(最終更新日 2024/12/13)
初級レベル突破の登竜門として、A2レベルの合格を目指されている方は多いです。
また力試しとして初めてA2レベルにてDELE試験を受けられる方もいらっしゃいます。
しかしDELE試験の対策をどうしたらいいかわからないという方が多いのではないでしょうか。
DELE試験は4技能があるため、それぞれの対策が必要になります。
今回は、スパニッシモのDELEコーチングコースにてDELE A2レベルの試験対策を行い、見事合格された鈴木さんへ試験対策についてインタビューしました。
これからDELE A2レベル受験を検討されている方は、ぜひこちらの記事を参考にしてください。
目次
【読解試験対策】毎日の読む習慣で内容の大枠を掴む意識が大事!
Q. 読解対策はどのように対策を行いましたか?
スパニッシモのDELEコーチングコースの授業では、宿題として事前に読んで回答した教材のTareaの解説やニュアンス的にわからない熟語や習慣でわからないことを授業で教えてもらっていました。
Q. 授業は主に確認として使用されていたのですね!宿題以外で読まれていたものはありますか?
自己学習としてスキマ時間を使って読む機会を増やしていましたね。
例えば、通勤のときにスペインのニュースサイトを読むなどです。
ただ、宿題以外で読んだ内容は特に講師と話すということはせず、自分で読んでわからない単語を調べていました。わからない単語が少ない場合は、一度読んだ後に、わからない単語を調べて確認していましたね。
そのため読解として大事だったのは、授業のTareaをしっかりと読み込むことと、普段からニュースサイトなどを使って読み慣れるということです。
まず読むのに抵抗がなくなるともありますし、単語がわからない場合でも大体わかれば良いという気持ちで問題に取り組むこともできます。
【筆記試験対策】ネイティブからの添削が文章を整えていく。
Q. 筆記についてはどのように対策を行いましたか?
筆記に関しては宿題として教材のTareaから課題を選び、授業前までに書いてPDFを講師へ送り、授業の中で添削をしてもらっていました。
こちらを進めていく上で、事前準備がとても大事だったなと思います。そして先生が結構細かくチェックしてくれるのでとても助かりました。
例えば、活用は自分でチェックしてから出して問題はなかったのですが、時制などの使い方に関してはニュアンスなどわからない部分もあるので、細かく直してもらったことで理解が深まりとても役立ちました。
あとは自分で単語を調べて文章を作成すると、普段使わない単語を使ったりしますよね。
自分としても新しい単語を使用した文章をチェックをしてもらうことで、こう言ったフレーズ、単語を使った方がいいなどのアドバイスや、普段はこう言う使い方はしないという指摘、こう言った方がよりネイティブ的な表現だよ、など教えてもらえたのがうれしかったです。
Q. 授業以外での自己学習でスペイン語を書く練習をしていましたか?
普段はスペイン語を書く機会は全然なく、DELEの時だけです。
そのため例えば日付や曜日などを書くときはスペイン語で書いたり、数字を見ると、スペイン語で読んでみるなどはありましたけど、それ以外はほとんどなかったです。
そのため、メインは宿題のTareaを進めていくことでした。
教材で出されている中でも、テーマがいろいろあって、過去の試験に即したものだと思うので勉強になりました。
練習としては先生に添削してもらったものを、もう一度自分で手で書いていました。
再度書いた際は添削内容などもうろ覚えではあるのですが、内容は覚えているので添削されたポイントを意識して書くことができます。
普段書くことはあまりないので、このレッスンで書く機会を持つのはとても良いと思いました。読むのは辞書などを使用すればどうにかなると思いますが、書くのはどうしても添削してもらわないと正しい文章はわかりません。
もしかしたら翻訳などを使用したらできるかもしれませんが、正しいかを確認する場合はネイティブとのチェックは重要だと思います。
【聴解試験対策】スキマ時間を使って音声を繰り返し聞き、わからない点を先生へ確認!
