(最終更新日 2026/05/11)
スペイン語を勉強しているけれど、「なかなか話せるようにならない」と感じたことはありませんか?
今回ご紹介する関昭美さんは、まさにそのような悩みを抱えていました。
「言いたいことがパッと口から出てこなくてもどかしい。」
そんなもどかしさを突破し、「話せる自分」になるために、関さんはDELE試験への挑戦を決めました
当初はB1レベルの受験を目指してDELEコーチングコースでの対策をスタート。
その過程で、受験レベルをA2に変更するという決断もありましたが、B1レベルに本気で向き合った経験が、関さんの実力を大きく引き上げ、見事DELEA2レベルという結果につながりました。
本記事では、関さんのスペイン語学習のきっかけや、DELEコーチングコースの体験談を紹介します。
25年前のパラグアイで知った「話せる楽しさ」をもう一度。

本日はよろしくお願いいたします。まずは、スペイン語学習を始められたきっかけからお伺いできますでしょうか?

25〜26年ほど前になりますが、主人の仕事の関係でパラグアイに3年間住んでいたことがありました。主人が大使館に出向しており、私は「Damas」という女性たちの集まりで、いろいろな国の奥様方とお友達になったんです。当時はスペイン語が全く話せなかったのですが、話せないなりにコミュニケーションを取るのがすごく楽しくて。子どもが小さかったので家に女中さんがいて、彼女と毎日たわいもない会話をするのも楽しかったですね。

現地でもスペイン語を習われていたのですか?

現地の人に週1回スペイン語を教えてもらっていました。スパニッシモのように順を追って学ぶ形ではなくて、先生がその日持ってきた教材やテーマに沿って学習をする形です。そのため、細かい文法などは分からないまま、3年間勉強していた感じでした。帰国後はスペイン語学習からは完全に離れていました。

帰国してからスペイン語学習からは離れてしまっていたのですね。スペイン語の学習を再度はじめられたきっかけはなんですか?

2023年にオーストラリアへ旅行に行ったのですが、そこで英語が全く喋れず、現地の方とコミュニケーションが取れないことで楽しさが半減して帰ってきたんです。その時、パラグアイで話せないなりに現地の言葉で楽しくやっていたなと思い出して。それに旅行の際に、不思議と英語じゃなくて、スペイン語の単語がなんとなく出てきたんですよね。それで、「じゃあもう一回スペイン語を頑張って、スペインやメキシコに旅行へ行きたいな」と思って、スペイン語学習を再開することにしたんです。


往復3時間の通学より、オンライン。スパニッシモでの再出発

スパニッシモを選ばれた理由はどこにありましたか?

最初はラジオ講座を聞こうと思ったのですが、そもそも基礎がないので全然進まず、これじゃあ喋れるようにならないなと。やるならちゃんと学びたいと実践的なスペイン語会話をする場所を探した結果、スパニッシモに辿り着きました。対面の語学学校も探しましたが、私の家から語学学校に通うとなると、往復で3時間もかかってしまうことがわかり、通学がなく、ネイティブ講師と直接授業ができるスパニッシモが魅力でした

実際にスパニッシモのオンラインレッスンを受講されてみて、いかがでしたか。

先生との学習はとても楽しく、継続できました。ただ学習していく中で、話せるようになるためには、もっと学習時間を増やしたり、短期間で集中して勉強した方がいいと思うようになりました。
というのも、日常的な挨拶や決まったフレーズはスムーズに出るようになっても、自分の考えを伝えようとすると、パッと言いたい一言が出てこないもどかしさがあったんです。 「単語は知っているはずなのに、文章として組み立てられない」「会話のテンポに追いつけない」といった、スペイン語の壁にぶつかってしまっている感覚でした。
スペイン語を「もっと話せるようになりたい」という思いで決めたDELE受験

そうした中で、DELEを受験しようと思われたきっかけは何だったのでしょうか?

スペイン語での壁を感じていたときに、YouTubeでスペイン語について発信されている方の動画を見ていたところ、「長くやっていても思うように喋れるようにならない人は、一度DELEを目標に集中して勉強するといい」というようなことをおっしゃっていて。一回どこかで集中的に勉強する時期がないと、一段階上のレベルに登れないのかなとその時思ったんです。そこで、DELEに合格することそのものが目的というよりも、喋れるようになることを目的にして受けるのはいいかもなと思って、やってみることにしました。

DELEコーチングコースではB1レベルをご希望いただきました。B1レベルを受験しようと思われた理由は何だったのでしょうか?

自分のレベルが明確に分かっていたわけではないのですが、どうせ受けるなら資格としてしっかり形に残るものがいいなと思いB1レベルにしました。DELE受験を考え始めたときに、Instagramで、浅草で観光案内をする通訳案内人の募集に「B1レベルの語学力がある人」と書いてあるのを見ました。それくらいのレベルがないと仕事で役立てることができないのかなと思い、「よし、じゃあB1を目指してみよう」と決めたんです。

なるほど。「実際に仕事などでも使えるレベル」を目標に、B1レベルを選ばれたんですね。
B1レベルの語彙に圧倒された試験対策。先生との対策で見えた試験の勘所

実際にDELEコーチングコースでのB1レベルの対策はいかがでしたか?率直なご感想を教えてください。

DELEコーチングコースではB1レベルを受講したのですが、そこでの学習は本当に大変でした。

学習でどのようなところが大変でしたか?

