(日本)が実施している日本国内のスペイン語資格試験です。

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