Q. リスニングについてはどのように対策を行いましたか?
授業については音声を先生が流してくれて、先生も一緒に聞いてから、質問に答えるという流れでした。
事前に来週はこのパートをやると伝えられるので、問題を解いてから授業にのぞんでいました。
授業ではもう一度聞くことになりますが、聞いた中でわからない表現があると、すぐに質問をすることができて、内容の説明をしてくださったり、あとは習慣的に日本人にわからないところを説明してもらっていました。
Q. その他で授業で役立ったことはなんでしたか?
回答を確認していく中で、「なんでこれが正解だと思ったんですか?」と先生から質問がありました。
回答を選んだ理由を説明して誤りがある場合などは、それがなぜこの答えになるのかなどの解説をしてもらえたので理解が深まったと思います。
Q. 授業外でスペイン語を聞くことなどはありましたか?
自己学習としてですとスペイン語を聞く機会はほとんどなかったと思います。
スペイン語でニュースなどもあるのですが、挑戦してみるけれど、正直何言ってるかわからないんですよね。
教材の音声がどの程度のレベルのものかわかりませんが、ニュースなどは難しいんじゃないかなと思います。
ただ教材の音声はそこそこわかりやすく言ってくれているので、まだ何言っているかわかります。
なので、スマートフォンにテキストの音声をダウンロードしてスキマ時間に音声を聞くようにしていました。
一回聞いてわかる箇所はわかるのですが、何回も聞いてもわからないところはわからないんですよね。
なので先生に聞いたりとかです。あとは読んでみればわかるのですが、聞いたらわからないということはありますので、音に慣れるのはどの言語でも大事だと思い、繰り返し聞くのはとてもよかったです。
【口頭試験対策】先生からの質問での気づきと普段からのおしゃべりが試験に役立つ。
Q. 口頭試験についてはどのように対策を行いましたか?
テキストで出されている試験内容を踏まえて、その通りに進めていました。
例えば、25秒考えるなども踏まえて試験内容に忠実にやりました。
あとは事前に先生から次の授業ではこのTareaをやるって言うことを、聞いていましたが、あえて準備はしないで授業に望んでいました。
また採点には関係ないかもしれませんが、最初の挨拶の練習も先生がやってくれたおかげで、試験の時にも役立ちました。
あとは話した内容をあとで一緒に先生と見返していました。
例えば写真をみて、私が言わなかったことについてなどです。写真で買い物袋をもった女性の写真だったとすると、私は買い物袋を持っている、などを言っていましたが、先生からはその女性の髪は長い、短い?や、どんな服着てるの?など、私がよく言わないことを指摘してくれて教えてもらいました。
こういった視点の違いを教えてもらうことで、おそらくですが試験の採点のポイントとして、例えば形容詞が大事なのかななど、なんとなくわかってきて次回以降に改善していました。
Q. なかなか日本にいると話す機会を持つことは難しいですが、対策以外で会話練習などはされていましたか?
自己学習でやはり会話はほとんどどうしようもないので、授業に頼るしかなかったです。
大体A2だと人物表現が多いらしいので、そのための形容詞などを復習しておくなどは自分でできることかなとは思います。
ただ私は普段はスパニッシモの授業でスペイン語を話していますので、スパニッシモのおかげか、普段から話すことで会話の抵抗もなくなったかと思います。
普段のスパニッシモの授業で、文章を区切らずに話すなどは先生とのおしゃべりで鍛えられていたなと思います。思い返すと普段からおしゃべりをするのはとても大切ですね。
たまに文法授業にならず会話で過ぎてしまうこともありますが。。。(笑)
DELEコースでの授業では、やらないといけないことはたくさんあるので、なかなか会話の時間を設けるって難しいと思いますが、日本ではなかなかスペイン語を話す機会も少ないですから、気心のしれた先生と普段から話せていたのはよかったと思います。
予習復習の積み重ねがDELE試験合格へと導く。
Q. これからDELEを受験される方にどのようなアドバイスをされますか?
試験対策として会話だけのスペイン語とするのではなく、試験対策として集中して対策授業をやった方がいいと思います。
時間が合わせやすいという面では特にweb上で行えるのは良いです。
あとはやはり予習復習は大切です。特に予習はやらなきゃって思ってやると思いますが、復習は自分でやろうと思わないと厳かになりがちだと思います。特に作文などは1回書けばいいやって思ってしまうかもしれません。
しかしもう一回書くことでより力になると思うので、ぜひ何度か書くことをおすすめしたいですね。
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*スパニッシモのスペイン語の認定試験「DELE」対策講座*
スペイン語の資格試験の合格を目指す場合、スペイン語の実力を伸ばすことはもちろんですが、それぞれの試験にあった対策はとても大切です。
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