実際にB1レベルのテキストを開いて問題に取り組んでみたところ、読解の文章を読むと知らない単語だらけで、1文を読むのにもすごく時間がかかってしまっていて。なんとか読み進めたとしても、問題の正解率が半分取れるか取れないかだったりでした。オーラル対策でも、先生との練習の中で何を話そうか考えながら、接続詞も入れて…とやろうとすると、頭がいっぱいになってしまって、思うように伝えたいことを伝えられませんでした。
そんな中、私の中にはB1レベルに対して迷いがありました。「このレベルは私には合ってないな」と思う瞬間が増え、「もうちょっと勉強してからじゃないといけないのかな」と思うようになりました。でもその一方で、「この対策本1冊やれば、この単語全部覚えたらいけるのかな」とも思っていて、なかなか受験レベルを決めきれない感じもありました。

レベルが合っていないかもしれないという気持ちと、「もう少しやればいけるかもしれない」という気持ちの間で揺れていたんですね。

そうですね。自分がスペイン語を喋れるようになりたいと思っていた方向性と、DELEで求められている試験形式のオーラルの方向性が違う感じもあり、もともとは楽しいから再開したスペイン語学習なのに、DELE試験の難しさやプレッシャーから、一時は受験をやめようかとも思いました。

B1という目標に本気で向き合われていたからこそのプレッシャーですね。試験対策の難しさがある中で、コースを受けてよかったと思える点は、具体的にどのような部分でしょうか?

設問ごとに「何に気をつければ加点されるか」という試験の評価ポイントを、プロの視点で徹底的に教えてもらえたことです。
例えば、口頭試験なら単に流暢に話すだけでなく、「適切なタイミングで接続詞を使い、いかに論理的に話を展開できるか」といった、DELE特有の採点基準を知ることができました。また、読解やリスニングでも、「なぜその答えが正解になるのか」の答えの根拠となる理由を突き詰めることで、問題の解き方や出題パターンを学べました。こうした試験の型を押さえておかないと、独学で点数に結びつけるのは難しかったと感じます。
B1での奮闘が、A2での合格につながる

B1レベルでDELEコーチングコースを受講後、本番試験ではA2レベルを受験されました。レベルを変更されたきっかけはなんだったのでしょうか?

DELEコーチングコース受講後は、「DELE受験はやめよう」とも思った時期がありました。しかし、DELEの申込締め切り日が迫る中で、せっかくこれまで勉強してきたのに、何の試験も受けないのはもったいない、今の自分の実力をしっかり形に残したいと思うようになりました。「話せるようになる」という目標に向けて、まずはA2レベルで挑戦しようと思い、受験レベルを変更することにしたんです。

B1レベルから、A2レベルの受験に切り替えてみて、いかがでしたか?

B1で勉強していた内容もA2レベルで活かすことができたと感じています。B1レベルの複雑な長文や速いリスニング音源で学習していた分、A2の問題を見たときに内容が理解しやすく感じました。また、B1対策で先生から指導してもらった『接続詞の使い方』や『論理的な話し方の型』が身についていたため、A2のオーラルや筆記では余裕を持って実践することができました。

B1での経験があったからこそ、A2レベルではより取り組みやすくなっていたのですね。

はい、本当にA2を受けてよかったと思っています。A2レベルの受験を通して、これまで学んできたスペイン語を復習できたと感じます。またB1レベルでの試験対策があったからこそ、DELE試験の特徴や、試験対策の心得を理解していたからこそ、A2レベルに切り替えてから、自己学習で試験対策を継続することができました。

A2レベルで受験をされて、合格が分かった時は、どんなお気持ちでしたか?

「合格してたんだ!」という感じでした。本番試験はうまくできたかなとは思いつつも、確信はなかったので、合格に驚きもありましたが、やはり嬉しかったですね。

おわりに
いかがでしたでしょうか。
印象的だったのは、高い目標だったB1レベルの対策を通じて試験の勘所を掴んだことが、結果としてA2合格を支える基礎になったという点です。
「今の自分にはまだ早いかも」と尻込みするのではなく、あえて一歩先の目標を見据えて対策を行う。その挑戦の過程でこそ語学力は磨かれ、「自信を持って話せる自分」へとつながっていくのではないでしょうか。
次回の記事では、関さんが実際に行った「4技能別の具体的な学習方法」について詳しくご紹介します。
*スパニッシモのスペイン語の認定試験「DELE」対策講座*
スペイン語の資格試験の合格を目指す場合、スペイン語の実力を伸ばすことはもちろんですが、それぞれの試験にあった対策はとても大切です。
スパニッシモでは、DELE試験に特化した対策コースを提供しております。
DELE試験監督の資格を持つ講師とマンツーマンで対策をすることで、読む、書く、聞く、話すの4技能を総合的に伸ばしていくことができます。
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