【DELEB1レベル合格】ファンスティフト伸子さんの試験対策方法

DELEコーチングコースを受講して、DELE B1レベルに見事合格されたファンスティフト伸子さん。

この記事では、ファンスティフト伸子さんがどのようにDELE試験の4技能の対策を行ったかを紹介します。

ファンスティフト伸子さんのDELEコーチングコースに関する詳しい感想は、以下の記事で紹介しております。

ファンスティフトさんの行ったDELE4技能の試験対策方法

DELEコーチングコースでB1レベルの試験対策をされたファンスティフトさん。

授業や自己学習ではどのように試験対策を行ったのでしょうか。

ファンスティフトさんの試験対策方法について、お聞きしました。

聞き取り(リスニング)の対策方法

Q. DELEの試験対策について伺いたいと思います。まず、リスニングの対策方法について教えてください。

私は4技能の中でAuditivaが最も苦手でした。例えば、普段から聞き慣れている先生のスペイン語は聞き取れるのですが、聞きなれない人のスペイン語ですとやはり聞き取りは難しいと感じていたんです。そこで、料理や移動中などのスキマ時間を利用して、様々な国のスペイン語を頻繁に聞くように心がけました。聞き比べることで自分にとってはコロンビアやアルゼンチンのスペイン語が苦手だと認識することができたと思います。特にアルゼンチンのスペイン語はDELE試験でも頻繁に出題されると感じていたため、その対策を強化しました。

Q. スキマ時間にスペイン語のリスニング対策をする際、どのような方法でされていましたか?

DELEのテキストだけでなく、「https://instant.audio/」というサイトを活用しました。このサイトでは各国のラジオを聞くことができ、多様なスペイン語のアクセントやフレーズに慣れることができます。スパニッシモの授業でグアテマラの先生の優しいスペイン語には慣れていたので、より難解でネイティブ向けのスペイン語を意識的に聞くことで、リスニングの強化を試みました。

Q. ラジオを聞いてリスニング対策に役に立ったと思うことはなんですか?

スパニッシモの先生たちは正当できれいなスペイン語を話してくれるので、それに慣れてしまうと、他のスペイン語圏で使われているアクセントの多様性に気づきにくくなります。

ラジオの話者は、はっきりとした発音で話すことが多いので、各国のラジオを聞くことで、実際に使われているスペイン語に耳を慣らすことができたと感じます。

ただ、ラジオには音楽も流れます。私は人が話している部分に集中して聞きたいと考えていたので、音楽の部分はスキップして聞いていました。

さらに、Carmen先生から紹介されたPodcastも利用していました。先生からは音声を聞きながら、シャドーイングをすることをおすすめされましたが、私の場合は続けるのが難しかったです。

Q. 他にどのような対策を行いましたか?

DELEコーチングコースで使用するテキストEl Cronometroのリスニング問題を3〜4回と繰り返し取り組んでいて、復習をする際はスパニッシモのDELEコーチングコースで提供されている授業ガイドやレジュメもよく参照していました。

何回聞いても聞き取れないところや、同じ箇所での間違いが繰り返されるところは、集中して取り組むよう心がけました。同じ問題を何度も繰り返すと、問題の答えを覚えてしまうこともあるので、正解や不正解にこだわるより、内容をしっかり聞き取れているかどうかに焦点を当てて練習していたんです。前回聞き取れなかった部分をどれだけ聞き取れるようになったかは、自分の成長を確認する上で常に意識していましたね。

あとは先生から紹介されたサイトやツールも学習に大変役立ちました。それらのリソースを活用することで、もっと効果的に学習を進めることができたと感じています。

読解(リーディング)の対策方法

Q. リーディングで行った試験対策方法を教えてください。

NHK WorldやグアテマラのPrensa libre、スペインのEl Paisなどのニュースを読んでいました。NHKのニュースは日本に関する内容が多いので、大体の内容は予想できます。しかし、Prensa libreやEl Paisのようなニュースは、背景情報がわからないことが多いです。意識的に背景がわからないテーマを選び、普段から読むように心がけていました。例えば、飲酒運転や道路が陥没したなどの馴染みのないテーマを読むことで、新しい単語に出会うことができたと思います。

Q. 新しい単語を覚えるにあたって工夫されていたことはありましたか?

単語帳を作成し、わからない単語をまとめています。Carmen先生からは、「1日に少なくとも5単語を覚えるように」とのアドバイスをもらい、継続して学習していました。単語帳に書くときは、声に出しながら何度も書いて覚えていました。この方法で、英語学習時にも上達したので、スペイン語でも効果があると感じています。

Q. 単語力を伸ばすことは、リーディング対策にどのような影響がありましたか?

はい、単語を知っていると、文章が読みやすくなります。これまでの試験では、文章を読む中で知らない単語に出会うとパニックになっていました。しかし、単語力を強化したことで、文中の分からない単語が減り、文章を容易に読めるようになりました。おかげ様でリーディングの点数が大幅に上がったと感じています。

Q. リーディング対策において、授業はどのようなことを行っていましたか?

わからない箇所を事前にピックアップし、授業中に先生に質問していました。El Cronometroには解説がないので、その代わりとして先生に尋ねることが多かったです。

