海外留学・インターンの最大の問題「時間・費用・言葉」ー言葉編

(最終更新日 2024/08/07)

皆さんこんにちは、2017年1月からグアテマラという中米の国にあるNPO法人スパニッシモ・ジャパンでインターンをしている安藤聡希です。

2016年8月末にペルーに渡航して4か月間スペイン語研修を受けて、
今はスペイン語を使いながらインターンをしています。

例えば、インターンではこのような業務をしています。

・スパニッシモの講師の方達を交えたスペイン語での会議への出席

・サービス改善のために、授業の状況や生徒の様子について講師の方達へインタビュー

・新しい講師が実際にスパニッシモでレッスンを行うまでの研修の一端

スペイン語が全く喋れなかった私でも、スペイン語を話せるようになると、1メンバーとしていろいろな業務を任せてもらえます。

留学やインターンなどで海外へ行く、行きたい方達に

「思い切って休学して、留学やインターンをすれば、こんな世界が開けるよ~」

というのを知って頂きたくて、この連載を書かせてもらうことになりました。

参考になれば嬉しいです。

今回の記事は、留学に行くために僕が直面した「時間・費用・言葉」という3つの問題の「言葉」についてです。

僕が中南米でインターンをしようとした時、1から5までの数字と、「Hola(やあ)」という超基本的なスペイン語しか話すことができませんでした。

今回は、現地で必要な「言葉」について、どのように向き合ったのかご紹介します。


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現地の言葉が喋れると世界が変わる!それを見たくて全力で学習した!

2回にわたって「時間(休学)」「費用」の話をしてきました。

(本連載記事は記事の最後に掲載しています)最後の問題「言葉」は、行く前にすでにペラペラなのが理想ですが、
絶対ではないと思います。

留学やインターンの内容によって、求められるレベルは変わってくると思うので、
そのレベルを明確にして到達できるようにしっかり学習をしましょう!

※スパニッシモの先生たち(グアテマラ人)との一枚

言えることは
「行ってからでもぜんぜん遅くないけど、必要なレベルになるまでちゃんと勉強しなよ~。」
ということと
「喋れるようになるとめっちゃ楽しいよ~」ってことです。

「現地の言葉が喋れなければ生きていけないんじゃないか?」と思いませんか?
実際に生活してみると、意外とそうでもないと感じます。

僕は「Hola(やあ)」と1~5までの数字しかスペイン語が喋れない状態でペルーに渡航しました。
英語なんてほとんど通じません。

ペルーに到着したばかりの時は、
レストランに行っても、道を聞くときも、買い物するときも
「出川イングリッシュ」のようなスペイン語とボディランゲージで乗り切っていました。

言葉で苦労したことといえば、
シェアハウスのルールがわからなくて夜中に洗濯機を使って
管理人のおじいさんに怒られたことぐらいです。

ですが、留学やインターンで語学力が求められているのであれば、
やっぱり勉強して備える必要があります。

なんとなーく、海外に行けば自然と喋れるようになると思ってませんか?
僕はめっちゃそう思ってましたが、今だから言えます。

ぜったいそんなことない。

もしそうだったら、
1年おきくらいで10か国くらいに住んで10ヵ国語ペラペラになりたいです。

「4か月後にグアテマラでスペイン語を使ってインターンしたいなら、
まぶたにセロテープ貼って寝ないで勉強しないとムリだよ」

ペルーのスペイン語学校の初日に言われた言葉でした。
僕の場合は、
インターンでグアテマラ人とコミュニケーションをとれるようになる必要がありましたが、
心のどこかで「行けば話せるようになる」と思っていました。

校長先生のこの言葉は、一気に現実に引き戻してくれただけではなく、
その後の怒涛の学習へと繋がっていくのですが、今は彼女のその言葉に感謝しています。

行っただけでは話せるようにはなりません。(もう一度言ってごめんなさい)
スペイン語学習をしていて、そう感じ(させられ)ました。

スペイン語をどうやって学習したかは、こちらで詳しく紹介しています!

学習したことを簡単にまとめると、

「習ったことをとにかく、どんな手段を使っても、使うこと。ただひたすら使ってみること」が

結論かなと思います。間違いなく、これをやった量(回数)はその言語の定着に比例します。

ちゃんと勉強して、話す練習をしないと使えるようにならないんです。

行っただけでは話せるようになりませんが、行けば話す練習をする場がたくさんあります。

行ってめっちゃ話す練習して話せるようになった人が、日本に帰ってきて友達に「別になんも勉強してないし」みたいなことを言ったから、こんな神話ができたのかな~と思います。

だから話しましょう、とにかく話しましょう。

※語学学校での修了式に先生たちと
がんばって勉強して、言葉を使えるようになると一気に世界が変わります。

相手の母国語が話せると、深くコミュニケーションが取れるようになります。

今まで僕は、英語でコミュニケーションとっていましたが、そんなにめっちゃ流暢ってわけではなかったので限界がありました。

ペルー人からしても「英語で話すのめんどくさいな~」と、コミュニケーションをとるのに消極的になっている気がしました。

例えば、シェアハウスの管理人のおじいちゃんHakin。

それまでは、最低限のハウスルールをカタコトの英語と筆談で教えてくれるだけで、ほとんど会話をすることがありませんでした。
いつも怖い顔しながら「ハウスルールをちゃんと守れよ」的な話をされたので、めっちゃ気難しい人だと思ってました。

しかし、僕のスペイン語が上達し、彼の話を理解できるようになるにつれて、いろいろな話をしてくれるようになりました。

「息子が大学院を出て、今はドイツで働いている。賢くて自慢の息子なんだ!」って話とか

「生きている間に日本に行ってみたいな~。その時は案内してくれよ!」って話とか。

(本当に話し好きのおじいちゃんでした。見つかると毎回30分くらい捕まってました)

彼らが大事に思っていることや本当に考えていることなど、パーソナルな部分まで知ることができるようになります。

※シェアハウスの管理人Hakin

外国語を身に付けるのは大変だと思います。(スペイン語大変でした)
ですが、現地の人と相手の公用語でコミュニケーションとれるのは、本当に楽しいので頑張ってみて下さい。

留学先の公用語が話せなくても、とりあえずは生きていけるので心配しなくても大丈夫ですよ。

このように全3回にわたって、留学・インターンに行くための3つの問題をどのように解決したかご紹介しました。

時間は、休学で解決して、

費用は「トビタテ!」で捻出して、

言葉は、ペルーで一生懸命勉強して話せるようになって、

今はグアテマラでインターンしています。

次回は、グアテマラでのインターンについて。

現地で実際に行っている業務や、ぶつかった「壁」、それをどのように乗り越えたのかなどご紹介します!

<本連載記事のアーカイブ>


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スペイン語を話せるようになるには、インプットだけでなく、アウトプットとして、学んだことをどんどん練習することが大切です。

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