こんにちは!今回はスペイン語を学ぶ上で避けて通れない「複数形」について、基本から応用までしっかり解説していきます。
「単語の最後に-sをつけるだけ?」「でも時々-esもついてる?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
実は複数形には明確なルールがあり、それさえ押さえておけば迷うことはありません。
それでは早速、スペイン語の複数形について見ていきましょう。
この記事でできるようになること |
✓ 母音で終わる単語の複数形を正しく作れる ✓子音で終わる単語の複数形を適切に作れる ✓ 「z」で終わる特殊な単語の複数形を間違えずに作れる ✓アクセント記号がある単語の複数形を理解して使える ✓ 形容詞の複数形を名詞に合わせて正しく使える ✓単数形と複数形が同じ単語(paraguas, lunes など)を見分けられる ✓日常会話で頻出する単語の複数形を自信を持って使える |
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目次
まずは複数形の基本ルールをマスターしよう
スペイン語の複数形は「母音で終わる単語」と「子音で終わる単語」で作り方が変わります。
でも心配いりません。それぞれ1つずつルールを覚えるだけでOKです。
まずはこの基本をしっかり押さえていきましょう。
①母音で終わる単語の場合
スペイン語の複数形で最も多いのが、この母音で終わるパターン。
単語の最後に「-s」をつけるだけでOKです。
母音(a, e, i, o, u)で終わる単語なら、迷わず「-s」をつければOK。
▼具体例を見てみましょう
casa(家)→ casas
libro(本)→ libros
coche(車)→ coches
②子音で終わる単語の場合
次に多いのが子音で終わる単語。
この場合は「-es」をつけます。
▼具体例をみてみましょう
profesor(教師)→ profesores
papel(紙)→ papeles
ciudad(都市)→ ciudades
「なぜ-sじゃなくて-esなの?」
実は発音のしやすさを考慮しているんです。
子音の後にいきなり-sがくると発音しづらいので、間に母音の-eを入れているわけです。
要注意!特殊なケースをチェック
基本ルールは理解できましたか?
実は、スペイン語の複数形には、もう少し覚えておきたい特殊なケースがあります。
でも心配いりません。どれも明確なルールがあるので、順番に確認していきましょう。
特に「z」で終わる単語やアクセント記号がある単語は、日常会話でもよく使うので、しっかりマスターしておくと役立ちますよ。
①「-z」で終わる単語の複数形
「z」で終わる単語の複数形は、特別なルールに従います。
具体的には、「z」を「c」に変えてから「-es」をつけます。
一見複雑に見えますが、実は発音を考えると理にかなったルールなんです。
「z」→「c」に変更 +「-es」をつける
▼具体例を見てみましょう
lápiz(鉛筆)→ lápices
vez(回)→ veces
luz(光)→ luces
nariz(鼻)→ narices
pez(魚)→ peces
なぜ「z」を「c」に変えるの?
この変化にはスペイン語の発音とつづりのルールが深く関係しています。
スペイン語では、
・「z」は英語の「th」のような音になります。(例:thinkのth)
・「ce」「ci」も同じく「th」のような音になります。
つまり、「z」を「c」に変えても発音は同じなんです!
スペイン語では「ze」「zi」という組み合わせを使わないんです。
だから複数形を作るとき、「-es」をつける前に「z」を「c」に変えるんですね。
これを知っていると、なぜ「luz(光)」が「luces」になるのか、すっと理解できますよね。
「z」を「c」に変えることで、発音も保たれるし、スペイン語のつづりルールにも従えるというわけです。
「-z」で終わる単語の複数形のよくある間違い
❌ lápizes (「z」のままにしている)
⭕ lápices (「z」を「c」に変更)
覚え方のポイント
「z」で終わる単語を見たら、「必ずcに変えてからesをつける」と覚えましょう。
例外はありません。この1つのルールさえ覚えておけば、「z」で終わる単語の複数形は必ず正しく作れます。
②アクセント記号がある単語
アクセント記号(´)がついている単語は、複数形を作る際に特別な注意が必要です。
アクセント記号の扱い方を間違えると、意味が変わってしまったり、スペイン語として不自然な形になってしまったりします。
アクセント記号のある母音で終わる場合 基本的には以下の2つのパターンがあります。
café(コーヒー)→ cafés
sofá(ソファー)→ sofás
bebé(赤ちゃん)→ bebés
maní(ピーナッツ)→ maníes
rubí(ルビー)→ rubíes
jabalí(イノシシ)→ jabalíes
覚え方のポイント2つ
1. アクセント記号は複数形でも消えません。
2. 単語によって「-s」と「-es」のどちらを使うかが決まっています
③そのまま使う単語もある
中には単数形と複数形が同じ単語もあります。
▼覚えておきたい主な単語
paraguas(傘)
lunes(月曜日)
crisis(危機)
形容詞の複数形も押さえておこう
形容詞は名詞に合わせて変化します。
基本的な変化のルールは名詞と同じです。
▼よく使う形容詞の例
alto(高い)→ altos / altas
azul(青い)→ azules
fácil(簡単な)→ fáciles
よくある間違いをチェック!
よく間違えるポイントをまとめてみました。
①アクセント記号の付け忘れに注意
正:inglés → ingleses
誤:ingles → ingleses
②-z終わりの単語は要注意
正:pez → peces
誤:pez → pezes
練習問題で確認してみよう
それでは、ここまで学んだルールを実践してみましょう。以下の単語の複数形を作ってみてください。
- mesa(机)
- árbol(木)
- reloj(時計)
- policía(警察官)
- nariz(鼻)
少し考えてから、下の答えを見てくださいね。
▼答え
- mesas
- árboles
- relojes
- policías
- narices
よくある質問(FAQ)
スペイン語の複数形について、よく寄せられる質問を集めました。
基本ルールから特殊なケースまで、具体例を交えて分かりやすく解説していきます。
A1. スペイン語の複数形には2つの基本ルールがあります。
ルール①母音(a/e/i/o/u)で終わる単語:最後に「-s」をつける(casa → casas)
ルール②子音で終わる単語:最後に「-es」をつける(profesor → profesores)
A2. 「z」で終わる単語は、「z」を「c」に変えてから「-es」をつけます。
例:
luz(光) → luces
lápiz(鉛筆) → lápices
vez(回) → veces
A3. caféのように、アクセント記号のある母音で終わる単語は、「-s」をつけてアクセントを保持します。
café → cafés
A4. lunesは単数形と複数形が同じ形の単語(単複同形)の一つです。
他の例として:
paraguas(傘)
crisis(危機)
なども単数形と複数形で形が変わりません。
A5. 形容詞は名詞と同じルールで複数形を作ります。
母音で終わる:alto(高い) → altos/altas
子音で終わる:fácil(簡単な) → fáciles 名詞の性と数に合わせて変化させることが重要です。
まとめ スペイン語の複数形をマスターしよう!
本記事では、スペイン語の複数形について、基礎から実践的な使い方まで詳しく解説してきました。母音で終わる単語に「-s」をつける基本ルールから、子音で終わる単語への「-es」の付け方、そして「-z」で終わる単語やアクセント記号がある単語など、特殊なケースまで幅広く学びました。特に日本語を母語とする学習者にとって重要な、形容詞の性数一致や例外的な単語(paraguas、lunesなど)についても、具体例を交えて理解を深めることができました。
これらの複数形を自然に使いこなすためには、実際のコミュニケーションの中で練習することが大切です。そのためにも、スペイン語を学ぶために、スパニッシモの無料体験レッスンを活用してみてはいかがでしょうか。
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