授業の中で気軽に先生と確認ができるのは、スパニッシモの良い点ですね。

先生からの説明を受けることで、多くの疑問点が解消され、理解を深めることができました。リーディング対策の授業においては準備がとても重要です。準備をしていないと、授業の効果を十分に感じることができないと思います。

口頭試験(スピーキング)の対策方法

Q. スピーキングで行った試験対策方法を教えてください。

オーラルの対策として、まず一人の時間を利用して、テキストを声に出して読む練習を行いました。これは、スペイン語のリズムや発音に慣れることを目的としています。

メインの対策はスパニッシモの授業です。一人の先生に偏らないよう、さまざまな先生との会話の機会を持つことを心がけました。

実際、スパニッシモ以外でスペイン語を話す機会はほとんどありませんでしたので、スパニッシモを最大限活用することは非常に価値あるものになります。

特に、オーラルの特訓に関しては、Ingrid先生の指導が非常に印象的でした。彼女の指導は非常に厳しく、何度もダメ出しを受けましたが、そのおかげで私はオーラルのスキルは飛躍的に向上したと思います。彼女の視点やフィードバックは非常にプロフェッショナルで、細かいポイントや質問の捉え方についてのアドバイスがとても有益でした。

Q. 様々な先生とのレッスンで違いを感じる部分はありましたか?

特にIngrid先生の教え方は非常にプロフェッショナルで、DELEの試験内容や目的についての深い理解を持っていると感じました。

例えば、人物描写の設問において、先生は「スペインで何らかの事件に遭遇した場合、犯人の年齢や表情、服装などをどのように表現するか、またスペイン語圏で実際にそのような事態に巻き込まれたときに、どのように説明するかを考えてみて」とアドバイスをしてくれました。

このアドバイスは、まさに目から鱗が落ちるようで、単に外見を説明するだけでなく、実際に警察などへ情報を提供する際の具体的な説明方法を考慮することで、より実践的なスキルを磨くことができると気づかされました。

このようなアドバイスは他の先生からは受けたことがありません。彼女のアドバイスのおかげで、試験の目的が明確になり、それを基盤にした学習を進めることで、実際の現場を想定してコミュニケーション能力を向上させることができたと思います。

Q. そのような指導を受けることで、学習方法に変化はありましたか?

はい、それまでの学習はやや漠然としていましたが、先生からのアドバイスを受けてからは、設問の目的や試験が求めるスキルを意識しながらの学習となりました。そのため、先生から本当に良いアドバイスをいただけたな、と思います。

文章表現(西作文)/ライティングの対策方法

Q. ライティングで行った試験対策方法を教えてください。

ライティングの対策として、El Cronometroの出題テーマに何度も取り組み、先生に添削していただきました。DELEコーチングコースでは、最初はCarmen先生に添削していただき、その後追加で通常のレッスンを自分で予約して、Ingrid先生やFernando先生にも添削をお願いしました。

具体的には、手書きで文章を作成し、その写真を先生に送って添削してもらう方法です。

El Cronometroには多くの問題が掲載されているため、繰り返し練習と添削を行い、文章作成のスキルを向上させました。

Q. 先生からライティングにおいて、印象的なアドバイスはありましたか?

特に印象的だったのは、私のハンドライティングの癖を指摘されたことです。これまで自分のハンドライティングの癖に気づいていなかったので、その指摘は自分にとっては驚きでした。その後、試験官が誤解をしないよう、スペルをはっきりと書く方法を学びました。

また、文章の表現や構成に関するフィードバックも多く受けました。先生たちが私の文章をより良くするためのポイントを厳しく、的確に指導してくれたのは嬉しかったです。

まとめ:ファンスティフト伸子さんのDELE試験対策方法

いかがでしたでしょうか。ファンスティフト伸子さんのDELE対策方法は、これから試験に挑戦する方々にとって、非常に参考になる内容となっています。

ファンスティフト様の場合、講師と積極的にコミュニケーションをとって、DELEコーチングコースやスパニッシモのレッスンを有効的に活用されておりました。

また授業外で各技能の対策方法を見つけられ、日々努力されているお話はとても印象的でした。

ぜひ、皆様も本記事で紹介した内容を参考に、ぜひDELE試験への準備をより効果的に進めていただければと思います。

なお、ファンスティフト伸子さんのDELEコーチングコースの感想については、以下の記事にて紹介しています。ぜひ、こちらもご覧ください。

またDELE試験対策をするのが初めての方や、アドバイスを受けながら効果的に対策をされたい方はぜひスパニッシモのDELEコーチングコースをご受講ください。

DELEコーチングコースの詳細は、以下よりご覧いただけます。

*スパニッシモのスペイン語の認定試験「DELE」対策講座*

スペイン語の資格試験の合格を目指す場合、スペイン語の実力を伸ばすことはもちろんですが、それぞれの試験にあった対策はとても大切です。

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DELEコーチングコースとは?

関連リンク:DELEB1レベル合格体験記

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About Kai Yoshizawa

スパニッシモブログ編集担当 スペイン語ほぼゼロ状態でグアテマラでスペイン語学習。その後スパニッシモで、文法解説動画「Spanish in 3 steps」やビジネススペイン語コーチングコース、メキシコキャリア養成講座などのコース開発他、講師マネジメントや学習者のサポートに従事。 自身のスペイン語学習経験や多くのスペイン語学習者をサポートしてきた経験を踏まえて、すぐに実践できるスペイン語情報をお届けします。